プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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恋は思案の外 中編

現代パラレル 高校生カカシと教師イルカのシリーズです。
「恋は思案の外 中編」です。
今回からカカシ視点がたまに入ります。
よければ追記よりお読みください・・・。

恋は思案の外

「・・・寝過ごした。」
ガシガシと後頭部を掻きながら枕元に置いてあった目覚ましを睨み付ける。
センセへのチョコを買うのに朝一で行って混む前にとっとと帰ってくるつもりだったのに時計の針はもうすぐ開店の時刻をさしている。
昨日の夜折角だからとチョコに添えようと思ったカードの文面をあれこれ考えていて寝るのが遅くなったのが原因だよなあ・・・。
取り合えず悔やんでいてもしょうがないし買う予定のチョコは3日間限定販売で今日発売だからこれから用意して行っても多分間に合うだろう。
起き上がって洗面所の鏡を見ると髪の毛は見事にボサボサだったがどうせ目立つ髪の毛を隠すのに帽子をかぶるからこのままで良いやと思い放っておく。
取り合えず顔を洗ったりと一通りの身支度を済ませると帽子をかぶりマスクをして駅へと向かった・・・。


「やっぱり・・・イルカ先生・・・ですよね?どうしたんですか、こんなところで?」
そう言いながら俺のことを見下ろしていたのは俺が文化祭のときに振った女子生徒だった。
「え、あ、っと君こそ何してるの?」
「先生ここはチョコの特設会場ですよ?私はここにチョコを買いに来たんです。先生は?ひょっとして例の大切な方にですか?まさかまだハッキリしていないんですか?!先生ってば色々と隙がありすぎますよ!!」

座っている俺を見下ろす形で立て板に水のように話し続ける彼女は俺に口を挟む隙を与えない。

「っていうか先生文化祭のときからずっとグダグダしていますよね?初詣のときもそうでしたし。そんなんでしたら相手の方誰かに取られちゃいますよ?」
「うーん、それは大丈夫・・・だと思うんだけど・・・。」
「先生ってば凄い自信ですね?あ、ひょっとして今日は逆チョコ買いに来たんですか?」
「あーうん、まあそんな所かな?結構軽い気持ち出来たんだけどなんか凄いね。鬼気迫るというか・・・。」
「そりゃあ年に一度の特別な日ですからね。義理チョコなんか買う人も混じってるとは思いますけど。先生はどんなチョコ買うんですか?」

そう言われてふと考える。
畑は俺がチョコを渡しても『センセから貰ったんだし記念に大事に取っておくんです~。』とか言ってすぐに食べない気がする。
多分そんな気がする。
そうなると日持ちするのだよなあ・・・。
甘くないのって言っていたしどんなのが良いんだ・・・。
あれ?あいつ俺のところでコーヒー飲むとき砂糖入れてたっけ?そんな事を思い出しながら考えてると彼女の声がした。
「・・・イルカ先生。一体何を思い出してるんですか?なんか顔がにやけてますよ。」
「え、あ、そうか?いやどんなのが良いかと思って普段どんなだったか考えていただけなんだけど・・・。」
「本当に大事な方なんですね。・・・羨ましいですね。」
「ごめん、煩くて良く聞こえなかった。もう一回良いかい?」
「大した事じゃありません。ねえ先生私はほとんどチョコ買い終わったんです。良かったら一緒に見ますけど?先生チョコ探して迷子になっちゃいそうですよ?」
「・・・え・・・でも。やっぱり生徒とは・・・。」
「そんなこと言ってる場合ですか?今日がバレンタイン前の最後の休日なんですよ?皆真剣ですから先生なんてショーケースすら覗けないかもしれないですよ!!」

どうしよう、彼女の言葉にかなり迷う。
でも確かに彼女の言うとおりこのまま俺一人だと碌にチョコを見れないままでうろうろして終わりそうな気がする・・・。
「誰かに会いそうで気になるなら又マスクして置いてください。そうしたら気にならないんじゃないですか?」
彼女にそう後押しされ覚悟を決める。
「じゃあ申し訳ないんだけどどんなチョコがあるのか場所だけ教えて貰えるかな?」
「いいですよ、どんなチョコが良いんですか?」
「えっと、あまり甘くないので・・・。日持ちがして・・・。」
畑の事を思い浮かべながら彼女の質問に答えていく。

「じゃあ下手に専門店で買うよりもこういったところの方が良いかもしてないですよ?」
そう言って特設会場の片隅に設置されているコーナーに連れてこられる。
「イルカ先生ここなら日持ちもするし良いんじゃないですか?私は違う所見てくるんでゆっくり見てください。」
そう言うと彼女はスッと居なくなった。
色々なチョコがあるんだなと思い端から見ていく。
ふと目に留まったのがあり手にとって見てみる。
ダークブラウンにオレンジでロゴの入った缶で手のひらより少し大きめのサイズだ。
置いてあったサンプルを見てみると中には縦長で落ち着いた色合いの包み紙のの6種類のチョコが整然と並んでいる。
何となくだけど缶の落ち着いた感じが畑に似合う気がするし中の6種類のチョコも薄い一口か二口サイズの板チョコだから畑でも食べれるんじゃないだろうか?
他にもそのチョコの半分のサイズのチョコもあったが何となく最初に見かけたダークブラウンの缶が気に入った。
ついでだから自分の分もと思い俺は缶を二つ手に取ると混雑しているレジへと向かった。


バレンタイン前の最後の休日とあって流石にデパートの中は混んでいた。
多分上にあるチョコの特設会場はもっと混んでいるんだろうな・・・と思いつつ地下に向かう。
特設会場にも用意されてるけど俺の買う予定の店は地下にもあって俺は他のチョコを見る予定もないから上の階に行くつもりは無かった。
今日から3日間の限定販売なのもあってか思っていたよりも店頭は混雑していた。
でもきっと特設会場の混み方ははこんなもんじゃないんだろうな・・・と思いながらチョコを買ってしまうともう特に見るものはなくなってしまった・・・。
折角だし確かこの近くに大きめの本屋があった筈だからとよってみるか・・・と思いデパートの出入り口へと向かう。
エスカレーターで上がりながら何となく人の流れを見ていると一瞬視界の端を掠めたものがあった。

妙に気になってもう一度視線を戻して(あーなるほどね)と心の中で思わず呟く。
そこにいたのは俺のクラスメイトの女子生徒だった。
俺は基本的にセンセにしか興味が無いし女子のことはどうでも良いからいちいち覚えてはいない。
けど彼女は文化祭の時にセンセ狙いだって事がわかったのとその後初詣の時にも邪魔をされたから良く覚えてる。
そちらには近寄らないようにするか・・・そう思いながら彼女が嬉しそうに話しかけた人物を何気なく見た。
とたん視界が怒りと嫉妬で真っ赤になったような気がした!!
『何で?何でセンセが彼女と一緒にいるの?!』マスクで顔の半分が隠れていたが横にいるのは確かにイルカ先生だ!!
俺が見間違えるはずも無い・・・。
思わず駆け寄って問い詰めそうになったが我に返りそっと二人の後をつけることにした。


「今日はありがとう。本当に助かった。」
多分彼女がいなくては俺はまだうろうろしているばかりで何処を探したら良いかと迷っていただろう。
「イルカ先生はこの後どうするんですか?」
「俺は探したい本があるから古本屋街に寄ろうかなと思っている。君は?」
「私はとりあえずチョコ買ったんで雑貨でも見ようかなと思ってるんです。」
「そうか、しかし凄い人混みだったな。空気も乾燥してるしマスクをしていても咽喉が痛くなってきたよ。」
「そうなんですか?先生ここを出た所の交差点の先ににコーヒーのチェーン店ありますよ?良かったら別れる前にお茶しませんか?」

普段の俺なら絶対断っていたと思う。
でも多分この時は気に入ったチョコがあって、そのチョコを買えてちょっと浮かれて居たんだと思う。
だから、探すのを手伝ってくれた彼女にちょっと位お礼をしても良いかな思ってしまった。

「そうだよな・・・。ちょっと位なら良いかな。」
そう言いながらちょうど変わった信号を渡り反対側にあった店の中に入る。
「じゃあ決まり!!イルカ先生探すの手伝ったんだからここは奢ってくれますよね?」
「なんだ、急に図々しくなってきたな・・・。」
「バイトも出来ない受験生はチョコ買うので精一杯なんですよ?」
「仕方ないなあ・・・。皆には言うなよ?ほら、選べ。」
そう言いながら自分も注文をし、小銭を出そうとキーケースを取り出す。

「あれ、イルカ先生キーケース替えたんですか?」
「ああ、良くわかったな。前のがくたびれててな、変えたんだ。」
何となく彼女に見えないように隠しながら支払いを終えると笑いながら聞かれた。
「先生、それひょっとしてプレゼントされたんじゃないですか?私に見えないように隠してるし。」
「いや、何て言うか・・・。まあ良いじゃないか。ほら先に席に行っててくれ。」
くすくす笑いながら彼女は二階の席へ行くのに階段を上がっていった。
注文をした品を受け取りながら俺も二階へ向かうと彼女は窓際の席に座っていた。
暑苦しいマスクをはずして飲もうとするとポケットに入れてある携帯が震えた。


二人は交差点を渡ると反対側にあるコーヒーショップに入っていった。
メニューを指差し注文すると先生が支払いをしている。
2階の窓際の席に座ったのが見えた。
どうして二人が一緒にいるんだ?と思い震える手でメールを打つことにした。
当たり障りのないようにメールの文面を考えて文を打ち込み送信する。
先生は少し慌てた感じで携帯を見るとちょっと断ってからメールを打ち込んでいる。
少しするとメールを送信したらしく先生が携帯をしまうと同時くらいに俺の携帯も震えた。
文面を見た瞬間、賑やかな街中にいるはずなのに俺の周りから急に音が消えた・・・。

『おはようってもう昼だろ?俺は今日は寒いし一日ごろごろするよ。寒いから風邪引かないように気をつけろよ?』

ねえ先生?何で俺に嘘吐くの?
彼女と偶然会ってお茶してるならそうメールしてくれればいいじゃないか。
俺だってそう言ってくれたら『そうなの!!浮気はしないでよ?』位のふざけた文面で返事するのに・・・。
何かやましい事でもあるの?俺に言えないことなの?
気がつけば携帯を持っていない方の手を爪が食い込むほど握り締めてガラスの向こうの二人を見つめていた。
その後そこから家までどう帰ったのかは俺は良く覚えていない・・・。


携帯を確認すると畑からのメールだった。

『おはよう。今日も寒いね。先生はどっかでかけてるの?』
彼女に一言断ってメールを打つ。

『おはようってもう昼だろ?俺は今日は寒いし一日ごろごろするよ。寒いから風邪引かないように気をつけろよ?』

出かけてると打とうかどうか悩んだが出かけてると聞くと畑のことだから『俺のチョコ買いにでしょ?』とか返信して来そうだからとっさに嘘をついてしまった。
その後普段ならすぐに返事が来るのにその日1日畑からのメールはなかった。
いつもなら来るはずのおやすみメールすら無かったのに・・・。
チョコを無事に買えて浮かれていた俺はそのちょっとした変化に気付いていなかった・・・。



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