プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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宿泊31日目 5月25日 酒宴その3

現代パラレル『リゾートホテル木の葉へようこそ「宿泊32日目 5月25日 酒宴その3」』になります
UP遅くなりました。
皆でワイワイやってます
良ければ追記よりお読みください…


宿泊32日目 5月25日 酒宴その3

「・・・ライドウさん大丈夫ですか?」

そう言いながら若干顔色の良くないライドウさんにお茶の入った紙コップを渡す。
宴会が始まって2時間以上たった。
ライドウさんはひたすらアオバさんやイズモ達から逃げ回っていたがついに捕まってしまい、先ほど『スペシャルカクテル』をようやく飲み終わったらしい。

「・・・しかし良く飲みましたよね?何か・・・俺子どものころに絵本で見た『呪われた沼の色』を思い出しましたよ?」
「一つ一つは美味しいはずなんだが…。半分意地だよな。アオバのだけなら飲まないかもしれないが、イズモとコテツも参加していたし…。残したら可哀想だろう?今度は違う酒を思う存分飲んでやる」
「ライドウさんったら男前です!!」
「惚れても良いぞ」
「あ、大丈夫です。遠慮しておきます」
「何だそりゃ。しかし凄い味だった・・・な・・・。取り敢えず、イズモは次回シフトの希望聞いてやらねえ!!まさかガイも入ってこようとするとは…全くそんな事思わなかったよな…」

そんな話をしていたらアオバさんが缶を片手にやってきた。

「でもねライドウ、僕たちも一応気を使ってジョッキじゃなくてグラスにしたんだよ?優しくない??」
「アオバ…お前の優しさは優しくないんだよ!!お前は変な所に気を使うんじゃなくて、リキュールの組み合わせに気を遣えよ!!今度はお前に、『ライドウスペシャル』飲ませてやろうか?!」
「あ、僕は普通に飲みたいから大丈夫」
「俺だって普通に飲みたいんだよ!!」
「そう、でも変わったのもたまにはいいんじゃない?ねえゲンマ、珍しいリキュールとかないかな?あったらおススメの飲み方教えて?」
「だからお前は人の話を聞けよ!!」
「聞いてはいるよ?覚えてないけどね?」
「アオバっ!!」

じゃれている様に話しているライドウさんとアオバさんはそのままにして、からになった缶を片手に酒を置いてある場所に向かう。
山のように置いてあった酒は何時の間にか小山どころか残りわずかになっている…。
(何時の間にこんなに減ったんだよ?!)
思わず唖然と眺めていると

「イルカくーん、こっちにおいでーっ」

と呼ばれた。

振り向くと上機嫌な顔で俺に向かって手招きしている紅さん、アンコさんと苦虫を噛み潰したような顔をしながら眉根を寄せたアスマさんとイビキさんがいた。
取り敢えずまだ残っている缶の中から一本選びそちらに向かう。
よくみると周りにはボーリングのゲームが何回出来るんですかと聞きたくなる位の空き瓶が置いてある…。
(コレ…アンコさんと紅さんの二人で飲んだ訳じゃないよな…。)
そう思いながらイビキさんの横に腰を下ろした。

「すみません、お邪魔します」
「イルカ君飲んでる?!」
「あ、はいちゃんと飲んでますよ?」
「本当に?ちょっと何そんなジュースみたいの飲んでるのよ?!コレ…あ、もうないじゃない。アスマ、冷蔵庫にまだ冷えてるはずだから持ってきて?」
「あ、イビキ、まだデザートあるんでしょう?ついでだから一緒に取りに行って持ってきて?」
「はあ?紅、自分で取りにいけよ?!」
「アンコ、お前いい加減にしろよ?どんだけ食べるんだよ?!」
「あ・・・俺が取ってきましょうか?」
「イルカ君は座ってて?ほらアスマ行ってきて?イビキもよ。ついでにごみも捨ててきて?」
「お前ら、イルカをからかって遊ぶんじゃねえぞ?!ゴミも俺たちがやるのかよ…」

ブツブツ言いながらイビキさんとアスマさんは、近くにあった瓶や缶を手早くまとめるとキッチンに向かう。
紅さんとアンコさんは、二人を見送るとニヤニヤしながら俺に近寄ってきた。

「ところでさ、イルカ君って『あのカカシ』と仲がいいんだって?」
「いえ、そんな事は無いですよ?」
「だってあいつが誰かと出かけるとか、想像できないんですけど?どんなこと話してるの?」
「普通に仕事の話とかですけど…」
「そうなの?カカシってば普段から愛想ないしさ。あんだけもてるんだから愛想ふりまくのも面倒なのかもしれないけどさ」
「畑さんってそんなにもてるんですか?前、イズモ達にそんな話を聞きましたけど…」
「若い子が止まったりするとさ、フロントで色々と聞かれるんだよね。マスクするようになった随分と減ったけどさ。全くあんな愛想なしのどこが良いんだか」
「そう言えば研修に行った時に同期の子たちから『畑チーフと合コンセッティングしてくれ』って言われたけどさ。あの子たちこことの距離分かって言っているのかしらね?」
「なーんにも考えてないんでしょ?全く何のために研修があると思ってんの?男漁りじゃないって言うの」
「本当よね?!ここに来てから何回カカシの事聞かれたと思ってるの?研修の後とかうるさいったらありゃしないわよ」

いつの間にか話が紅さんたちの愚痴っぽくなった来た時に、アスマさん達は戻ってきた。

「ほらよ、紅。これでおしまいだとさ。もう酒もほとんど残ってねえぞ?」
「アンコ、これ以上は皆の分が無くなるから我慢しろ」

アスマさんは、器用に指の股の部分に挟んで持ってきた瓶を紅さんの前にどんどん置いて行く。
イビキさんは、小さめの皿に盛り合わせたデザートと瓶を何本か、アンコさんの前に置いた。
紅さんは渡された瓶を開封すると、俺に一本わたしてきた。

「はい、イルカ君の分。その飲みかけの缶を開けちゃって?」
「あ、はい!!」

慌てて手にしていた缶の中身を一気に煽り、紅さんから瓶を受け取る。

「それじゃ改めて、イルカ君よろしくね」
「あ、よろしくお願いします」

乾杯し、手にした瓶に口を付け飲んだとたん思わずふきそうになった。

「こ・・・これなんですか?!」
「え、スパークリングワインだけど?イルカ君炭酸ダメ?」

そう言いながら紅さんはあっという間に瓶の中身を減らしていく。

「一応ロゼが嫌なら白もあるわよ?」

いやいやそう言う問題じゃなくて!!この人たちスパークリングワインを、水を飲むみたくぐいぐい飲んでいたのかよ?!
確かに飲むとは言っていたけどこの人たちあれだけの量を飲んで顔色一つ変えてないのかよ!!
呆然としながらまた瓶の縁に口を付けた。

「そう言えばさ、イルカ君って…」
「はい、何ですか?」

渡された瓶はとっくの昔に空になり、他にも進められるまま、何本開けたのかも分からなくなっていた。
段々といい感じに酔いは回り、その場にいる人達も増えたり減ったりし、今は又最初の4人にシズネさんを加えたメンバーになっていた。

「イルカ君ってそう言えば今幾つなの?イズモやコテツやヤマトと同じ位だとは思うんだけど…」
「そう言えばそうですね。私たちは余りそう言った話をする機会が無いからいくつか知らないですね?」

そう紅さんやシズネさんに聞かれる。
イズモ達とはアオバさんに館内探検に行った時に年の話をしたけれど、紅さんたちは余り接触が無いからか俺の年を知らなかったらしい。

「俺ですか?えっとですね、一応まだ22歳です」
「一応って事は誕生日近いの?誕生日はいつなのかしら?」

紅さんが首をかしげて俺に聞いてきた。

「俺の誕生日ですか?明日です」
「は?」
「へ?」
「明日?!」

周りから次々とびっくりしたような声が上がる。

「ちょっと待てよ、明日誕生日なら先に言えよ。ケーキでも用意たのに…」
「ちょっとイビキ、今ある材料で何とかならないの?」
「明日、明後日は無理だ、アンコ。館内清掃も入るからパントリーは使えないし、今からでは満足のいく物は出来ない・・・」

アンコさんとイビキさんはケーキの話をしながら俺を見ている。
そんな俺達を見てコテツが紙コップを片手にふらふらしながらやってきた。

「何々?何で皆びっくりしてるの?楽しい話してるの~」
「ちょっとコテツ、アンタは知ってたの?イルカ君ってば明日誕生日なの?!」
「え?アンコさん、マジっすか?ちょっとイルカ、何でそんな大事な事を言わない訳?!おい、イズモ、ヤマト知っていたか?イルカは明日誕生日らしいぞ?」

コテツの声ががらんとしたホールに響き渡り皆次々にこちらに向かってきた

「はあ、まじかよ?イルカ、なんでそんな大事な事を言わないんだよ?」
「イルカさん本当ですか?」

皆に詰め寄られ、思わずハハハと笑って誤魔化す。

「そう言えば、イルカの誕生日は今の季節だっな。悪い、ここしばらく離れていたし忘れていたわ」
「そうでしたね。何年か前に仕事の後で、三人でご飯食べに行った事がありましたね?」

そう言いながらゲンマさんとハヤテもやってきた。
一升瓶を片手持った綱手様もやってきて、どんっと瓶を置くと俺の前に胡坐をかいて座りこんだ。

「なんだ、イルカは明日誕生日なのか?じゃあ、休みで丁度良かったじゃないか?実家に帰省でもするのか?」
「いえ、特にそんな予定はは無いです・・・」
「なんだ何か用があるのか?」
「いえ、そんなんじゃないですが…」
「そんな事言うな!!帰らないなら、親御さんに電話位してやれ。きっと喜ぶぞ?」

綱手様がグイッと顔を近づけながらそう言ってくる。
俺は思わず言葉に詰まるが、綱手様は更に言葉を続けてきた。

「良いか、お前らも良く聞け!!誕生日って言うのはな、産んでくれて、今まで世話になった親御さんに感謝する日でもあるんだ!!だからイルカは、明日ちゃんと親御さんに電話するように!!」

綱手様に指さされながらそう言われるが困ってしまう。

ゲンマさんが俺が入る時に色々と話をしていなかったのか?と思いゲンマさんを見ると、俺の言いたいことが分かったのか、首を横に振って見せた。
そうだ、ゲンマさんは、そう言ったプライベートな立ち入られたくない部分は、しっかりと線を引く人だ。
一瞬話そうかどうか迷ったが躊躇ったが、もしここで仕事を続けて行くつもりであれば、何時かは分かることだ。
そんな事を、酔いの回った頭でぼんやりと考えている綱手様が又話しかけてきた。

「イルカ!私の話を聞いているのか?ちゃんと明日電話するんだよ!!」
「あのーですね、綱手様。申し訳ないんですが、ちょっとそれは無理だと思います。もう俺には親はいないんで」
「は?!」

目を見開いて、綺麗に化粧をした顔を固まらせ、綱手様は動かない。
綱手様の叫び声に皆びっくりしたのか、話す声が急に止まり、皆の視線が俺たち二人に集中しているのが分かる・・・。

「イルカ…今…何て言った??」
「あのですね。ちょっと色々ありまして、俺の両親はもうこの世にいないんです。なので電話をするのは、ちょっと難しいと思うんです。俺はてっきり綱手様には、ゲンマさんが話したものと思っていたんですが…」

あんなに賑やかだったホールはいつの間にかしんと静まり返り、俺と綱手様の話す声がやけに大きく響いている。

「いや・・・何も聞いて・・・ないが。そうなのかゲンマ?」

綱手様はくるりとゲンマさんの方を見て、ゲンマさんは小さく縦に頷いて答えた。

「本当です。あくまでそれは、イルカのプライベートな部分です。俺がどうこう言う事でもないと思ったんで、特にはお話していませんでした」
「そうなのか…」

綱手様は少し目を潤ませて、俺の事を見ている。

「そうか…そうなのか。お前も色々と大変なんだな…」
「いえ、そんな事は…」
「わかった!!心配するな、ここにいる間は…そうだ!!いっそ私の事をを母親だと思ってくれて構わない!!好きなだけ甘えるがいい!!何なら抱きしめてやろうか?」
「ええーーーーっ!!」

綱手様は目のやり場に困る胸をドンっと一つ叩き、そのまま俺に向かって両手を伸ばしてきた…。
俺はとっさにどうしていいか分からず、固まったように動けない。

綱手様の手が俺の肩に届きそうになった時、誰かが俺の両肩を勢いよくグイッと引き下げ、トンっと俺の背中が誰かの足にぶつかる。

俺の肩をしっかりと抑えた誰かの声が、上から降ってきた。

「綱手様が母親?何か色々と苦労させられそう…。全く自分の事を、なんでそんなに分かってないんだか?悪い事言わないんで、似合わないことは、やめて下さいよ」

俺は、今後ろで肩をつかんでいる人が誰なの…。

見あげるまでも無く、その声で誰だかすぐに分かった。

手の温かさが服越しに伝わるくらい俺の肩をしっかりと押さえているのは……いつの間にかやってきていた……畑さんだった。


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