プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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恋は思案の外 後編 その2

ごめんなさい。こちら後一回続きます。
今回はほぼカカシ君の話になります。
良ければ追記からお読みください。

恋は思案の外 後編 その2


俺の胸元に紙袋を押し付け畑はドアを開け出て行く。
慌てて廊下に出ると後姿に向かって呼びかけるがそのまま走り去ってしまった。
追いかけようにももうすぐ職員会議の始まる刻限だ。
流石に理由もなく欠席する訳にも遅れていく訳にも行かない。
「あーっもう!!」
右手でチョコを押さえたまま左手でいつかの畑のようにすぐ横の壁を殴りつける。

「っ痛ってえな・・・。」

呟くが痛いのは俺に嘘吐かれた畑の方心の方だろう。
さっきの畑の怒ったような泣きそうな顔を思い出す・・・。
しかも相手が良く知っている、俺の事を好きだった相手だから余計に余計にキツイだろう。
取り合えず慌てて畑の携帯を鳴らしてみるが校内だからか電源が入っていないと無機質な声でアナウンスが流れる。
メールを打とうにも長文を打つには時間がない。

「あーもうどうすりゃ良いんだよ!!」

『取り合えず後で連絡する』とだけ慌てて入力し送信すると机にまとめておいた資料を片手に俺は慌てて会議室へと向かって走っていった・・・。



校内を走りぬけ自分の教室へと向かう。
自分のクラスの近くまで来てようやく立ち止まって耳を澄ますが追ってくる足音も呼びかける声も聞こえない。
分かっていた事だけど追いかけてきてくれるんじゃないかと少し期待していた自分が惨めで苛立ちまぐれに壁を叩く。

「チクショウ・・・!!」

息を整えながら自分のクラスに向かい扉を開けるとまだ誰か残っていて窓際でぼんやりと外を眺めている。
扉の開いた音に気付きこちらを振り向く。
「・・・あ、畑君。まだいたんだ?さっきまで畑君の事を探して女の子達うろうろしていたよ。もう皆諦めて帰ったみたいだけどね?」
どこかぼんやりとした感じで話しかけて来たのは多分今俺が一番合いたくない例の彼女だった。
何でまだいるんだ?とイラッとしながら無視したが彼女はそんな事は全く気にせず話しかけてくる。
「良かったら畑君もチョコ食べない?結構有名な所のなの。限定のチョコなんだよ?」
そう言いながら箱を差し出してくる。
そのまま無視して帰ってやろうと思ったが俺の席は彼女が座っている窓際の席の近くだから近寄らないわけにもいかず自然と彼女の差し出す箱を見ることになる。
「甘いの大丈夫なら食べて?一人じゃ流石に多くって・・・。」
そう言いながら差し出された箱のチョコは俺が限定販売で買ったチョコと同じチョコだった・・・。

「・・・これ、誰かにあげるんじゃなかったの?」
そう尋ねるとちょっと悲しそうな顔で答えてきた。
「うーん、最後の記念にあげたかったんだけどね・・・。渡そうかと思ったら先に受け取れないって牽制されちゃった。少し仲良くなれたかなと思って期待しすぎたみたい。」
「そうなの?仲良くなれたって・・・。」
「この前ね、このチョコを買おうかどうか悩んでいたときその人に偶然会ったの。チョコを探しに来ていたみたいでなかなか探せないみたいだったからちょっと強引に押し切って一緒に探すのを手伝ったんだ。」
「ふうん、それで?」
多分それはどう考えても先生の事だろう。
じゃあさっき何か渡していたのはなんだったんだ?

「その時に売り場を案内した後少し別行動したんだけどその時に諦めたつもりだけどやっぱりと好きだなと思ってこのチョコ買ったんだ。その後も半ば押し切る形でお礼にってお茶して・・・。その前にも一緒に過ごしたことがあって少し調子にのっていたみたい。」
そう言いながら彼女は箱に綺麗に並んだチョコを次々と口に入れていく。
そうだったのか・・・。
先生はチョコを買いに行って、その時彼女に手伝っていて貰ったからあの時彼女といたんだ・・・。
そう思いながらひたすらチョコを食べている彼女を見る。
「なんかね?その人大事な人がいるみたいなんだけどまだ色々ハッキリしてないみたいなんだ。なら少しは割り込む余地があるのかな?なんて期待しちゃったんだよね。でもさ大の男の人が女の人だらけのバレンタインチョコの売り場に一人で来るって凄い勇気がいる気がするんだ。もうその時点で私に割り込む余地も勝ち目もある訳ないって分かっていたはずなのにね・・・。」
そう話す彼女の声は段々と涙声になってきていた。
「・・・俺も一つ貰おうかな。」
「うん、一人で食べるのはキツイから手伝ってくれると助かるな。」
「あのさ、ただで貰うの悪いから何か飲み物買ってくるよ。何が良い?」
そう言いながらカバンを下ろしキーケースを取り出す。
「じゃあチョコが甘いからコーヒーでも・・・。」
俺にそう言い掛けた彼女は何故か俺の手元を見て固まった。

「・・・?コーヒーで良いの?」
何故か大きく息を吸いながら呼吸を整えている彼女はにっこり笑うと
「うん、コーヒーで良いかな?でもね近くの自販機のじゃなくてちょっと遠いんだけど昇降口の近くの自販機でブラックのコーヒー頼めるかな?あそこしかブラックのコーヒーないんだよね。」
「ああ、わかった。じゃあ俺にも一つくらい取って置いてよ?」
「まだ半分くらいあるからそのままとっておくね。」
そう言われコーヒーを買いに向うがホットかアイスか聞き忘れた・・・。
そう思いながら引き返して扉を開けようとすると中から声を抑えているが泣いている声が聞こえてきた。
俺はそのままそっと離れると一番遠回りなルートを選んでコーヒーを買いに向かった・・・。

結局ホットとアイスのブラックを一本ずつ買ってゆっくりと教室へと戻る。
何処からか会議中らしい音が聞こえてきている。
教室に戻ると顔を洗ったらしく目元は赤いけどさっぱりとした顔で笑いかけられた。
「遅かったね?畑君がいない間に何人も女の子達が来たよ?『畑君は?』って聞かれたけど分からないで押し通しちゃった。」
「ホットかアイスか聞くの忘れて悩んでた。ごめんチョコはもういらないから正直助かる。」
そう言いながら向かいに座りポケットに突っ込んできたコーヒーの缶を並べる。
「好きなほう飲んで。俺はどっちでも良いから。」
「ありがとう、じゃあ暖かいほうもらうね?」
そう言いながら手を伸ばしプルタブを開けチョコを勧めてくる。
「畑君、良かったら食べてね。本当に美味しいから。」
「甘いの苦手だから少しだけ貰うよ。」
それから二人で会話もなく、無言のまま、ただひたすら外を見ながらチョコを食べていた・・・。

「良かったら駅まで一緒に帰らない?」
「別に良いけど・・・。」
そう言いながら駅へと向かう。
「そう言えば畑君と一緒に帰るのって文化祭のとき以来だね。」
「・・・そうだね。」
あの時はこの彼女が先生のことを好きだと知って一緒に帰らせる位ならと思って俺が一緒に帰ってた。
でも変な言い方かもしれないけど彼女がいなければ先生とここまで親しくなれなかったんじゃないかとふと思った。
初詣のときも偶然会って腹立たしかったけどそのお陰で先生と一緒に初日の出を見ることが出来た・・・。
「・・・君、畑君!!聞いてる?」
「あ。ごめんちょっとボーっとしてた。」

いつの間にか駅に着き改札を抜けホームへと向かう。

「畑君はさ・・・。」
「・・・なに?」
彼女はちょっと考え込んだ後、首を軽く横に振ってこっちを見た。
「ううん、なんでもない。しかし凄いチョコの量だね?持って帰って食べるの?」
「いや、甘いの好きじゃないから。受け取ったけど処分する。食べるなら持って帰れば?」
そう言って紙袋を差し出す。
「え、処分ってまさか捨てちゃうの?だったら貰っていこうかな・・・。」
悩む彼女にもう一押しと声を掛ける。
「全部市販品だしカードなんかも入ってないから。勿体無いから持って帰りなよ?」
そう言うと『捨てるくらいなら・・・。』と彼女は紙袋を受け取った。

やってきた電車に乗り込むが何となく立ったままでお互い窓の外を見ながら会話を続ける

「じゃあ畑君チョコは食べないの?」
「うーん、欲しい人から貰えれば食べるかもしれないけど貰えるかわからないから・・・。」
「ひょっとして今日食べたのって私のチョコだけ?」
「今日って言うか今まで基本的にチョコは受け取らないし食べないから。そう言えばバレンタインのチョコとして食べたのは始めてかも・・・。」
「そっか・・・。じゃあ今日で二人目だ。」
「一体何が?」
「さっきね。チョコ渡そうとしたときに牽制されて断られたの。でもねお茶のお返しだって言ってココア押し付けてきたんだ。生徒から絶対受け取らない人だからきっと私が渡したのが最初で最後じゃないかな?なんて勝手に思ってるんだ!!」
「そうなんだ・・・。」
「私って結構色々凄いかもね!!畑君にチョコ食べて貰ったって知られたら大変かも。あ、もうそろそろ着くね?チョコありがとう。貰ってくね?」
そう言いながら彼女は紙袋を持ったまま電車を降りる。
「畑君!!・・・。」
扉が閉まる直前彼女は何か話しかけてきたがそのまま扉は閉まってしまった。
ホームで笑顔で手を振っていた彼女が俺に何を話してきたのかは結局わからないままだった・・・。

色々な謎は解けたけどでもやっぱり先生に嘘を吐かれた事が俺のどこかにしこりのように残っている。
取り合えず制服を脱ぐと簡単に着替えてベッドに倒れこむ。
めったに食べないチョコなんて食べたからか胸焼けがする。
ちょっとだけと思い目を瞑るがふと気付くと部屋の中は真っ暗で慌てて電気をつける。
気付くとちょっとだけと思いながらかなりの時間寝てしまっていたらしくもう10時近くになっていた。
そう言えばと携帯の電源を入れメールの問い合わせをするとビックリするくらいのメールがきている。
なんだ?迷惑メールか?と思い確認してみる。

きていたのは全部先生からのメールだった・・・。




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