プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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宿泊27日目 ~5月25日~ 霧の朝

現代パラレル「リゾートホテル木の葉へようこそ『宿泊27日目 5月25日 霧の朝』」になります。
カカシサイドの話なんで番外編にしようかと思ったんですが終わり際にイルカサイドが入るんでまあ本編でもいいかなと。

試着室の話をUp予定でしたが久々にデータがぶっ飛びまして肝心な部分が全部消えまして・・・。
もう一回書く気力が今日は無かったためリゾートにしておきました。

良ければ追記よりお読みください・・・。

「宿泊27日目 5月27日 霧の朝」

ガンガン!!ドンドン!!とどこからともなく不可解な耳障りな音が聞こえてくる。
煩いなあと思い布団にもぐりこもうとすると小さな声で『カカッさん!!起きてください!!』と誰かが呼ぶ声が聞こえた。
…また寝坊したかと思い枕元の時計を慌てて確認すると確かに何時もの出勤時間は過ぎている。
でも何だかいつもと違う気がするがとりあえずノックの音が鳴りやまないドアまでむかい鍵を開けそこに予想もしていなかった人物をそこに見た。

「…何でイズモがここにいるの?」
「なんでって折角起こしに来たのに。カカッさんは今日出張ですよね?」

そうイズモに言われぼーっとした頭で考える。
そう言えば今日は出張で本社に行かなくちゃいけないんだった。
って言うかそれならまだ寝ていられたのになんで起こされたんだ?
俺の不機嫌そうな様子が伝わったのかイズモは何やら玄関の方を指さして話してきた。

「霧ですよ、霧。今日はかなり濃いですし多分これから濃さを増すと思いますよ?俺もこんなに濃いのは久々に見ましたよ」
「…そんなにか?」
「かなりです。カカッさん確か車で行くのは止めたって言ってましたよね?新幹線が何時か知りませんけど早めに行動した方が良いと思いますよ。じゃあ俺はイルカと朝の準備しなくちゃいけないからもう行きますね。イルカは先に向かっているんで」
「あ・・・そうなんだ」
「じゃあ俺は準備もあるからもう行きますね。でもこの分だとテラスは無理ですね」
「そうだな、ライドウに言ってコーヒー多めに落としておいた方が良いかもな。ゆっくりされる方が多いだろうからな…。すまないがついでにイビキにパンを少し多めに用意するように伝えておいてくれ」
「わかりました、伝えておきます。他に何かありますか?」
「俺が行くまで皆で食べ物を食べつくすなよって言っておいて。酒は…まあ残っているのを期待しないでおくから」
「そうですね。今日は女性陣本気で呑むみたいですからね…。じゃあカカッさん気を付けてくださいね」

そう言って玄関へ向かうイズモの後をついて俺も玄関の外へ出てみる。

「これ・・・は・・・まずいな」
「ですよね。下の方はそうじゃないかもしれないですけどさっきより濃くなっている気がしますよ。途中までとはいえ気を付けてくださいね」
「ああ、ハヤテの言った通りだな…。早めに出ることにするよ」
「ハヤテが何か言ってたんですか?しかし凄いですね。さっきイルカもびっくりしていましたよ」
「え、ああ…そうなんだ」
「じゃあカカッさん気を付けて」

そう言いながら急いで歩いて行くイズモの後姿を見送りながらぼんやりとひょっとしたことですぐに表情が変わる感情豊かな彼の事を考える。
生まれて初めて俺の心の中にかき乱すような不思議な嵐のような感情をもたらした人。
俺の・・・俺のずっと凪いだままだった心の中に風を吹き込ませたきっと唯一無二の人。
素直なように見えて本心がこの濃い霧のように何処かわからず楽しそうにしているときでも何故かどこか寂しそうな人人。

「ハヤテの言った通り車で行かなくて良かったな…」

濃くなっていく霧を眺めながらつぶやくと部屋に戻る。
早く出る分には問題もない。できれば朝のうちにガソリンも入れていきたい。
帰りはハヤテに約束の酒も買って帰らないと…。
ハヤテの言葉がふと脳裏をよぎる。
こっそりと内緒話をするようにささやかれた言葉。

「初めの感情を持て余してどうしたらいいのかわからないとは思いますが意地を張るのは逆効果ですよ?イルカさん相手ですとそのまま受け流されてしまいます。難しいかもしれませんが畑チーフが思った通りに行動なさってください。好きなら好きでそのまま示してその痛みも戸惑いも全部楽しんでみてください。それと・・・・・・・・・ですよ?」

ハヤテの言葉を思い出しながらゆっくり着替える。
痛みも戸惑いも全部楽しんでください…か。
自分の中に突然吹いてきた風に降ってきた思いに最初はどうしたらいいのかわからなかった。
彼に対しての自分の気持ちは分かっていてもそれをどう表せばいいのか、どう伝えればいいのかわからなかった。
彼を半ば強引に誘い出かけてもどうもぎこちない感じが抜けず色々と上手くいかない気がしていた。
でも今は・・・。
着替え終わりベットに腰掛け軽く目を閉じて考える。
どうすれば彼を手に入れることができるんだろう?
いやその前に俺は彼に聞いてみたいことが、問うてみたいことがある。
だがそれをいつ聞けばいいのかタイミングがつかめない・・・。
今日の飲み会で、その時にでも彼と2人で話すことができればひょっとしたら聞くチャンスもあるのかもしれない。
大きく一つ息をして目を開け時計を確認する。
かなり早目ではあるが霧も濃いし・・・まあ遅刻よりはいいだろうと思い車のキーを片手に車へと向かった。



Side I
テーブルも椅子も運び出されがらんとしただだっ広いホールに綱手支配人の声が響く
「皆お疲れ様!!ここでいったん解散する。昼はキッチンの方で用意してくれているから勝手に食べていけ」
「綱手様~天気が良くなってきたしテラスで食べても良いですか?」

コテツの言葉に綱手様が大きく頷く。

「ああ構わんぞ。その代り後片付けはきちんとしろよ。ライドウ、アオバ明日は頼むな」
「はい分かりました。あ、そうだ綱手様。できればこの次のシーズンテラスのひざ掛けを新しくしていただきたいんですが」
「わかった、ライドウはあとでシズネと相談しておけ。アオバは何かあるか?」
「特にはないですね…。今までと特に変わりがなければ聞く事は特にないかと。何かあればまた後で聞きに伺います」
「ありがとうございます」
「それと今日の宴会もといイルカの歓迎会だがな」

綱手様がこっちを見るからぺこりと小さく頭を下げる。
でも今…宴会って言ったよな。まあ楽しければいいかな?なんて考える。

「今日の宴会は開始の時間を一時間早くする。アスマ、イビキ頼んだぞ。ヤマト、お前はカカシにメールしておけ」
「え?えーーーっ何でですか綱手様?!先輩怒りますよ!!」
「いいんだよ、あいつ昨日もぶつぶつ言いやがって…。ヤマトちゃんと連絡しておけよ」
「何で僕が・・・。すいませんアスマさん・・・」
「断る!!面倒くせえ。俺はイビキと昼飯運んでやるからちゃんとメールしておけよ。コテツと…イルカにイズモお前らも手伝え。ゲンマとハヤテは飲み物を頼めるか?」

ぶつぶつ言いながらヤマトさんは電話を取りに行き俺達はアスマさんの手伝いをするためにキッチンに向かおうとする。

「俺達も手伝うぞ!!な、アオバ」
「ガイとアオバはフロントから何か下に敷くものをの持ってきてくれ。テーブルと椅子は磨いてしまっちまったんだろう?そのまま座ってもいいが食べている最中に落としてテラス汚しても大変だしな」
「了解、ねえガイ何かあったっけ?」
「ははっアスマ、新聞でもいいか?」
「前に使ったシートはどうした?まあ新聞でもいいけどよ。」

アオバさんたちがフロントの方にむかい俺たちがキッチンの方に行くとヤマトさんが困った顔でアスマさんに電話を渡そうとした。

「先輩にメールしたら丁度休憩していた時みたいで…。速攻で電話がかかってきて凄い怒ってるんですがどうします?」
「あーなんだよタイミング悪ぃな…。もう面倒くせえからそのまま綱手様に渡しちまえ」
「そんな事したら絶対先輩が間に合わないように今から宴会始めるとか言い出しかねないですよ?!取り敢えず変わってください!!」

ヤマトさんがアスマさんに自分の電話を押し付けしぶしぶと言った感じでアスマさんが電話に出ている。
眉根を寄せて何か話している横をコーヒーの袋を持ったハヤテが通りかかって不思議そうな顔で見た後ヤマトに向かって話しかけた。

「どうしたんですか?アスマさん苦虫をかみつぶしたみたいな顔してますが?」
「先輩に…宴会が早まった件をメールしたんです。丁度休憩中だったらしく速攻で怒りの電話がかかってきて…」
「そうなんですか…。ちょっと私に変わってもらっても大丈夫ですか?」

ハヤテは小首を傾げてヤマトさんに聞き、ヤマトさんが頷いて見せるとアスマさんに向かって自分とかわすようにジェスチャーして見せた。

「ああ、ちょっと待った。今代わるからよ。あ、いいから。綱手様じゃねえよ。あん?だからぐだぐだ言うなって。おめぇが綱手様と揉めるのが悪いんだろうが?ほれ、頼むわ」

そう言いながらアスマさんはハヤテに電話を渡し俺達にはキッチンの手伝いをするよう目線で合図してきた。

「突然すいません、畑チーフ。ハヤテですがちょっとお話しても良いですか?」
そう言いながらハヤテは電話を持ったまま少し離れたところで話をしている。

俺たちが出来上がった料理を纏めてテラスへ運ぼうとしているとハヤテがやってきた。

「ヤマトさん。ありがとうございます、終わりましたよ。畑チーフは会議に戻られました。納得いただきましたからご心配なく」

そう言いながらにっこりと笑ってヤマトに電話を渡してきた。

「え…ハヤテさん…先輩に何を…言ったんですか?」
「ハヤテお前カカシに何て言ったんだよ?
「秘密ですよ。では私は珈琲の用意をしてきますね?」

フフッと笑ってそう言うとハヤテは行ってしまった。
ヤマトさんとアスマさんはハヤテの後姿をぽかんとした顔をして見送っている。
そんな二人を後にして俺たちはテラスに向かう。
朝の霧がウソのように良く晴れて澄んだ空気と柔らかな香るような風が吹いている。
確か畑さんはなんて言っていたっけ。
ふと山の方を見ると確かに緑が濃くなっているのが分かる。
『薫る風で薫風って言うんだ』『山笑うって言うんだよ』畑さんの少し低いどこか優しく響く声が脳裏に聞こえた気がした。

思い出したくないのにふとしたことで思い出してしまう。
そんなに畑さんの言葉が俺の中に響いて残っているんだろうか?
俺は畑さんにゆっくりじわじわと優しく侵略されているような気がする…。
もやもやとしたこの訳のわからない朝の濃い霧の様なこの気持ちを今の天気のようにすっきりさせるにはどうすればいいのだろうか?
またふわりと木々を揺らして柔らかい風が吹いてきた。
『緑に風で『りょくふう』初夏の頃の風だね。若葉を吹き渡る風は若葉に風で『わかばかぜ』だよ』
又思い出したくないのに思い出してしまう。
今ここにいないのに俺の中にいつの間にかしっかりといる。

出来ればいつの間にか消えて行った朝の霧のように畑さんの存在を薄くしてしまいたいのに・・・それなのにいつの間にか濃くなっている山々の緑のように畑さんの存在も俺の中で色濃く深くなっているのを感じていた。

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