プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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はるとなり

キリリクと思ったのですが確認したい事があり今朝0655で知った季語で短編を一つ。
これから何か始まりそうな感じの短い話です。

『はるとなり』良ければ追記からお読みくださいませ・・・。

はるとなり

『ありがとざいましたー!!』威勢の言い声とともに引き戸が開き暖簾を潜って出てくる二人。
一人は顔の半分を覆う程の覆面と額宛を斜めにかけ右目しか見えない怪しい風貌。
もう一人は鼻梁を横切る傷があり男にしては珍しく高い位置で髪をくくった人のよさそうな顔をした風貌。
ちょっと酔っ払ったらしいふらついた足取りで二人は道を歩いていく

「しかし寒いですねえ!!昼間暖かくなったかと思ったら夜は氷が張りそうなくらい寒いし。イルカ先生は髪結んでますし首筋寒そうですよね?」
「本当に寒いですね。マフラーも手袋も忘れちゃったから余計に寒いです。カカシ先生みたく手甲していたら少しは暖かいですかね?」
「片手だけでも手袋の代わりに使いますか?」
そう言うとカカシは自分の手をヒラヒラッと振ってみせる。
「ははっカカシ先生。そういう事を俺みたいなむさい男にしてどうするんですか?」
「良いじゃないですか?酔っ払いがふざけてるとしか思われないですよ。」
そう言うと照れて鼻傷を掻いていたイルカの手をするりと取ってつないでしまう。

「うわっ!イルカ先生の手、本当に冷たいですよ?!今日はとくに寒いですもんねえ。」
「カカシ先生!!本当に手をつないでどうするんですか?!恥ずかしいですよ・・・。」
「誰も見ていませんって。」

鼻歌交じりに歩くカカシに照れて人目を気にしてきょろきょろしながら歩くイルカ。
ふと思い出したかのようにイルカはカカシに話しかける。

「でもカカシ先生『はるとなり』ですよ?」
「『はるどなり』・・・ですか?」
「カカシ先生『ど』じゃなくて『と』なんです。春に隣で『はるとなり』今みたいな冬の終わりに、すぐそこまで来ている春を感じて使う季語なんです」

『ほら来てください』そう言いながら近くの土手へとつないだままのカカシの手を引っ張って連れて行く。

「見てください、暗くて見辛いですが。ここふきのとうが出てるんですよ。朝出勤のときに見つけたんです。」
「へえ、イルカ先生良く見つけましたねえ・・・。俺も今は里にいるからたまにはゆっくり花見とかしてみたいですね。」
「花見ですか?ねえカカシ先生時間大丈夫ですか?」
「え、大丈夫ですけど・・・。どうしたんですか?」
「じゃあ良い場所に案内します!!こっちに来てください。」

さりげなく手をほどくとずんずんと先を歩いていく。
しばらく歩くとアカデミーの裏手のちょっと奥まったところにある小さな広場のような所に出た。

「ここ余り知られてないんですけど桜が見事なんですよ。俺の秘密の場所です。カカシ先生だから教えますけど内緒にしていてくださいね?」
「イルカ先生と二人の秘密ですか?ナルトも知らないんですか?じゃあ桜が咲いたら二人で酒もって花見に来ませんか?」
「ええ、ナルトにも教えていませんよ。カカシ先生に長期任務はいらなかったら是非一緒に花見しましょう。」
「約束ですよ?イルカ先生と俺の二人だけの約束・・・。」
「何か照れますね?」
「良いじゃないですか、約束ですよ?誰とも、ナルトとだってここに花見に来ちゃダメですよ?」
「分かりましたよ、約束します。ここはカカシ先生と二人の秘密の場所だから誰ともここでは花見をしません。」
子供のように真剣に言い募るカカシに子供を宥める様に優しく答えるイルカ。

「イルカ先生。本当に約束ですよ?」
子供のように小指を差し出し指切りを強請る。
「いいですよ、カカシ先生。はい・・・。」
笑いながら小指を立てて差し出し指を絡める。
「指きりげんまん、嘘吐いたら・・・どうしましょうか?嘘吐いたほうが一杯おごります?」
笑いながら問いかけるとカカシはちょっと考えた後にゆっくりと答えてきた。

「じゃあ嘘吐いたら・・・イルカ先生はその次の年はここの桜を又俺と見るって約束して?それも守れなかったら又その次に約束を持ち越して?」
「じゃあ来年ここで桜を一緒に見たら、もうそれで終わりで良いんですか?・・・カカシ先生はそれで良いんですか?」
下を向いてボソッと呟く。
「え?イルカ先生。・・・それってどういう意味で・・・。」
焦るカカシに向かって顔をあげたイルカはにかっと笑ってみせる。

「ゆーびきった!!」

絡んだままだった指をそう言いながら振りほどくとイルカはいきなり走り出す。
「ちょちょっと待ってください!!イルカ先生、今のってどういう意味ですか?」
「カカシ先生が俺を捕まえたら教えてあげますよ~。」
笑いながら逃げるイルカにあっけに取られて呆然としたままのカカシ・・・。
細い道だが地理に詳しい分イルカはどんどんと先へ行く。

「え?本当にどういう意味?!ってねえ先生ひょっとして・・・。まさか俺と同じ意味なんですか?!」
「だから俺のこと捕まえたら教えますって!!」
立ち止まって手を大きく振りながら答えるイルカ。
「・・・分かりました。上忍の脚力舐めないでくださいよ!!」
笑いながら逃げる中忍にそれを真剣な顔で追いかける上忍。

でも本気で逃げようとしていないから・・・。
きっともうすぐ自ら捕まるはず。

そう二人にとっての春はもうすぐ隣に来てる筈だから・・・。

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