プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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宿泊日26日目~5月25日~夏の霧

現代パラレルリゾートホテル木の葉へようこそ「宿泊26日目 5月25日 夏の霧」になります。サブタイトル被りました・・・。 
今回の話はイル誕兼ねてますが多分長くなり当日超えるかもしれません。
そして今回のみ本編の間に周りの人からの『Side 〇〇』と言った他の人の視点も入る予定です(多分)。
シリアスのみが苦手なのでこちらの話の間にギャグなど他の話も入る予定です。
良ければ気長にお読みいただければと思います。

昨日UPした話の続きは早ければ明日にでもUP出来るかと・・・。  

『宿泊26日 5月25日 霧の朝』 良ければ追記よりお読みください…。

宿泊日目~5月25日 夏の霧

パチリと目覚ましがなる前に目が覚めた。
ここはリゾート地で結構標高が高い事もあって朝晩は割と冷える。
そのままベッドの中でダラダラしていたい気持ちを払いのけるかのようにエイッと飛び起きて着替えに手を伸ばす。
ひんやりとした空気と触れた肌は一瞬震え鳥肌が立ち背筋がぞくりとなり慌て服を着込む。
時間を確認すると寮を出るにはまだ早い時間だしかといって今から給湯室に行ってお湯を沸かして一服するには時間が足りない。
何となくベッドに腰掛けるとぼんやりと考えた。

俺がゲンマさんに誘われ、ここに働きに来て2週間近くたった。
最初はちょっときつかったが朝早く起き、中抜けを挟んで夜又仕事すると言うリズムにもすっかり慣れた。
中抜けに遊びに言ったりガイさんに教わったコースを走ってみたり、館内を仕事しながらアオバさんに案内してもらったり、皆でお茶したり…畑さんにどこかに連れて行って貰ったり。
ここはある意味閉鎖された特殊な空間であり俺以外は以前からいる人たちと言う中に一人入って行く事も最初は不安だったが同年代が多い事と知り合いが何人かいたということもあり割とすんなり入って行けたんじゃないかと思う。

今日の午前中が終われば午後から連休に入る。
と言っても明日は朝から館内に掃除の業者やらレストランのワックスやら入るため今日の午前中は何時もよりも勤務時間は長く昼過ぎまでかかる予定だ。
明日は…出来れば俺は何も考えずにいつも通りに仕事をしていたかった。

今日は夕方から俺の歓迎会をレストランでしてくれるらしい。
明日はキッチンの消毒なんかも入るみたいだけど今日の俺の歓迎会の食べ物は昨日から夕方からキッチンの人達が用意してくれるらしい。
他の奴等が作ったのを買って来るなら俺達が作った方が美味いし半端な食材も使い切りたいしななとアスマさんとイビキさんが笑って言ってた。
お酒は綱手様が用意してくれるらしいしここの人達は女の人達も飲むことが好きな人ばかりらしいし皆来るらしいから楽しみだ。
・・・今日出張の畑さんを除いては。
何だか彼のことを考えると頭の中がぐちゃぐちゃしてきそうな気がして軽く頭を振ってその勢いのまま立ち上がる。
今日はなぜだかやけに薄暗い廊下に出て念のためイズモに声をかけるため彼の部屋へと向かった。

「…なにこれ?」
「イルカは霧も知らないのか?ここさ、山の上の方だから良く霧が出るんだよ」
「霧ってさ…こんな濃いもんなの?!」
「今日はまだましな方だって俺もここに勤め始めたころびっくりしたよ。本当に前が見えないくらい霧が濃くて凄い時があるんだよ。…あーカカッさんそりゃあまだいるよな」

玄関を出て駐車場に目をやったイズモは眉根を寄せて呟いた。

「悪い、イルカちょっと先に行ってレストランの準備しておいてくれるか?」
「構わないけど。忘れ物でもしたのか?」
「いや、念のためカカッさんの事を起こしてくる。ヤマト達が声かけて起きているかもしれないけど念の為にさ。この調子だと更に濃くなってきそうだしそうなると下に降りるのも時間がかかりそうだからな…。流石に出張に遅刻は不味いだろう?カカッさんさ、寝起きが悪いから起こすのに時間がかかると思うから先に行っててくれ」
「畑さんが遅刻が多いとはよく聞くけどそんなに寝起き悪いのか?」
「かなりな。そのせいもあって遅刻が多い人だしな。カカッさんが何時の新幹線で行こうとしているのかはわからないけどさ。この霧だとスピードも出せないし途中まではカーブも多いからどうしても時間がかかるだろうしな」
「あ、そっか。電車の時間があるもんな…」
「イルカこの時間帯だから大丈夫だと思うがホテルに行くまで端の方を歩いて行けよ。霧が濃いから車も視界が効かないし万が一って事もあり得るからな。」
「わかった、とりあえず先に行っているよ」
そう言ってイズモと別れると寮から職場であるホテルに向かって歩き出す。
イズモの言った通り霧は段々と濃さを増してきて体にまとわりつくようなひんやりとした中を歩いていくと段々と服が露を含んでしっとりとしてきた頃霧の中にぼんやりと建物の影が見えてきた。

「おはようございます」
「あ、イルカさんおはようございます」
「おお、おはよう」
「あそっかイビキさんも今日キッチンなんですよね。なんか不思議な感じですね」
「あれ?イルカさん一人ですか?」
「イズモは霧が凄いから念の為にって畑さんの事を起こしてから来ます。俺こんな霧が凄いの初めて見ました」
「俺達が来た頃はそんなでもなかったんだが。そうだな、カカシの奴ギリギリまで寝てそうだから下手に間に合わないと困るしな。今はそんなに凄いのか?」
「そうなんですか?俺が今歩いてきたときはどんどん濃くなってきて建物も近づかないと見えなかったくらいですよ?!」
「そんなに?!俺ちょっと見てきます」
「ちょっと待てコテツ?!ったくしかたねえなあ…。俺らも見に行くか」

俺の言葉を聞いてコテツはあっという間にドアに向かい、どこか楽しそうな顔をしたアスマさんとイビキさんもその後を追った。
後に一人残されたヤマトさんはちょっと困ったような顔をしている

「全く・・・。みんな子供みたいですね。僕一人でキッチンの仕事全部やれって言うんですかね?」
「でもあれだけ凄いとどこかはしゃぎたくなる気持ちもわかりますよ。皆すぐ戻ってくるでしょう?」
「だといいんですが…。あと先輩がきちんと起きればいいんですけど。寝起きが本当に悪いんで」

畑さんの名前が出て昨日山の緑が濃くなっていく様子を『山笑う』と言うんだと教えてくれたことを思い出した。

「こんな濃い霧の名前はなんていうんですかね?畑さんがいたら教えてくれたかもしれませんね」
「・・・え?」
「畑さんそう言った事に詳しいですよね?あ、ヤマトさんも畑さんと付き合い長いならこんな霧を何て言うか聞いたことありませんか?」
「先輩が…ですか?僕も先輩と付き合い長いですがそんな事一度も聞いたことは無いですよ?イルカさん何か勘違いしているんじゃないんですか?」
「え?でも俺には…」
「どうしたんですかイルカさん変な顔して…あ、アスマさん達も戻りましたね」

思いがけない答えに呆然としているとドアの方からどやどやと声がしてアスマさん達とそれにイズモもやってきた。

「なんだよイルカまだ着替えていなかったのかよ?カカッさん寝起き悪くて参ったよ」
「あ、俺今ヤマトさんと話していてさ。これから着替えるところなんだ。先に始めてなくてごめんな」
「じゃあ着替えてはじめちゃおうぜ。霧が何時位に晴れてくるか分かんないけど長居する人が多いだろうしコーヒー多めに落とした方が良いかもな。ライドウ主任が来たら確認しなくちゃな」

そんな話をしながら控室に入り二人で制服に着替える。

「しかしカカッさんさ、ドア何回ノックしても起きなくてさー本当に参ったよ」
「寝起きが悪いらしいもんな」
「あの人の遅刻の理由はほぼ寝坊だもんなあ…。夜中に出かけているときもあるみたいだけどどこ行ってるんだろうなあ?」
「あのさ、イズモ…。ひとつ聞いても良いか?」
「なんだよ改まって?幾らでも聞けよ?」
「は…畑さんってさ何て言うか…風とかの名前とか詳しいって聞いたことないか?」
「はあ?カカッさんが?!…イルカお前誰にそんな話聞いたのか知らないけど。お前それ誰かと勘違いしてないか?隊長とかシズネさんとかさ」
「あ、ああそうかもな。もうひとつ聞いても良いか?イズモさ、畑さんと普段どんな話する?」
「カカッさんとって…言われても食事の時しか話しないしさ。あの人普段飲む時なんかも来ないんだよなあ。あ、でも最近は割と参加するようになったよな。逆に俺達の方がイルカとカカッさんがどんな話をするのか聞きたいくらいだよ」
「仕事の話とか…だよ。ごめん俺先に出てるよ」

まだ何か聞きたげなイズモを置いて先にホールに出た。
頭の中をヤマトさんやイズモの言葉がぐるぐるとまわっている。

何で畑さんは俺に対して色々としてくれるんだ?何で畑さんは他の人に見せないような面を俺には見せてくるんだ。

そんなことをぐるぐる思いながらふと外を見ると外はうっすらと明るくなってきているがテラスに置いてあるテーブルセットも見えないくらいの濃い乳白色の霧で包まれている。

畑さんは俺に何であんな態度をとるんだ?
何で付き合いの長いヤマトさんや同じ職場のイズモ達ではなく入ったばかりの俺だけに?
俺には畑さんの考えていることが分からない。
俺はやっぱり彼の事がどこかしら怖い。
他の人と違う態度をとってくる彼に優しく段々と俺の中に入り込んでくる彼にどういう態度で接していけばいいのか分からない。

霧はどんどんと濃くなっていく。
まるで俺に対して何を求めているのかさっぱりわからない畑さんの態度みたいだ…
辺りの景色を覆い隠して全く見えなくしてしまっている深く濃い霧を見ながら俺はこの先畑さんに対してどんな態度を取ればいいのか分からずに濃い霧に包まれた乳白色の世界をじっと眺めていた…。



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