プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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恋は思案の外 後編 最終話

「恋は思案の外 後編 最終回」です。
イルカ先生ぐるぐるしていて、そして長いです・・・。
この二人も卒業式を残すばかりとなりました。
今回はさてどうなりましたでしょう?

良ければ追記よりお読みください。





恋は思案の外 後編 最終回

会議が終わり資料を片手に慌てて準備室ヘ戻ろうとする・・・と背後から声をかけれれる。
「海野先生、何処行かれるんですか?この後まだ教科別で会議がありますよ。先週回覧板で連絡しましたよね?」
「え・・・?そうで・・・したっけ?」
「そうですよ。そのまま第2会議室に移動してくださいね。」
「・・・わかりました。ちょっとトイレ行ってから向かいますね。」
慌ててトイレに駆け込み携帯を確認するがメールは特には届いていなかった。
『会議がもう一つあった。終わったら又連絡する』とだけ畑に送信すると俺は急いで第2会議室へと向かった。

予想外に長引いた会議を終え念の為に畑のクラスを覗いて見るが人気は全くなかった。
人気のない校内を歩きながら携帯を確認するがメールは来ていない。
準備室に戻り中に入ると足元の何かにぶつかる。
見ると畑が置いていったチョコが大量に入った紙袋だった・・・。
「これ・・・ここに置いておく訳にはいかないよなあ・・・。どうしよう?」
念の為一回電話をしてみるがやはり電源が入っていないとのアナウンスが流れる・・・。
軽くため息を吐きながら『準備室においていったチョコはどうする?』と送る。

本当は『準備室においていったチョコはどうする?今度来るときまでここにおいて置いて良いのか?』と送ろうとした

でもメールで『もうそこには行きません。』と返事が来たらどうしようかと思い一回打ったが後半部分を削除した・・・。
良く考えたら畑さえその気になれば卒業式まで俺と会わないようにすることなんて簡単な事なんだ。
いつもあいつからここに来てくれていたからそんな大事な事をすっかり忘れていた。
溢れんばかりに入ったチョコを苦々しく思いながら紙袋を準備室の中でも比較的涼しい場所に移動する。
誰からも受け取らないといっていたはずのチョコをこんなに受け取っているのを見ただけで。
こんなな動揺してるのに何が畑のことを思うとだよ。
手を離せないのは畑じゃなくて俺の方じゃないのか・・・。

「・・・何が畑のことを考えたら無かった事にしたほうが良いのかも?だよ。」

口の中に溢れてきた苦い思いを吐き出すかのように乾いた笑いとともにそんな言葉を口にする。
取り合えず早く少しでも早く帰りたいならと思い残っている仕事を片付けるために机に向かった。

思ったよりも遅くなってしまい慌てて支度をして学校を出る。
紙袋は悩んだ末持って出ることにする。
再度電話をするが無機質な声でアナウンスが流れて来る。
『紙袋はいつまでも置いておけないのでとりあえず持っていく。出来れば駅まで取りに来てくれ。』とメールを打つ。
流石にチョコが一杯の紙袋を持ち歩くのは恥ずかしいから一回り大きな紙袋に移し変え蓋代わりにプリントを一枚乗せておく。
紙袋を片手に外に出ると日が伸びてきたのもあってちょうど夕焼けが空一面広がっていて。
いつもと同じ夕焼けのはずなのに胸が締め付けられるような気分になって・・・。
俺は夕焼けから目を逸らすかのように少し下を見ながらそのまま駅まで歩いていった。

結局そのまま畑からの連絡はなく自分の駅についてから念の為かけた電話もつながらずそのまま自宅に帰った。
紙袋を目に入りにくい部屋の片隅に置くと取り合えず気分転換に風呂を沸かしその間にと今日一日で減ってしまった携帯の充電をしておく。
風呂から上がり髪を乾かしていると微かに携帯の着信の音楽が聞こえた。
慌てて部屋に行き充電器から毟り取る様にして電話に出た。

「もしもし?」
「あーイルカか?どうだ、チョコは貰えたか?」
「・・・父さん、悪いんだけど。俺さ、今忙しいから電話切っても良いかな?」
電話口から聞こえてきたのは待っていた少し低めの声ではなくて、暢気に話を続ける父の声だった・・・。
「んー?チョコもらえなくて機嫌が悪いのか?ほら初詣行ったって話していたのとはどうなった?」
「・・・だから父さん人の話し聞いてくれよ。俺も忙しいから又今度かけなおすよ。」
「なんだ喧嘩でもしたのか?お前は昔からあれこれ考えすぎるんだよ。何か悩んでるんだったらやって後悔しない方を選んでおけ?ほら、父から子へのアドバイスって奴だ」
イライラしながら電話をしていたが『やって後悔しないほうを選べ。』と言う言葉に目からうろこが落ちたような気持ちになる。
「父さんたちは人生に後悔しなさすぎだと思うけど・・・。でもいいや、ありがとう。ありがたく受け取っておくよ。ごめん、俺やらなくちゃいけないことがあるから。母さんにも宜しく言っておいて?」
「そうか?で、なんだ。女子生徒からチョコ貰ったりとかは・・・。」
「いい加減しつこいよ!!じゃあ切るからね!!」

半ば強引に通話を終わらせるとメールの問い合わせしながら呟く。
「やって後悔しないほうか・・・。」
今ただこのまま部屋で畑からの連絡を待っているか、それとも・・・。
勢い良く立ち上がると身支度を整え、帰宅後もカバンに入れたままだったチョコと紙袋を片手に持ち玄関に向かった。


「え、何このメールの量・・・。」
軽くウトウトする予定がしっかり寝てしまっていた。
学校にいるときから切りっぱなしだった携帯の電源を入れると半端ない量のメールが来ていて『迷惑メールか?』と思いながら見ると全部先生からのメールだった・・・。
「え、なんで?こんな・・・え?」
軽くパニクリながら見てみると一番古いものは多分俺が準備室を出て行った直後に送って来たらしいメールだった。
『取り合えず後で連絡する』から始まって短い文だけど凄い量が届いてる・・・。
呆然としながら見続けていたとき何か玄関先で物を置くような音が聞こえた気がした。
最後の文は『出てこれないか?聞きたくないかもしれないが話させてくれないか?』だった。
え、先生近くに来てるの?と思わず立ち上がった。
(でもこれ1時間以上前のメールだよ?!まだいる訳ないよな・・・。)そう思ったとき又一件メールが届いた。

『畑が準備室に忘れていったチョコは玄関先に置いたから。しつこくメールして悪かったな。チョコありがとう。』

・・・玄関先にチョコを置いた?まさかさっきの音?慌てて玄関へ向かいドアを開けると玄関先に袋は違うけど俺が準備室に置いてきた筈のチョコがあった・・・。
慌てて辺りを見渡すが人影は無く、もしやと思い窓際へ向かい慌てて下を見る。
以前止めた所と同じ場所に先生のと思わしき車が止まっているがここからじゃ中は見えない・・・。
「そっか、電話すれば良いんだ!!」
携帯を片手に電話をかけようとすると車に向かう人影が見えた・・・。


思い立って畑のうちまで来たものの相変わらず電話もかけてもつながらないし畑からメールの返事もない。
着いてから1時間以上たつし・・・何か俺ストーカーっぽくないか?流石にそろそろ帰るか・・・。
そう思いながらこれだけは玄関先にでも置いておこうと助手席に置いておいた紙袋を掴むと車を降りる。
宅配ボックスの類はないらしくポストで部屋番号を確認するとエレベーターを使わずに階段で向かう。
部屋番号を確認すると紙袋をそっと置いたつもりだったが夜遅くで静かなせいもあって思ったよりも大きい音をたててしまった。
俺が買ったチョコは一緒に置いておこうかどうしようか迷ったが持ち帰ることにした・・・。
階段を降りようとした時玄関先に紙袋って軽く不審物じゃないのか?と思い『玄関先に紙袋がある事とチョコのお礼』を打ち込み送信すると階段を降り車へと戻る。
車のドアに手をかけようとすると上から『先生!!」と言う声が降ってきた。
俺の事?と思い上を見上げるが逆光で顔は見えず『そこで待ってて!!』と言う短い台詞とともに影は部屋の中へと消えていった。

ちょうど畑の部屋の辺りだったし、見回しても辺りには人影もないから多分俺のことだよな?と思いながらボーっと車の傍で立っていると物凄い勢いで畑が走ってきた。
「・・・っごめ・・・でんげ・・きりっぱな・・・っさっき・・・メール・・・みて・・・。」
どれだけのスピードで走ってきたのか知らないけど肩で大きく息をしながら俺に話しかけてくる。
「取り合えず落ち着け。・・・畑?おまえ上着は?!」
「慌てて来たから・・・忘れました・・・。」
「取り合えず車に入れ。ひざ掛けでもかぶってろ!!」
そう言って車に押し込もうとすると助手席ではなくて後ろに乗り込んだと思ったら大声で叫ばれた。
「寒っ!!何でこんなに寒いの?さっき見たけど結構前の時間に『出てこれないか?』ってメール俺によこしたよね?」
「あーえっと・・・。助手席に畑が貰ったチョコ置いておいたからな。溶けたら悪いと思って・・・。」
頭をかきながらそう言うと畑は何も言わずに運転席でエンジンをかけようとしてる俺の事をじって見ていた。

「少し古いから・・・暖まるまでに時間かかるけど待っててな?」
上半身を車に突っ込みエンジンをかけ暖房を入れると後ろを振り返りそう告げる。
畑は子供みたいに後部座席の自分の横を叩いてここに来いと態度で示している。
思わず苦笑いしながら後部座席に乗り込みひざ掛けを渡すが受け取ろうとしない。
「上着着てないんだからかぶっとけ。風邪引くぞ?」
「・・・風邪引きそうなのは先生の方じゃん。何この寒空の中暖房も入れずに車の中でじっとしてるの?コンビニにでもファミレスにでもいればよかったじゃん!!」
「うーんそうなんだけどなあ・・・。上着しっかりしてるし結構暖かいから大丈夫かなと?それより畑、嘘ついてごめんな?」
「何で先生嘘ついたの?」
「だって出かけてるとかあの子とお茶してるとか言ったら畑は色々五月蝿く言って来そうだったし・・・。」
「一緒にお茶したりしてるより俺は先生に嘘吐かれた方が嫌なんですけど?」
「うん、そうだよな・・・。ごめんな?」
「・・・俺凄いショックだったよ?その後先生からは何の連絡もないしさ。たまには先生から連絡くれても良いのにとか勝手だけど思いながらダラダラしてたよ。」
「準備室に来ないのに連絡無くておかしいな?とは思ってたけど・・・。でも畑はアレだけバレンタインだって騒いでいたから今日は来るだろうと思ってたし・・・。でもお前だって『チョコは先生以外貰わない。』とか言っていたのに随分貰っていたよな?」
「だって先生達が一緒にいたの見て腹がたったって言うか自棄になったって言うか・・・。でも受け取ったけどいらないからどうしようかと思ってはいるけど。先生はチョコ貰った?」
「うーん、貰ったかって言うかなんだろうなあ・・・。」
「俺あの後さ・・・。あの子にチョコ分けて貰って食べたよ。渡せなかったからって。」
「・・・そうか。俺は奢ったお返しにってココア貰ったよ。」
そのまま少しのあいだ沈黙が訪れた。

「先生・・・。俺寒い・・・。」
畑が突然言い出した。
「ほらひざ掛けかけろって何度も言ってるだろうが?」
「ひざ掛けじゃ嫌だ・・・。」
そう言うと畑はぐっと身を乗り出して片手を俺の頬に、片手を俺の肩にかけてきた。
「ほらやっぱり!!先生の方が冷え切ってるじゃん。顔色もいつもより白くなってるよ?」
俺の顔を見ながら眉根を寄せて少し怒ったように言うと頬の手を俺の腰に回しグイッと自分の方に引き寄せてくる。
「ほらこんなに冷え切って!!俺が貰った義理チョコなんてどうでも良いんだから。ちゃんと暖房入れてれば良かったのに!!・・・ねえ先生?」
「何だ?畑。」

抱き寄せられてちょうどお互いに肩に顎を乗せている状態だから畑の少し低い声が耳元に響いてる。

「お願いだからもう俺に嘘は吐かないで?」

「・・・わかった。本当に悪かったよ?」
「今度やったら、見つけたら乗り込んでいって騒ぎ立てるからね?!」
「ははっ、それは嫌だなあ・・・。」
「嫌だったら今度からそんな真似しないでよね?ちゃんと言ってくれたら俺も怒んないと思うし・・・。多分だけど。」
「・・・ごめんな?」
「いいよ。センセこうして来てくれたもん。」

呼び方がやっと『先生』から『センセ』になった。
ああ、俺は彼に許された・・・。そう思ったら鼻の奥がツンとしてきた。

「ねえセンセ?ずっと追いかけ続けるのも疲れるんだよ?追いついたかと思ったら全然追いついてない気がするし・・・。」
「そうだな、俺も今日一日で随分色々と疲れたよ・・・。」
「少しは俺の気持ち分かった?」
そう言いながら畑は俺の肩と腰に回した手に力を入れてぎゅうぎゅうと隙間無いくらい引き寄せてくる。
俺は・・・また今度も自分の手をどうしたら良いのかわからなくて横にだらっとたらしたままだった
「センセ?それで俺へのチョコは?」
「うわっ忘れてた!!助手席に置いたままだよ?!」
それまで畑にもたれ掛かる感じだったが慌てて起き上がろうとすると畑は手をほどいてきた。

助手席においてあった紙袋を取り畑に手渡す。
中を覗き込み缶を取り出すとヒラリと何かが膝の上に落ちた。
「え、センセ。カードもくれたの?」
「あ、いや・・・それは・・・。すまん、何を書いたら良いのか分からなくて結局書いてないんだ。」
畑は封筒からカードを取り出してみるがそれは白紙のままだった・・・。
残念そうに見つめる畑の手からそれを取り上げると元通り封筒にしまいコートのポケットにしまう。

「お前こそ俺にチョコくれたときに入っていたカードは?」
「・・・アレは今回は保留です!!」
ちょっと頬を膨らませてそう言ってくる。
「じゃあ今度楽しみにしてるよ?」
笑いながらそう言うと思い出したかのように言ってきた。
「センセ、俺が貰ったチョコなんだけど先生方で食べてくれないかな?俺が持ってても結局食べなくて捨てるだけになっちゃうし・・・。」
「・・・確かに勿体無いけど良いのか?」
「俺は先生に貰ったのがあるから。ちょっと待ってて?」
「おい、今度は上着着て来いよ?!」
ドアを開け外に出ようとする畑に声を掛けるとヒラッと手を振り軽やかに駆けて行ってしまった。
その姿を見送ると俺はダッシュボードの中を探り目当てのものを見つけると慌てて手に取りさっきポケットに入れた『あるもの』を取り出した・・・。

畑から紙袋を受け取り代わりに俺からのチョコを渡しなおす。
「畑、寒いから早く入れ。」
「折角だからセンセのこと見送りだけさせて?」
仕方ないなと苦笑しながら車に乗り込む。
軽く手を振りそのまま発車させるとバックミラーに小さく手を振っている畑の姿が映っていた。
「やっぱり止めておけば良かったかなあ・・・。」
そう呟くが『やって後悔しない方』を選んだと思うから良いかな?と自分に言い聞かせ車を走らせ続けた。


センセの車を見送って部屋に戻る。
冷え切った部屋の暖房をいれセンセに貰ったチョコを取り出す。
ダークブラウンにオレンジのロゴの入った缶を開けるとシックな紙に包まれた薄い小さな板チョコが整然と並んでいた。
「折角だから一枚位食べようかな・・・。」
そう呟きながら余り甘そうではないチョコを一枚取り出し缶を閉じる。
包み紙をあけ口に咥えると紙袋の中にまだ何か入っているのが見えた・・・。
何だろう?と思って取り出すとさっきセンセがポケットに入れてた筈のメッセージカードだった。
(二つ入っていたのかな?いや、さっき一度紙袋を見たときは一つしか入ってなかった筈だけど・・・?)そう思いながら何気なくカードを取り出し開いてみる。

・・・俺は咥えていたチョコが落ちたのもしばらくは気付かなかった。

さっきまで白紙だった筈のカードには急いで書いたらしく少し乱れた先生の字でこう書いてあった・・・。

『あと少しだから。もうすぐ追いついて貰えると思うから。だからそれまであと少しだけ俺の事を追いかけてください。』



『恋は思案の外(こいはしあんのほか)』
恋は理性を失わせるもので、常識や理屈でははかれないという事


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