プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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宿泊34日目 5月25日~困惑~

現代パラレル「リゾートホテル木の葉へようこそ 宿泊34日目~困惑~」です。
しばらくシリアスが続きます。
明日も更新できたらいいと思いつつ出来なかったらすいません。
よければ追記よりお読みください・・・


宿泊34日目 5月25日~困惑~

車は何時もの街道に突き当たると今度は左に曲がり、山の方へと向かっていく。
通る車が少ないからなのか、夜中の交差点の信号は片方は赤、片方は黄色にチカチカと点滅している。
はたけさんは左右をさっと見ると交差点を通過していく。
ひょっとしたらこの先にあるコンビニに行くのかな?とふと思う。
さっき飲み会の終わりに皆と飲んだあとのラーメンの話していたから、俺のラーメン好きを知っているはたけさんがコンビニに買いに連れて行ってくれるのかと思った。
でも何もしゃべらず真剣な顔をしたはたけさんが運転する車は、そんな俺の思いとは裏腹にコンビニを通過した。
車はそのまま進んで行き、一回彼が連れてきてくれた定食屋とスーパーの前を過ぎ、銀行も通り過ぎた。

その先は俺が初めて通る道だった

『上の方は少し賑やかな温泉街になってるんだ』とこの前はたけさんが教えて貰った通り、ちょっと派手な街灯に照らされたシャッターの閉まった御土産物やお食事処らしきや旅館などの建物が軒を連ねていた。
どんどんと車は坂を登っていき温泉街を抜け、少し走ると今度は段々と坂道が急になっていった。
そのまま登って行くと少し先に小さな料金所のようなものが見えた。

…えっ料金所?お金用意しなくちゃ!あれ?俺財布持ってない!?キーケースに小銭入っていたっけ?と酔いの残った上手く働かない頭でポケットを探り一人であたふたしてしまった。

「ここ夜は無人になるから。財布探さなくても大丈夫だよ」

焦っている俺を落ち着かせようとするかのように少し掠れたような低い声で言ってきた。
車を発車させてから初めて彼の声を聴いた。

「はたけさんは良く来るんですか?ひょっとして彼女とか連れて来るんですか?」

何となくホッとして彼に話しかけるが、俺からの質問には又答えてもらえなかった。

くねくねと曲がる急な山道をはたけさんは手慣れた感じで進んでいく。
道の途中で何箇所か駐車場がや展望台らしきものがあり車が沢山止まっているのが見えた。
それらを横目で通り過ぎてまだまだ車は先へと進み、段々とすれ違う車も無く、途中の駐車場にも車の姿も見えなくなってきてもまだ先へと進んで行く。
急なカーブのたびに激しく揺れる車中で、俺の酔いもだんだん醒めて来た。
一体ここはどこなんだろう?山の上の方まで来ているみたいだけど…そんな事を思っていると不意に車はウィンカーを出して小さな駐車場の中へと入っていった…。

駐車場に入ってすぐの場所にはたけさんは車を止めた。

「着いたよ、降りて」

短く一言そう言うと、ドアを開けて外に出ようとするはたけさんに釣られて俺も降りてしまう。
外に出ると…うわっ寒い!!ホテルの辺りとは気温にずいぶんと差がある気がする。
少し震えながらぐるりと見渡すと見渡すと、近くに建物の灯りはなく暗い空が広がっている。
灯りと言えば駐車場の入り口にある自動販売機と駐車場の入り口と真ん中辺りにあるぼんやりとした灯りしかなく、駐車場の奥がどうなっているかは見えない。。
結構山の上のほうまで上ってきたように感じたが、ふと見ると山はまだまだ先までそびえ立っているのが見えた
山は所々に灯りを灯していたが、その影は降りた瞬間に暗いと思っていた夜空よりもさらに暗く、その滑らかな稜線をはっきり浮き上がらせていた。

「こっちに来て」

俺が山に見とれている間に少し先に行っていたはたけさんの後を追いかけていくと、ここは駐車場の奥が展望台になっていた。
展望台の端には俺の腰の高さくらいの柵があり、はるか下の遠くまで見渡すことが出来た。

「うわー凄い!!凄い凄い!!」

まだまだ山は上までそびえ立っているとは言っても、ずいぶんと高い位置まで来たらしく、遥か下の、遠くの方まで良く見渡せた。
そこには、無数の様々な大きさの灯りがずっとずっと遥か遠くまで見えてちかちかと瞬いて見えている。
本当に凄いとしか、綺麗としか、言いようが無かった。
…ひょっとしてはたけさんは、俺にこれを見せに連れて来てくれたのか!!何て思いながらお礼を言う。

「はたけさん!連れて来てくれてありがとうございます!!俺こんな景色初めて見ました!!・・・はたけさん?」

思わず興奮しながらはたけさんの方を見ると、彼は今まで見た事のないような真剣な顔で、真っ直ぐに俺を見つめていた。

いつも俺から視線を逸らしていたこの人とキチンと視線が合ったのは…。

・・・そうだ!!一番最初会った時に、俺が彼にドアをぶつけてしまった時以来じゃ無いだろうか?。

あの時は片目しか見えなかったけど今日はあの綺麗な深い青色の両目でしっかり俺の事を見ている。

思わずゴクリとつばを飲み込む。
駄目だ、この人の眼を見ちゃ駄目だ見ちゃ駄目だ!!
危険だ、見ちゃいけない!!目を合わせちゃいけない!!と警鐘が頭の中で鳴り響いてる。

でも真剣な彼の濃い青い瞳から眼を逸らす事が出来ない。

彼は俺の目を見つめながら大きく息を吸って

「俺はさ、俺にはさ・・・。」

と吐き出すように喋りだした……。

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