プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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手紙

更新が無いのにもかかわらずサイトにいらして下さいます方々、拍手を下さいます方々本当にありがとうございます。
申し訳ないのですがスパコミ関係が落ち着くまでは暫くは更新がゆっくりになると思います。
多分次にUPするのはリゾート番外編のイビキさん視点の話か表裏一体の予定です。
後大変申し訳ないのですが高校生のシリーズ下手したら上下2冊になるかも知れません。
加筆修正と書き下ろし書いてたら何だか大変な事になってます・・・。
それでも良いと言って下さいます方はどうか宜しくお願いします。
キリリクの話が進みません。ナナシさーん大好きだからごめんね、もう少し待っていて~!!
これが落ち着いたら今撮りだめてるTV版のパトレイバーの一挙放送思いっきり見るんだ・・・(死亡フラグ)

今回は読み切りの話です。
そんなに長い話では無いのでサクッと読めるかなと?
シリアスっぽい話でちょっとは甘いですかね?
良ければ追記よりお読み下さい・・・。

手紙

「はたけカカシ様

拝啓
突然お手紙を差し上げます失礼をお許しください。
いきなり私からこのような手紙を受け取られて戸惑われている事かと思います。

私は今・・・場所は言えませんが木の葉の里ではない場所にいます。
任務のためしばらく滞在していましたがもうすぐに里へ帰還する予定です。
ここは木の葉の里と又違った感じの穏やかなのんびりとした場所です。
時間も何だか木の葉の里よりゆったり過ぎているような気もします。
私のここでの任務は余り忙しくはありません。
里でのあわただしい毎日がまるで嘘のようです。

ここに来て少し経った頃ですが見事な満月を見ました。
そのときにあなたが横にいてくれたら、一緒に月を見て綺麗だねと言う思いを分け合えれば良いのにと何故か急に思いました。

何故かその頃から任務の合間の空いた時間に何故かあなたの事を良く思い出します。
思い出すといっても他愛もない事ばかりなのです。
秋刀魚を見て一緒に居酒屋に行った時にあなたが実は秋刀魚が好きと教えてくれた事とか、いっしょに帰った時に月が綺麗ですねと話をした事とか、任務であの子達のしでかした事を話す時に少し照れたような話し方をする事とか・・・。
本当に取るに足らない事ですがなぜかしきりに思い出します。

ここは綺麗な場所です。
色々な綺麗な物や場所を見たときに『あなたが今傍にいてくれたら一緒にこの気持ちを分け合えるのに』と思う事が度々あります。
あなたに今ここにいて欲しい。
あなたと一緒にこの思いを分かち合いたい。
でもそれは叶わない事だとわかっています。
でも私がこの景色を見て思った事をあなたに伝える事は出来ると思います。

私はここで見て、感じた色々なことをあなたに話して伝えたい。
あなたはいつものように目を細めながら私の話を聞いてくれると思っています。
そしてあなたからも私がいない間の木の葉の里の話やあなたが感じたことの話などを聞かせて欲しい。

くだらない話かもしれませんが一杯飲みながらでも良いですし『一体どうしたんですか?』と笑いながらで構いません。

あなたさえ良ければ私の話を聞いてください。

あなたさえ良ければ私に貴方の話を聞かせて下さい。

だから私は里に戻ったら真っ先にあなたに会いに行きます。

私が今誰よりも会いたいと思うあなたに会いに行きます

末筆ながら、ご自愛のほどお祈り申し上げます。

                             敬具

                             うみのイルカ

追伸、そうとは思えないかもしれませんが、これは私が書く最初で最後の恋文だと思います」



薄い水色の封筒とお揃いの便箋にキチンと綺麗に並んだ、今では馴染み深い先生らしい綺麗な文字が並んでいる。
随分と前に書いたのものなのか縁が少しだけ黄色く変質しているのが分かる。
一度読んだ後もう一度丁寧に読み返し思わずでてくるニヤニヤと思わずこみ上げてくる笑いを抑えるために思わず口元を押さえる。
丁度その時部屋の入り口でカタンと音がした。

「カカシさん、随分時間がかかってますが探していた辞書はどれかわかりましたか。どうしたんですか?なんだか嬉しそうですけど?って・・・あーっ!!それ、え?何で?」
「イルカ先生この手紙って・・・?」

俺が持っている手紙を見た先生は見る見るうちに耳まで赤くなっていった。

「え、え?何でカカシ先生がそれ持ってるんですか?え?どうしたんですか?え、なんで?!どこにあったんですか?」
「いや、この辞書の間に挟んであったんですけど、俺宛になってるから見ても良いのかな?って・・・。」
「いや、ダメですよ!!人の手紙を勝手に見ちゃ?!」
「だから人の手紙って俺宛じゃないですか?」
「・・・返して下さい!!」
「・・・絶対に嫌です。渡しません!!」

思わず持っていた手紙を上に上げるとイルカ先生はぴょんぴょんと飛び跳ねながら何とか必死に手紙を奪い返そうとしている。

「ねえ、イルカ先生。俺この手紙を読んだんですがちょっと疑問に思った事があるんですが・・・。」
「・・・っ知りません!!」
「これって・・・イルカ先生が随分前に書いた手紙ですよね?何で俺に渡してくれなかったんですか?」

先生は何とか俺の手から手紙を奪い返そうと四苦八苦している。
空いている片手でひょいっと先生を抱きこむと少しの間暴れていたが段々大人しくなって俺の肩に額をそっと乗せてきてぼそぼそと話し出した。

「・・・元はといえばカカシさんがいけないんですよ?」
「俺がいけないって・・・。一体なんでですか?」

「・・・思い切って手紙を書いたのは良いけども気がつけば木の葉の里に帰る日が近づいていたんです。下手に出しても俺が帰ってから届く可能性の方が高かったんです。もし俺が里に帰って何日かして手紙が届いたとします。でもそれまでにあなたと顔を合わせていたらと何て思われるんだろうかと思うと何だか気恥ずかしくて・・・。」
「それで?」
「だからいっその事あなたの家のポストに直接手紙を投函しようかとも考えながら俺は里に戻ってきたんです?なのに・・・なのにあなたが・・・!!」
「なのにって俺が一体何を?」

イルカ先生はがばっと顔を上げ真っ赤な顔のまま俺に噛み付くように言ってきた。

「一体何をじゃないでしょうが?!俺が色々悩みながら阿吽の門潜ったら何でだかあなたが居て、俺を見たら近づいてきて『ねえ先生?俺あなたがいない間何だか妙に物足りないし妙にあなたに会いたかったんですよね?これって恋みたいじゃないですか?』って言ってきたのは誰ですか!!」
「あーそう言えばそうでしたね。そんな事もありましたね。」

手紙を持ったまま後頭部をガシガシと掻く。
先生は又コテッと俺の肩に頭を乗せるとぼそぼそと話し出す。

「俺だって色々悩んで・・・。階級差とか同性とか悩んだけど決死の思いで手紙書いたのにカカシさんはひょいっと当たり前のようにそれをやってのけちゃうし。先にそんな事言われちゃったら手紙なんて渡せる訳が無いじゃないですか?そのうちどこにしまったかも忘れちゃったから・・・。てっきり間違えて捨ててしまったんだと思っていたんです。まさかそんな所にあったなんて思いもしなかった・・・。」
「ねえイルカ先生?お願いだからこの手紙・・・。ちゃんと先生から俺に渡してください?」
「ダメです!!返して下さい。これは処分します!!」
「それこそダメですよ?最初で最後の恋文でしょ?ちゃんと俺にくださいな?ね、お願いだから?」

耳元で話しかけると先生の耳が益々赤くなっていくのが見える。
抱きかかえている先生の躰が又ふわっと温かくなって体温が上がったのが解る。
もう一押しとばかりに耳元で囁きながらそっと強請る。

「ね、先生お願い?最初で最後の恋文が俺宛なんて嬉しくてどうにかなっちゃいそう。先生の手から俺に渡してくださいな?」
「・・・今更なんていって渡すんですか?」
「王道はやっぱり『好きです!!』か?あーっ良いですね?イルカ先生普段そういうことなかなか言ってくれないから。是非それでお願いします。」
「・・・物凄く恥ずかしいんですけど?」
「その恥らう様子が又良いんじゃないですか!!」
「物好きですね?」
「物好きじゃ無くてイルカ先生が好きなんです!!」
「・・・わかりました。良いですか?今回だけですからね?!」

先生はしぶしぶといった感じで俺の手から手紙を抜き取り又便箋を封筒の中にしまう。
意を決したかのように俺の前に立つと少しはにかみながらそっと手紙を俺に向かって差し出してきた。

「カカシさん。好きです。もし良ければ読んでください。」
「・・・イルカ先生俺も大好きです!!」

そう言って両手で手紙を受け取ると片手に持ち替えて差し出されていた手を引っ張るとその人を自分の腕の中にすっぽりと収める。

「急にビックリするじゃないですか?」

笑いながら照れたように言うその人のじっと見つめるとそっと目を伏せてきた。
自分ばかりが好きだと思っていたが思いがけず彼の気持ちを知る事が出来た。
そっと首を傾け顔を近付けながら手紙にあったように今日は久し振りにゆっくり二人で月を眺めるのも良いなと思った。
悪戯を企む子供のように一人でこっそり微笑むと手紙にそっと口付ける。
そして今度は俺がそんな事をしたなんて何も知らない彼にそっと口付けた・・・。







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