プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

カウンター

キリ番はしばらくお休み中です

カテゴリ

最新記事

月別アーカイブ

検索フォーム

番外編「森乃イビキの場合~観察~」

現代パラレル『リゾートホテル木の葉へようこそ』番外編です
イビキさんお誕生日おめでとう!!ずいぶん過ぎたけど・・・というわけでイビキさん視点のはたけさんとイルカ君の二人の話です。

更新ないのにいらっしゃって下さったり過去文に拍手下さったりしてくださる皆様本当にありがとうございます。
コメントレス溜めこんでいてすいません。今日か明日にはUPさせていただきます。
来月はイルカ先生誕生日ですよね、とっさに浮かんだのが大学生カカシ君で・・・とりあえず無かったことにしてみました(笑)
話が反れてすいません。良ければ追記よりお読みください・・・。


「森乃イビキの場合~観察~」

ここのレストランでの俺の立ち位置はちょっと面白い位置にある。
ベーカリーは普通なら何人かで作るんだろうがここのホテルは客室が少ないこともあり俺一人のみだ。
キッチンで皆と一緒に働いているわけではなく基本ほぼ一人で作っていて、たまに忙しい時に誰か手伝って貰う。
忙しい時や休みの時などは作り置きのきくモノや代わりにキッチンから誰かを頼んで対応してもらっている。
少しだけキッチンの奴らと距離のある分なんとなく外側から客観的に彼らを見ているのかもしれない。
まあ、同年代の奴らが集まっているのもあり皆そこそこ仲良くやっていた。
だけれどある時期レストランに来た人物のせいでキッチンとレストランがぎくしゃくしたり新人の担当だったゲンマが見る見るうちにやつれた時期あった。
結局そいつは止めてしばらくしてから代わりに来た人物は色々な意味で興味深い人物だった・・・。

「すまんがカカシはいるか?」
そう尋ねながらキッチンにを見るとそこにいたのはアスマにホールの主任のライドウ、ヤマトと新しく入ったレストランの確かちょっと変わった名前の・・・そうイルカだ!!イルカがいた。
先日挨拶に来た時にはきはきとして俺が口に放り込んだクッキーを嬉しそうに食べていた。
甘いものが好きだというから余ったお客様用に出来ないクッキーを持たせたらその後丁寧にお礼を言いに俺のところまでやってきた。
前回の奴が問題ありだったからかカカシからの風当たりがきついらしいが本人は特に気にせずに柳に風とばかりに受け流しているらしい。
そんなイルカは俺を見ると軽く会釈をした後、また手を動かして準備を始めた。

アスマとライドウにどうしたのかと問われ以前問い合わせた時に時期じゃないからと断られたのだが知り合いの栽培農家で時期が早めだが薔薇がよく咲いているので入用でしたらと声をかけて貰えたことを話す
時期も限られているし個人で栽培しているところだから今回断るとまた声をかけてもらえるかわからない。
俺一人じゃ手が足りないからと思い誰か手伝ってもらえないかと思ったんだがと言うとカカシは昼からだしコテツも休みらしい。

どうするかと悩んでいるとアスマとライドウがイルカをじっとイルカを見ていたかと思うと手伝いに行ってみないかと声をかけた。
イルカはちょっと戸惑った顔をしていたが
「すみませんが入ったばかりの俺にちゃんと出来るかわからないけど良いんですか?」
と俺に問いかけてきた。
簡単な仕事だが休憩がなくなると思うけど良いのかと確認し、俺は手伝いをお願いすることにした。

コテツやヤマトなら何度も手伝ってもらっているから要領はわかっていると思うが何分イルカは始めてだ。
感じはとてもいいしホールで悪い話も聞かないがキッチンとホールでは勝手も違うしと思い簡単な作業を頼むことにしてある程度下準備をしておく事にする。

カカシにキッチンのヘルプにイルカに来てもらうことを伝えようかと思ったがどうせ午後から出勤だしあいつは余り人に対して関心がないから特に問題もないだろう・・・。
何年か一緒に仕事をしている俺達でもあいつの事は良くわからない。
高校の時から一緒のアスマや後輩のヤマトですらカカシの行動は良くわからないらしい。
俺はパンを焼いたりする関係でキッチンの連中より早めに出勤している。
そんな時朝帰りのカカシと会うことがたびたびある。
彼女でもいるのかと思ったのだがカカシの休みの前に限った事でもなく寮でも特に電話したりしているという話も聞かず謎な部分が多い。
男でも格好いいと思うくらいの顔立なのだが本人は騒がれるのを嫌うらしく普段はマスクで顔を隠してしまっている。
俺なんかにしたらもったいないと思うのだが本人は色々と面倒くさいく俺たちといる時もどこか飄々としている。。
そんなカカシは元々飲み会などにも余り参加してこないし声をかけても断ることが多い。
そういえば先日あった寮でのイルカの歓迎会には珍しく来ていたっけ・・・。
俺はすぐに帰ったけどカカシが寮での飲み会に参加するなんて珍しいこともあったもんだ。

そんなことを考えながら準備をしているとシズネから渡されたらしいキッチンの制服を着たイルカがやってきた。
正直彼には期待していなかったんだが予想以上に働いてくれた。
時折珍しいのか俺の手元をじっと見ていることもあったが手際もよく働いてくれお菓子を作ったことがないというのでせっかくだからと簡単にできるクッキーを作ってみては子供みたくはしゃいでいた。
会った事が無かったらしいアンコ共に一緒にお茶をし、イルカの作ったクッキーの焼き時間などを教えた後俺は用事があり綱手様のもとへと向かった。
戻ってきたときにカカシが物凄い勢いでベーカリーから飛び出してきたのが見えた。
口元を抑えながらカカシにしては珍しく真っ赤な顔をして焦っていたから何があったのかと聞くとイルカは戸惑った顔でカカシの口にクッキーを放り込んだ事を教えてくれた。
(あのカカシがクッキーを口に放り込んだくらいであいつが動揺するのか?!まさかイルカにキツく当たっているのはイルカの事が気になっているからなのか?)
そうだったのかと!!と思わず笑い出したくなるのをこらえ困った顔をしているイルカには『気にするなと』声をかけ二人で片づけを始めた・・・。

その後又イルカに手伝ってもらう事となった。

・・・前回イルカが手伝いに来た時はイルカが何気なくとった行動にカカシは動揺し真っ赤になって慌てていた。
なのに今俺の目の前にはどう対応したらわからないとこわばった表情で動きを止めているイルカとどことなく嬉しそうな表情でイルカの後ろに立ちイルカが手にしているケーキをねだるカカシがいる。
イルカは戸惑っていたがカカシが動こうとしないから少し横を見ながら視線を落とし、少しもだもだしていたが何とかカカシの口にケーキを入れた。

その時のカカシの表情は今まで見たことがないような顔だった・・・。
嬉しそうな、幸せそうな、こいつはこんな顔するんだ!!と正直びっくりした。
カカシが笑ったところなんて普段あまり見ることもなくどことなく皮肉っぽい笑いや軽く微笑む程度の笑いしか見た事がなかった。
嬉しそうなカカシとこわばった顔のイルカがどこか対照的で、二人はお互いに俺が目の前にいることを忘れお互いがお互いに意識しているのがはっきりと分かって、俺はそのまま二人から目が離せなかった・・・。

カカシが去った後イルカはどことなく上の空で指先をじっと見つめている。
声をかけるとのろのろと支度をしそれでも俺に丁寧にあいさつをしキッチンを去って行った。

カカシは凄い勢いで変わっている。
何年も一緒にいた俺たちのせいではなくホンの何日か前に来たイルカのせいで。
最初は自分の変化に戸惑っていたからかイルカに子供の様に八つ当たりしていたみたいだが今は自分の中の変化を楽しんでいる余裕すらあるように見える。

イルカも俺の目から見ても変わってきている。
最初のうちはカカシの八つ当たりを受け流し気にも留めずにいた。
今は皆といるときはそうではないのかもしれないが仕事場でもカカシと二人きりになるのを避けているようにも見える。
2回目にキッチンに来てもらった時の二人は1回目の時と違いイルカが妙に緊張していてカカシにはどことなく余裕が見えた。

お互いがお互いを変えていることに本人達気付いているんだろうか。
そしていつの間にこの二人の位置関係は変わったのだろうか?

珍しくキッチンでアスマとカカシと3人で客がいないからとマスクを着けずに端正な顔を見せながら打ち合わせをするカカシを見てぼんやりとそう思う。
と、手元にあるカカシの携帯が震えた。
「なんだ?メールか?」
っそう問うアスマに『そうみたい。』と答えながら指を滑らせ確認した後そのまま画面を凝視している・・・。
「どうしたカカシ?」
そうアスマが聞くと画面を凝視したまま肩を震わせ聞いてきた。

「・・・今日ヤマトとコテツどこに行ったか知っている?」

「ヤマトとコテツ?ああ、そういやコテツが朝からカラオケに行きたいって騒いでいたぜ。アオバが一緒に行ってやるって言ってその流れでその場にいたイズモとイルカも行っているはずだが?」
「そういえば探検隊が何とかとか言っていたよな・・・。」
「ふうん・・・。ちょっと俺電話してくるから。少し席外すわ。」

そういってカカシが外に出たその時今度はライドウがものすごい勢いでやってきた。
「おい、ちょっと聞くんだがアオバ達今日何やってんだ?知ってるか?!」
「ライドウまでどうしたんだよ?コテツが騒いでいたからカラオケに行ってるはずだぞ?」
「・・・誰と?」
「確か探検隊がどうのって言っていたからアオバと残り4人のメンバーじゃないか?」
「・・・アオバーーーッ!!今度は俺も誘うって言ってたじゃないかよ?!あいつ!!」
「ライドウ・・・。どうしたんだ何があった?大丈夫か?」
「聞いてくれよイビキ、アスマ!!アオバの奴今度は俺にも声かけるって言っておきながら人の事置いて行きやがった!!」
「だけど決まったの急だったぞ?コテツがカラオケって騒いでいたからアオバがしかたなくみたいな感じで。な、アスマ?」
「ああ、そうだ。余りにも騒いで面倒臭ぇから放っておいたらアオバが相手していたもんな。」

そんな会話をしているとカカシが見るからに怒った顔で戻ってきた。
「・・・ライドウ、どうしたの?」
「カカシこそどうしたんだよ?俺はちょっと聞きたいことがあって・・・。」
「・・・ひょっとしてカラオケの事?俺はコテツからメールが来た。」
「・・・俺はアオバから。邪魔して悪かったな?俺ちょっと電話してくるわ。」
そう言うとライドウはそのままホールへと向かい少ししてから『アオバじゃないのか?・・・イズモか?』『今度は誘うって言ったろ?』『はあ?楽しいってそりゃそうだろうな?』といった声が時折聞こえてきた。

カカシはまだイライラしているからアスマに目配せをしてカカシに声をかける。
「なあカカシ、ライドウにも声かけるからちょっと一服しないか?何か甘いものでも食べるか?」
「・・・この前イビキが作ってたチョコのケーキがあるなら少しもらう。」
「確かまだ客に出せない分が少しあったはずだ。あれなら珈琲の方が良いな。アスマ、頼んでいいか?」
「ああ、ついでにライドウにも休憩しないか声かけてくるわ。」

そう言ってアスマがのそりと動き出し、俺もベーカリーへと向かう。
簡単に用意し、キッチンへとケーキを持っていくと俺の手元を見たカカシがホンの一瞬柔らかく笑った
この前こわばった顔で後ろを見ずにカカシの口にケーキを入れたイルカと今まで見たことのないような嬉しそうな幸せそうな顔で微笑んでいたカカシの事を思い出す。

良くも悪くも停滞し馴れ合いよどみ気味だったこの場所にイルカは新しい風を運んできた。
風に吹かれ何かが少し変わりどんどんそれは共鳴し連鎖し皆少しずつだが変わりつつある。
それが良いことなのか悪いことなのか後になってみないとまだ何もわからないだろう。
でも皆の、特に表情豊かになったカカシの変わり様を見ていると悪い事ではないだろうと思う。

カカシは変わった、じゃあそのカカシを変えたイルカはどうなんだろう?
あいつは人当たりがよくまじめで仕事もできるがどことなく心の奥底に何かある気がする。
そんなイルカはカカシによってどんな風に変わるんだろうか?

そんなことを考えている自分に思わず苦笑しながら俺もイルカの運んできた風によって変わるんだろうか?とふと思う。

どことなく変わりたいような、でももうしばらく皆から少しだけ離れた今までの立ち位置で皆が変わっていく様を観察していきたいとも思う。

そしておそらく一番変わってきていて、そして一番変わって行くであろうカカシに俺はそっとケーキの皿を差し出した・・・。


<< 雑記とコメントレス | ホーム | しがつばか >>


 BLOG TOP