プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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窺伺(きし)

現代パラレルで教師な二人の続きになります。
窺伺(きし)の意味は話の最後に記載してあります。
初夏の夜飴とガム梅雨の星暗影の話の順に続いています。
ちょっとバトルってます。
少し長めですが良ければ追記よりお読みください…。

窺伺 ~きし~

仕事が終わり学園から駅に向かって歩いて行く。
降り続いた雨はかなり小降りになってきてそのうちあがりそうだ。
あの後、大和先生にも、カカシさんにも会わなかったから結局今日は何人来るのか、誰が来るのかは分からずじまいのままだ。
駅から少しだけ離れ、学園からもそう遠くは無い所にその店はあった。

「ここだよな…まだ誰も来てないのかな…」

待ち合わせた店は地下にあるらしく、パッと見には分かりにくい感じだ。
時間を確認しようと電話を取り出すと、丁度タイミング良く電話がかかってきて、慌てて指を滑らせて電話にでる。

「もしもし、カカシ先生どうしたんですか?」
「イルカ先生すいません。今大丈夫ですか?朝『また後で』って言っていたのがちょっと気になって…」
「ああ、俺はもう先についてますよ?」
「もしもし・・・先に着いてるって?どこに」
「え、大和先生に誘われた居酒屋の前ですよ。カカシさんは大和先生から聞いてますよね、これから来るんですか?」
「大和にですか…。…すいません、イルカ先生。場所は…どこでしたっけ?」
「忘れちゃったんですか?駅の近くの新しい創作料理の店ですよ。地下みたいですし、少しわかりにくいですね。七時って約束でしたけどお仕事忙しかったですか?」
「…チッ、あいつ!!これからすぐ行きますんで!!」
「あ、今からですか?ひょっとしたら先に入っているかもしれませんよ?」
「すぐ行きます!!」

叫ぶように言うと電話を切られる。
…カカシさん、待ち合わせ場所忘れて電話かけて来たのかな??
そんな事を考えながら電話をしまうと後ろから声をかけられた。

「海野先生、すいません。お待たせしました」
「俺もさっき来たばかりです。皆遅いですが、今日は何人くらい来るんですか?」

俺の言葉に大和先生は曖昧に微笑む。

「こっちです」

そう短く言うとスタスタと地下へ続く階段を降り重厚な感じのする扉を開け中に入る。
出てきたお店の人に何か短く告げると少し待たされたあとに『お待ちしていました、こちらです』と手前にある席ではなく、奥にある個室へと通された。

「こちらへどうぞ、ごゆっくりとおくつろぎください。決まりましたら壁にある呼び出しボタンでお呼び下さい」

からりと障子を開けられそう案内される。
中はそんなに広いわけでも、こじんまりしてるわけでもなく、それなりの人数が入っても大丈夫そうで、入り口と並行に置かれたテーブルの下は掘りごたつ式になっていて寛いで飲めそうだ。
大和先生は何も言わず靴を脱ぐと入り口の手前に座ってしまい、取り敢えず俺も靴を脱ぐと奥に腰掛ける。
カバンを置き前を見ると大和先生は障子を閉めた後、ドリンクの載ったメニューを渡された。

「海野先生は何を飲まれますか?」
「あ…でも皆そろってからの方が良いんじゃないんですか?障子を閉めたら皆、場所が分からなくなりませんか?カカシ先生もすぐ来るでしょうし…」

まだ二人しか来ていないのに、先に注文して始めてしまっていいのだろうか?カカシさんもすぐ来ると言っていたし…。
そう思い告げると、大和先生は少し眉根を寄せて困ったような顔をした

「海野先生は…皆と一緒の方が良いんでしょうか?あなたは…カカシ先輩がいないと…俺とだけでは嫌ですか?」
「え?どういう意味ですか?」

俺は言っている意味が良く分からず、思わず聞き返す。
大和先生はちょっと困った顔のまま俺の方へとゆっくりと手を伸ばしてきた…。

その時ドタドタッと物凄い音が店内に響き、どんどんと近づいてくる。
『すみません!お客様?!』と言う少し慌てた店員さんの声と同時に大和先生のすぐ後ろの障子がバンッと叩きつけられる様に開いた。
そこにはゼエゼエと肩で息をしているカカシさんと困ったような顔でオロオロしている店員さんがいた。

「あの…お客様…こちらの方は…」
「…カカシ先輩、良くここが分かりましたね?」
「…テンゾー…やってくれるね…」
「あ、すいませんお騒がせしました。知り合いなんで大丈夫です」

大和先生の言葉にオロオロとしていた店員さんは、まだ困った顔をしていたが
『ではご注文が決まりましたらおよび下さい』と言うと去っていった。
カカシさんは肩で大きく息をしながらマスクを毟り取るように外すと大和先生の事を睨み付けている。
大和先生はそんなカカシさんの事をうっすらと笑いながら見つめている

「…テンゾー…お前…人の事…出し抜こうとするなんて…」
「カカシ先輩、なんの事ですかね?」
「何って…。わかってるんでしょうが?…後から割り込もうなんて良い根性しているね!!」
「別に先輩のって訳じゃないんですよね?じゃあ僕が誘っても、何の問題も無いと思いますけど?」
「お前…そうやって言うって事は…分かっていてやってるんだよね…?人に隠れてこそこそと…」
「カカシ先輩、何を言ってるんだかさっぱりわかりませんね?こそこそって…別に僕が誘ったとしても、来るも来ないも、あくまで彼の自由意志ですよね?どう見てもそんな束縛するような関係じゃないですよね?だったら僕が誘っても何の問題も無いと思いますけど」

何だかよくわからないけどカカシさんと大和先生は一食触発と言った感じで、よく訳の分からない会話を繰り広げている。

「っ…カカシ先生。とりあえず汗拭いてください。お水貰いましょうか?」

そう話しかけるとギリギリと睨み合っていたカカシさんは、俺の事を見てフッと笑った。

「じゃあお願いできますか?すいません。後ね、イルカさんここはもう学校じゃないですよ?」
「あ…そうですね。カカシさん、お水貰いますね?ちょっと待っていてください」

俺が壁にある呼び出しボタンを慣らして店員さんを呼び、水を頼む。
その間にカカシさんは靴を脱ぎ、俺の横にどしんと腰を下ろしてきた。

「…先輩は随分と心が狭いんですね?」
「人の隙を見て、横からかっさらおうとする泥棒猫には言われたくないね」
「まあ、でもこれからいくらでもチャンスはありますけどね?どうして知ったか分かりませんが、そんなに焦ってくるって事は自信が無いって事ですよね?」
「お前は!!」

カカシさんと大和先生との間にピリピリとした空気が漂いだした時、ガヤガヤとした声が近づいてきた。

「おう、カカシ遅くなったわ。なんだよ大和、飲み会の誘いなら前もって言っておけよな。お、海野先生も来ていたのか」
「カカシ、お前思っていたより足が速いんだな!!今度はそれで勝負するか!!お、イルカ、久しぶりだな」
「猿飛先生、ガイ先生、お先にお邪魔しています」

ガヤガヤとした集団は高等部を中心とした先生達で、猿飛先生とガイ先生の後ろから夕日先生と御手洗先生もやってきた。

「ねえここってさ、甘いものってあるかな」
「ちょっと~なかなかいい感じじゃないの?アンコ…アンタまた甘いものつまみにする気?」
「何言ってんの紅、当たり前でしょ?あ、海野先生こんばんは」

ふと前を見ると、今度は大和先生がカカシさんの事を軽く睨み付ける様にして見ている。

「…先輩。そう来ましたか…!!」
「フッ…なんの事?」
「ちょっとあんたたち何してるの?カカシも大和もちょっと奥に詰めてよ」
「海野先生、メニューってあります?」
「はい、紅先生。ここにありますけどドリンクは別になってますよ」
「ふうん…なかなか品揃えが良いじゃねえか。大和は何飲むんだよ?」

フッと2人の間にあった張りつめていた空気が崩れた。
大和先生は猿飛先生にドリンクのメニューを見せてもらい、カカシさんは大きく一つ息を吐いた。
良く見ると額で汗が光っている。横に置いておいたカバンの中から朝のと同じハンカチを取出す。
そっと膝を指で叩き、太ももの上にハンカチを置き少しだけ顔を近づけて囁く。

「汗凄いですよ?朝と同じハンカチで悪いんですが良ければ拭いてください」

じっと俺の顔を見た後、険しかった表情をフッと緩める。
そのままハンカチを置いた俺の手を、ギュッと一瞬強く握った後ハンカチを受け取り汗を拭いている。
拭き終わったハンカチを返してもらおうと手を出したが耳元で『洗って返します。それくらいさせてください』そう囁かれるとさっさとカバンにしまわれてしまった。

「海野先生は何を飲むの?カカシは?」

紅さんに聞かれ、慌ててドリンクのメニューを受け取る。
横のカカシさんと一緒にメニューを見ながら(思ったよりもメニューが豊富だな…)なんて考える

「カカシさんは何飲みますか?」
「俺は…車があるからソフトドリンクで…」
「あ、でもノンアルコールのカクテルなんかもありますよ。へえアルコールの代わりに炭酸やトニックウオーターになってるんですね。これなら大丈夫じゃないですか?」
「そうですね…でも俺は、余り甘いのは・・・」
「そうだ!俺も頼みますよ。それで飲んでみて、大丈夫そうな方を飲めばいいじゃないですか?」
「じゃあお言葉に甘えます…」

少し力なく笑うと、カカシさんは俺の手からメニューを取ってじっと選び出した・・・。





「じゃあお疲れ様~。この後どうする?」
「あー飲んだ飲んだ!!ここ中々良かったじゃないの?」
「思ったよりも美味しかったですね?」

そんな言葉を口にし、皆地下から地上へと抜け出す。
雨はすっかり上がっていて、雲の切れ間から空がが覗いている。

「海野先生はこの後どうするの?」
「俺は今日は帰ります。皆さんは、この後も楽しんでくださいね?」
「カカシと大和はどうするんだ?」
「俺はイルカさんを送っていくから。髭たちは勝手にやってて」
「カカシさん、駅はすぐだからいいですよ!」
「良いから、この後は行かないんでしょ?」
「イルカさん、カカシさん…って。そういや、お前、海野先生とそんなに仲良かったのかよ?知らなかったぜ」
「仲良くなったの、別に良いでしょうが?」
「まあそうだな、おい、大和はどうするんだ?」

そう言って猿飛先生は大和先生に声をかける。大和先生はじっとこちらを見ていた。

「僕は…今日はアスマ先生達と一緒に行きます。今日はね…」
「大和ったら随分と強気じゃないの?・・・この次があればいいけどね?」
「…いくらでもあると思いますよ?」
「カカシも大和も何してんだよ!!ほれ、じゃあカカシも海野先生も又な」
「じゃあ海野先生また来週、カカシ先輩も…今日はわざわざお疲れ様でした」
「はい、皆さんお疲れ様でした」
「大和…余りこそこそしない方が良いと思うけど?」
「先輩こそ…油断大敵ですよ?」

更に飲みに向かう皆と別れ、反対方向の学園の方に向かってカカシさんとポツリポツリと話をしながら二人で歩いて行く。

「雨あがりましたね」
「…そうですね」
「明日は晴れますかね?俺、ズボラだから洗濯物溜めこんじゃって…カカシさんはマメに洗濯しますか?」
「…」
「星が見えますね」
「…本当だ。…ねえイルカさん」
「はい、何ですか?」
「今日…飲みに行くのって…すみません、やっぱりいいです」
「カカシさん。今日はなんか変ですよ?」

いつの間にか学園に付き、カカシさんの車の止めてある場所へと向かう。
もう夜遅い事もあってか車はほとんど残っておらず、ガランとしている。

「乗ってください」

助手席のドアを開けて乗り込む。扉を閉め、シートベルトをつけようとすると『ちょっと待って?』と止められた。

「なんですか?カカシさ…っ!!」

シートベルトをつけようとした手を止めカカシさんの方へ軽く体を傾けると、彼はいきなり覆いかぶさってきた!
そのまま俺の肩に額を付け、縋るように抱きついている。

「…カカシさん。どうしたんですか?何かあったんですか?」
「…来週は?」
「え!?何が来週なんですか?」
「来週の…金曜日は?今度は俺と出かけてください」
「すいません…金曜日はちょっと…」
「何で?!ひょっとして大和と出かけるの?!」

俺の肩にうずめていた顔を上げると噛みつくような勢いで聞かれる。

「違いますよ、ちょっと落ち着いてください。何でそこで大和先生の名前が出てくるんですか?あとですね、耳の横で大きな声出されると耳が痛くなるんで、声を少し押さえてくださいよ」

そう言いながら落ち着かせるようにカカシさんの背中をポンポンと叩く。
彼は大きく息を一つ吐いて、又俺の肩口に額を押し当てて、聞こえるか聞こえないかの位の小さな声で呟いてきた。

「じゃあなんで来週は駄目なんですか?」
「来週は土曜日に予定が入ってるんです。だから金曜日はちょっと…」
「誰と…って俺が…聞いても良いんでしょうか?」

とぎれとぎれの声でカカシさんはボソボソと呟く様に話しかけてくる。
カカシさんの背中をゆっくり叩いていた手は止めるタイミングを見失っていまだに彼の背中にをあやす様にゆっくりとリズムを刻んでいる。

「来週の土曜日は…小等部の再来週から始まるプールの授業のための準備があるんです。男性の教員が集まって皆でプール掃除やらロッカーの確認やら色々しなくちゃいけないんですよ?」
「…そんなのがあるんですか?」
「中等部からは外部からの対策も兼ね、屋内のプールですが小等部は違うんです。カカシさんは知らなかったですか?この前の月の全体会議で話も出ましたよ?」
「俺…会議とかは苦手だから寝てることも多くて…」
「駄目ですよ、起きて話を聞いててください。プールは中に汚れも溜まっているし、結構時間がかかるし体力も使うんです。だから金曜日には予定を入れるつもりはないんですよ」

そう言って背中を大きくポンッと叩き手を離す。

「じゃあ土曜日に。掃除が終わるころに…。迎えに行っても良いですか?」
「え?わざわざ休みの日にですか?なんか申し訳ないですよ」
「俺が行きたいから良いんです。そうしたらご飯でも一緒に食べませんか?」

正直な所プールの掃除は疲れるし、出来れば真っ直ぐにうちに帰って、早く寝たい気もする。
でもいつもの自信たっぷりなカカシさんとは違って、どこか縋るような弱々しいような感じがして、どこか調子がくるってしまい『NO』とは言いづらい雰囲気で…。

「分かりました…。でもご飯だけですよ?プールの掃除って、結構疲れるんです」
「…ありがとう。来週…忘れないでくださいね」
「分かりましたよ。カカシさんこそ忘れないで下さいね。送ってもらえるからって俺は張り切って仕事しているかもしれないですよ?」
「俺は忘れませんよ。なんなら金曜日も送ります」
「…カカシさんに用事が何か入るかもしれませんよ?…そんなに俺の事を甘やかさなくても良いんです」
「俺がしたいから良いんです。約束ですよ?」

カカシさんはそう言いながら又大きく息を吐いて起き上がり、俺の顔をじっと見つめる。

「イルカさん…」

そう言いながら顔が近づいてくる。
又キスされるのかと一瞬身構えたが彼はフッと笑うと又肩に額を押し付けてくる。

「今日は…何もしません」
「え?」
「今日は…」
「…今日は何ですか?カカシさん」
「今日は…何かすると…あなたに酷い事をしてしまいそうで…」
「酷い事…ですか?」
「俺はあなたに嫌われたくないから」
「嫌われたくないって…いったいどんな事をするんですか?」

重苦しい空気を吹き飛ばそうと笑いながらそう言うと、思い切って手を伸ばしてカカシさんの頭を撫でる。
カカシさんは一瞬ビクッとしたが、そのまま俺に撫でられるがままになっている。

「今日…」
「ん、どうしたんですか、カカシさん?」
「…イルカさんに電話して…本当に良かったです」
「え、やっぱりお店の場所が分からなかったんですか?」
「…間に合って…本当によかった」

それ以上カカシさんは何も言わず…。
だから俺も何も話さず…。
俺は車のフロントガラスから見える、雲の切れ間に輝く星を見ながら、ただゆっくりと彼の頭を撫で続けていた。




窺伺 (キシ)……相手の様子を窺って、隙をあらば事を起こそうとすること

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