プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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宿泊28日目 5月25日 昼休み

リゾート本編カカシ編です。
イル誕の作品と話に驚くくらいの拍手をありがとうございます。
コメントのレスは今しばらくお待ちください。
良ければ追記よりどうぞ・・・。


5月25日  昼休み  Side K

「畑君、これが終わった後どうだい?時間は?」
「すいません。あまり遅いと電車が無くなるんで」
「でも確か明日は休館日だろう?うちの娘も、久しぶりに畑君に会いたがっていてな」
「あーすいません、そう言ったお話は興味が無いですし、引き抜きの話もお断りしてます」
「まあ、そんな事言わずに…」
「あまりしつこいと、綱手様に報告することになっておりますが。それでもよろしいでしょうか?」
「じゃあ、せめて電話番号とアドレス位は…」
「申し訳ありませんが、山の上のため電波が悪く、電話が使い物になりませんので。では失礼します」

そう言ってその場をするりと離れ会議室代わりに使っていたレストランの外にでる。
今時はどこででも電波は届くし、もちろん寮だろうが,どこだろうがきちんと電話は通じるしメールも届く。
でもどこか古いお偉い方には『電波が届きません』と言えば大概諦めるからこの言い訳は重宝している。
とその時電話が震えた。
ホテルの人間は俺が出張なのは知っているはずだし、一体誰だ?と首をかしげながら指を滑らせ、内容を確認するとテンゾーからだった。
何なんだ?と思いながらメールを読んでいくうちに、自分の段々眉根が寄っていくのがわかる。

「ったく何なんだよ?!あのババアは!!何考えてるんだよ!!」

吐き捨てるようにそう言い、人けのない所に移動すると、再度指を滑らせ今度は電話をかける。

『はい、ヤマトです。あれ?先輩、会議は…。』
「長引いていて、今丁度昼の休憩に入った。それよりあのメールの内容は、一体どう言う事?」
『その…あの内容そのままです。さっき僕達も、綱手様に言われたばかりで…』
「・・・ちょっとあのババアと、電話代わって。それかその辺にアスマいるんでしょ?この際アスマでいいから、電話代わってくれる?」
『は…えっと・・・その…』

押さえているらしい電話口からボソボソ声が漏れ、何か話をしているのが聞こえた。
多分アスマの事だ、面倒くせえとか言って出るのを嫌がっているんだろう。

『おう、なんだ?』
「…ちょっとアスマ、今から文句言ってきて」
『無理だ。元はと言えば、お前が昨日突っかかったのがいけないんだろうが?』
「だからって、歓迎会の開始の時間を一時間も早くする?!間に合わなかったらどうしてくれんのよ!!」
『お前、飲み会とか興味ないんじゃなかったのか?珍しいな、何があったんだよ』
「それは…そんな事どうでも良いから。そのまま綱手様に電話代わるか、アスマが文句言ってきてよ!!」
『だからお前なあ…。あちょっと待て、電話代わるわ』

ボソボソと話す声が聞こえたかと思うと、また違う人物の声がした。

「畑チーフ、ハヤテです。今、お話ししても大丈夫ですか?」
「ハヤテか?何で・・・」
「大丈夫ですよ?」
「え…何が?」
「何も心配なさらなくて大丈夫です。だからきちんと会議に参加して、気を付けて帰って来てください。」
「は…一体?」
「安心してください。無理に焦って、帰って来なくても大丈夫ですよ。」
「本当に?」
「何となくですが?逆に良い事があるかもしれませんよ?」
「…ハヤテが大丈夫、って言うなら大丈夫なんだろう。送れて参加するから、皆によろしく伝えておいてくれ」
「畑チーフ、それでも慌てて帰ろうとして、約束の私のお酒を買い忘れないでくださいね?午後も頑張ってください」
「ああ、分かった。じゃあ、切るから」
「はい、ではまた夜に」

そう言って電話を切って窓の外を眺め今日の主役である彼の事を思う。
開始時間が早くなったのは驚いたがハヤテがああ言うんだからきっと大丈夫だ…。

来てから思いの他、あちこちが工事中で渋滞が多いのを知った。
きっと車で来ていたら帰りが何時になるのかも分からなかっただろう。
それに朝の霧もすごかったからハヤテの言うとおり車は止めておいてよかった。

霧か・・・。
あの濃い霧を見た時の彼はどんな様子だったんだろう?
その時の彼の顔をこっそり見てみたかった。
何時ものようにはしゃいでいたんだろうか?
それともびっくりしていたんだろうか?

何故かどこか不安定な感じに見える彼の事をそっと思う
他の奴らには『しっかりしている』と言われているが、皆は本当にそう思っているんだろうか?
俺だけがそう思っているんだろうか?
そうだとしたら何で俺のはそう見えるんだろうか?

俺が彼を好きだから?
彼の事をどうしても手に入れたいと思っているから?
彼は凪いだような俺の心の中に荒々しいような風を吹き込んだ。
それは今も収まってはおらず今も俺の中で吹き荒れている
彼を手に入れることが出来たらこの風は収まるんだろうか?

軽くため息を吐いて目を閉じる。
この先がどうなるかは俺にもわからない。
こんな仕事だ、いきなり彼が大きな失敗をして契約更新をせずにいきなりいなくなることだってありうる。
もしいきなり居なくなる事があるとしても、やっぱり俺は彼の事が欲しい。
朝の濃い霧の中にいるような先の見えない思いを抱えながら窓の外を見る。

排気ガスのせいかどこかうっすら濁って見えるような眼下の景色を見ながら朝の霧も上から見たらこんな風に見えたのだろうかなんてぼんやり考えていた。



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