プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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宿泊25日目「5月24日 夜 『山笑う』」

リゾートホテル木の葉へようこそ「宿泊25日目 5月24日 夜『山笑う』」になります。
ほぼ久々にオールキャラ出てますがシズネさんが多めかな?と。
次の本編はいる前に畑さんの短い独白入るかな?と言う感じです。
多分明日は更新できればカカシ君の番外編の続きか畑さんの独白かスパコミ話になるかと思います。

本編の続き良ければ追記よりお読みください・・・。


宿泊25日目「5月24日 夜『山笑う』」

「忙しい中皆さんすいません。えっと来ていないのは…フロントのアオバ君とアンコと…あとはイビキ君だけですね。」

静かなレストランのホールにシズネさんの声が響く。

「では明日以降の休館日の連絡事項です。休館日の業者の対応って…今回はライドウ君とアオバ君よね?」
シズネさんの声にライドウさんが手を上げて答える。
「一応私からアオバ君にも伝えておくけどライドウ君からも話をしておいてくださいね。それでこれからの話です。いつもと同じかもしれませんがきちんと各部署の確認上対応をお願いします。まずバーは…ゲンマ君とハヤテ君。今日終わり次第完全に閉めてしまってください。2日間は空きますので使いかけの材料等は纏めておいて明日キッチンに運んでください。バーも勿論床の清掃が入ります。テーブル、椅子類は何時ものようにカウンターに逆さにしておいて床に物を置かないようにお願いします。」
シズネさんの言葉を聞いたゲンマさんとハヤテが軽く頷いている。
「次はフロントですが…」
「何だシズネ!!任せておけ!!」
「…ガイ君。少し静かにしてください。フロントですが明日の朝通常通りお客様が帰られた後一人電話番を兼ねて午後まで残ります。綱手様の監視も兼ねているので私が残る予定です。」
「何だシズネ!!私の監視って?!」
「先日逃げた方の意見は聞く気はありません。続けます」

文句を言いかけた綱手様の言葉をバッサリと切り捨てるとシズネさんは何事もなかったかのように話を続けた。

「フロントを閉めた後はアオバ君とガイ君はレストランの方を手伝ってもらいます。明後日は業者の対応兼ねてアオバ君とライドウ君に任せます。営業再開までは休館日になるので予約に関しては自動予約対応でそれ以外は休館日明け以降の対応になります。明日の入り口は…ガイ君でしたっけ?」
「ああそうだ。ハハハッ任せておけ!!」
「…ガイ君お願いしますね。キッチンですが…今居ませんが確かイビキ君は…明日はカカシ君がいないから朝厨房に入る予定ですよね。皆さん明日はキッチンに用事があればアスマ君のところまで連絡して下さいね」

手にした書類を時折眺めながら流れるようにシズネさんは話を進めていく。

「レストランのホールですが明日営業終了後すべての机等を手分けしてロビーに出してください。こちらは部署関係なく男性スタッフ全員で行います。私はフロントの方で書類整理しながら待機しています。女性スタッフは客室内の点検と食品系の備品の回収をお願いします。紅、お願いね。ハヤテ君もいつも通り紅の方を手伝ってもらいます」
「了解。シズネ、そろそろ季節に合わせて紅茶の葉を変えたいんだけど。とりあえず回収した紅茶の在庫を見てハヤテ君と相談してもいいかしら?」
「その点は紅に一任します。在庫の確認と客室状況を確認お願いします。今からの発注では6月に入ってすぐは多分間に合わないし一度サンプルを貰って試せるかどうかを業者に確認を取ってください。出来れば何種類か試したいですね…。サンプルを貰えるようでしたらイビキ君にお願いしてウェルカム用のと同じお菓子を焼いてもらうんで試食会をしましょう」

シズネさんの言葉に紅さんとハヤテが軽く頷いている。
へえ、ハヤテは紅さんの方を手伝うんだ…。

「明日は館内の〆の作業が終わりましたら一旦解散します。そして夜はイルカ君の歓迎会になります」

不意にこちらを見ながらシズネさんにそう言われ慌ててぺこりと頭を下げる。
シズネさんは俺に軽く笑ってみせるとそのまままた話を続けている。

「皆さん参加で良かったですね。カカシ君は…間に合えば参加で」
「…俺は間に合うように帰ってくるつもりだけど」

どことなく不機嫌な畑さんの声がホールに響く。
俺はなんとなくそちらの方を見れないと言うか見たくない。

「では最後に綱手様より一言お願いいたします」

そう言うとシズネさんの隣にいた綱手様が一歩前に出てきた。
今日もブラウスのボタンがガッツリ空いて今日も直視するのを躊躇われる胸をグッと張る。

「まあみんな明日まで頑張れ。明日の歓迎会ははアタシの奢りだ!!酒は山のように頼んであるがカカシが戻って来る前に皆で飲んじまいな!!では解散!!」
「はあっ?!ちょっとなにいってんの?!人が出張の時に歓迎会するだけじゃ飽き足らず何その言いぐさは?!」

綱手様はそう高らかに宣言しその後に続いた畑さんの抗議の声を無視している。
皆はそのままバラバラと解散したが畑さんだけ綱手様に突っかかっているらしい声が後ろから響いている。

「カカッさんも懲りないよな~。結局最後は綱手様に拳骨くらって終わるんだから諦めればいいのに」
「イズモ君そんな事言うもんじゃないですよ?」
「…そんなにいつもの事なのか?なあハヤテ、お前は明日フロントの方の手伝いなんだな」
「はい、そうなんです。大丈夫なんで私も皆さんと一緒に力仕事を手伝いますって言ってるんですが…。シズネさんが紅さんたちを手伝うように言って下さってるんですよ?」
「ハヤテが紅さんたちを手伝うのはそれだけじゃないだろ?見逃しがちな客室の細かい所やお茶やコーヒーに関してもハヤテが選ぶとハズレがないんだよ。ハズレって言うのは言い方が変かもしれないけど。」
「そんな事無いですよ。たまたまですよ」

顔を赤らめてそう答えるハヤテに後ろから声がかかった。

「悪いハヤテ。ちょっと良いか?」

イズモとハヤテと三人で首だけ振り向くとライドウさんとシズネさんとゲンマさんと畑さんが何やら集まって話をしている。
綱手様はいつの間にか戻ったらしい。

「私…ですか?」

そう小首をかしげて聞くハヤテにゲンマさんが手招きする。

「イルカ、イズモ悪いけどハヤテを借りるな」
「二人とも悪いんだが先に準備始めておいてもらえるか?俺達もすぐに行くから」
「わかりました、ライドウさん。イルカ、取り敢えず手分けしてオイルランプ並べちゃおうぜ」

イズモに声をかけられて午前中に用意しておいたこまごまとした品を載せたワゴンを取りに行く。
広いガラス窓とその先に広がるテラスの先に鮮やかな緑が広がっている。
俺が最初にここに来た時にはまだ茶色の方が多いくらいだったのに…。

『この季節の雨は一雨ごとにどんどん緑が濃くなっていくから。山の辺りでもどこでも良く見ているといいよ。ビックリするくらい一回の雨で変わっていくから…』

ふと畑さんがこの前言っていた言葉を思い出す。
ああ確かに彼の言っていた通りだ…。
緑がどんどん鮮やかになっている。
目を細めて外の景色意を眺めながら俺はイズモと夜の営業の準備を進めていく。

先に食事を終え明日の夜の営業はないためこまごまとした雑用を済ますとライドウさんのところに挨拶に行く。
パソコンに向かって何やらしていたライドウさんはこちらをふっと見て声をかけてきた。

「二人とも頼んでいた仕事は終わったのか?」
「はい、終わりましたんでお先に失礼します」
「お疲れ様。イズモ悪いんだがちょっと残ってもらってもいいか?」
「何ですか?ライドウ主任?」
「来月のシフトなんだけど休みの確認したいんだ。イルカは…空いているところで構わないって言っていたよな?」
「あ、はい。俺は特に予定とかないんで。空いたところで構わないです」
「悪いな。もしあとで予定が入ったりして希望があれば早目に言ってくれ」
「わかりました、ライドウさん。じゃあイズモ俺先に帰るな」

キッチンの明かりはもう消えていてがらんとしている
何となく緊張しながら控室のドアをノックし中に入ると電気は消えて真っ暗だった。
どことなくホッとした気持ちで着替えをすます。
明りの消えたキッチンを通り抜けドアを開け表にでる。

少しひんやりとして肌寒い空気を感じながら寮に向かおうとすると後ろでドアの開く音がした。

「何だイズモ。話が終わるの早かったな」

そう言って振り向こうとすると後ろから少し低めの声が聞こえてきた。
思わずぎくりと固まったみたくなり何でだか俺は後ろをを振り向けない

「イズモならまだライドウと話してるよ。あんたは今帰り?」
「…はた…けさんはどうしたんですか?こんなに遅くに…」
「俺は綱手様に呼ばれて。明日の事とか向こうで伝えなきゃいけない事とか…色々とね」

そう言いながら声はゆっくりと後ろの方から俺のいる場所へと近づいてきた。

「帰るなら俺も一緒に歩いて帰ろうかな」
「え?今日は…車じゃないんですね」
「実はガソリン入れるの忘れてて。明日駅まで車で行かなくちゃいけないんだけどさ。この辺朝早くやっているスタンドないから。足りると思うんだけど念の為にね」
「そうなんですか?意外とうっかりしているんですね」
「意外とって…まあ今回は結構出かけていたの忘れてたからね」
「あ…ひょっとして俺の事乗せてくれているせいですか?すいません…」
「あーそう言う訳じゃないから。それ以外にも出かけたりとか…」
「畑さんって最近俺と出かける以外で外出してましたっけ?」
「…まあそろそろ入れるつもりだったから明日の帰りにでも入れてくるよ」

頭をガシガシと描く音がするがそこでぱたりと会話が止まってしまった。
息苦しいような息詰まるような何とも言えない気分になる。
何て言おうか悩んでふと思い出す。

「そういえばテラスの先の辺りも緑が濃くなってきましたね。さっきミーティングの後外を見て思ったんですけど」
「ああそうだね。今の季節は雨が降るたびに緑が濃くなるんだよね」
「この前も言ってましたよね。さっき外を見て緑が濃いなって思った時に畑さんがこの前言ったその言葉を思い出しましたよ」
「俺が言ったこと…覚えてたんだ」
「ええ、印象的な言葉でしたし」
「そっか…覚えてくれていたんだ…」

並んで歩いているから顔は分からないけど畑さんの声が何となく嬉しそうな感じになったのが分かるがそれには気付かない振りをして話を進めた。

「山は…まだ見ていませんが一雨ごとに緑が濃くなるのを見るのがこれから楽しみです」
「山笑う…」
「え?何が笑うんですか?」
「山笑うだね」
「山が…笑うんですか?
「たとえだよ。草木が芽吹いて、花が咲き鳥のさえずる春の山を擬人化して「山笑う」っていうんだよ。丁度今の季節みたいだよね」
「そうなんですか?畑さん…良く知ってますね」
「師匠が…師匠や父がそういったのに詳しくてね…」
「そうなんですか。俺はあまりそういうの詳しくなくて」
「俺が知ってるから。俺で良かったら…教えてあげるから」

どことなく甘いような優しげな調子で話しかけてくるからどう答えればいいのか戸惑ってしまう。
最初の頃に対しての俺に対してのどこか突っかかるような態度であればそのまま…かわすこともできるが何と言うかここ最近の畑さんの俺に対する態度は気のせいではないと思うのだが…。
どことなく甘やかされているというか何となく気恥ずかしい感じがするがどこか息が詰まるような苦しいような感じがする。
何も言わずただ歩いているがどことなく肌寒いはずなのに畑さんのいる右側だけがほんのりと温かいような不思議な感じがする。
何か話そうと思うんだけどうまく言葉が出てこない…。

さっき畑さんが言った言葉に何と返したら良いのか俺には分からなくて。
畑さんも何故だかそのまましゃべらなくて…。
どこかから吹いてくる少しひんやりとした緑薫る風に吹かれながら…何時もよりも長いような、短いような寮までの道のりを俺と畑さんは何も話さずにただ静かに歩いて行った。

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