プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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The subsequent nape and tail

現代パラレルで教師な二人の話になります。
昨日UPしました『The nape and a tail 』のその後の話で、カカシ先生も出ていますが、イルカ先生と大和先生がメインの話になります。
『The nape and a tail 』ですがちょっと互いの呼び方でミスしているところがあり、修正してあります。
コメントで教えてくださいました御方、どうもありがとうございました。
今夏コミ用と幾つか並行して書いているもので、呼び方がごっちゃになったり確認が甘かったりしてるみたいで気をつけたいと思います。

『The subsequent nape and tail』良ければ追記よりお読みください・・・




The subsequent nape and tail


昼下がりのカフェテラスはピーク時を過ぎたとはいえ、それなりに混雑していた。
小さめのテーブルがいくつも並び、本を読んだりパソコンをしている人の姿も多い。
ここは学園の職員全体が利用できるだけあって、それなりの広さもあるし、俺が赴任する前に大規模な改装をしたらしく、綺麗でおいしいと評判だ。
基本的に俺の受け持っている小等部には給食があるから、職員用のカフェテラスには滅多に来ることが無く、勝手が分からない。
入り口に置いてある日替わりメニューのサンプルやメニューを見ながら真剣に考える。

料理の乗ったトレイを受け取り、席を探すが空いているテーブルはなかなか見つからない。
大き目のテーブルにいる誰かに、相席を頼もうかと思ってきょろきょろと探していると、後ろからいきなり軽く髪を引っ張られた!
軽くとはいえ、引っ張られた勢いで背中が反りかえる!!トレイの上の食器がカチャリと小さな音を立てる。
いきなり何なんだ?!と思わず勢いよく振り返ると毛先に何かが当たった感触がして『痛っ!!』と小さく声がした。

「…海野先生、その髪の毛軽く凶器になりますよ?」
「え、あ?大和先生!!すいません、いきなり髪を引っ張られてびっくりしちゃって!!大丈夫ですか?」
「確かにいきなり引っ張って驚かせたのは悪かったですが…でもまさか髪がぶつかるとは思っていませんでしたよ」

そう言いながら二人掛けのテーブルにいた大和先生は、片手で顔半分を覆っている。

「大丈夫ですか?どこにぶつかりましたか?!」

慌てて手にしたトレイをテーブルの空いているスペースへ置き、大和先生の顔を覗き込む。
大和先生は顔を覆っていた手をはずし、頬骨の辺りを擦っているが特に赤くなったりはしていなくて、少しほっとした。

「大和先生、本当にすいませんでした。目に入らなくて本当に良かったです」
「いえ、こちらこそすいません。いきなり髪を引っ張られてびっくりされましたよね?」
「あー確かにかなりびっくりしました。普通に声かけて下さればよかったのに」
「海野先生の髪がしっぽみたいで。ついつい引っ張ってみたくなったんですよね?」
「しっぽって…俺の髪は引っ張るものじゃないですよ?」
「でも何て言うか、気になるんですよね。これからお昼ですよね、良ければそこどうぞ?」

そう言いながら、大和先生の向かいの席を進められる。
一瞬、この前の妙に焦った様子のカカシさんの事が脳裏を横切り、どうしようか躊躇う。

「海野先生がここに来た時に、丁度目に入ったんですよ。あの様子じゃ御一人ですよね?折角だし良いじゃないですか?」
「あ、じゃあお言葉に甘えて、失礼します」

そうだよな、良く考えたら…。
この前カカシさんの様子が何か少し変だったけど、俺と大和先生が何あったわけではないし、何も断る理由もないんだしと思い、そのまま反対側に腰掛ける。
トレイの位置を少しずらし、自分の前に置きなおしていると大和先生が話しかけてきた。

「海野先生がここに来るのって、珍しいですよね?」
「あ、今日は小等部は午前中で授業が終わりだったんです。それで給食も無かったですし、たまには来てみようかと思いまして」
「僕も良く来ますが、安いし美味しいと思いますよ?それに『給料日も過ぎたし』ですか?」
「そうですね。『給料日も過ぎたし』今月はまだまだ余裕です」
「僕はもう食べ終わったんですが、それも美味しそうですね?」
「ここって美味しいって評判じゃないですか?今日も結構期待して来たんですよね?」

そう言って笑いながら、トレイの上のコーヒーにガムシロップとミルクを入れようと手に取った。

「髪を引っ張る時に思ったんですが、海野先生、髪が随分と伸びましたね?前はうなじが見えてましたよ」
「そうですか?自分ではそんなに気づかないんですが…。」
「そうですよ、しっぽが長くなってます。綺麗なうなじが隠れてて勿体ない。ずっと長いままですが、短くはしないんですか?」
「はあっ?男に綺麗なうなじって・・・。ほかの方にも言われましたけど、何か間違ってません?」
「…ひょっとしてそれって。…カカシ先輩ですか?」
「あ、はい。この前、髪が伸びたって話になったんですよね?何かその時にも、今みたいに、冗談でそんな感じの事を言われたんですよ」

コーヒーにミルクを入れながらそう話しているが、大和先生は何か考え込んでいるようだ。
そのままガムシロップを入れようと手に取る。

「なんかこの前も思いましたけど…。海野先生って、カカシ先輩と仲がいいですね?」
「そうで…すかね?あ、でも最近ちょっと、仲良くさせてもらってますね」
「何かカカシ先輩が焼きもちやきのカップルみたいですよ?」
「はあっ!!うわっ…!!」

大和先生が思いもかけないことを言うから、開けかけていたガムシロップのポーションの中に、勢い余って親指を突っ込んでしまった!!

「うわあ、やっちゃったよ・・・」

そう呟きながら、手元にあるお手拭きで指を拭く。
不幸中の幸いで服にはかかっていないようだ…。
そう思いながら拭いていると、大和先生が自分の頬を指さしている。

「ずいぶんと勢い良かったみたいですね。頬の辺りにも飛んでますよ?」
「え、本当ですか?ありがとうございます」

慌てて手にしていたお手拭きの綺麗な所で、頬をこする。

「これで大丈夫ですかな?」
「海野先生?まだ拭ききれてないですよ」
「え、本当ですか?どこに付いていますか?」
「ここですよ…」

手にしたおしぼりでもう一度顔を拭おうとすると、大和先生の手が俺の方に向かって伸びてきた。

「…海野先生、そのまま動かないでくださいね?」

ゆっくりと俺に向かって伸ばされていた大和先生の腕が、俺に触れる位まで伸ばされたその時、誰かがその手を横から掴みあげた!!
驚いて振り向くと、俺の斜め後ろにいたのはカカシさんだった。

「お前…こそこそと何してんの?」
「……畑先生こそなんですか?無粋な真似をしないでいただけますか?」
「何…そのワザとらしい呼び方…」

大和先生がカカシさんを見る表情は、言い方が悪いんだけど…からかうと言うか…小馬鹿にするというか…そんな表情だった。
さっきまで俺の前では『カカシ先輩』と呼んでいたのに、今は『畑先生』と呼んでいる。
カカシさんの顔は今の俺からは見えないが、声は…何だかイラついているような感じがした。

「……今の畑先生には『野暮』や『無粋』って言葉が良く似合いますね?」
「……今のお前には『泥棒猫』って言葉が似合うんじゃないの?」
「もし僕が泥棒猫でしたら畑先生はは『番犬』ですか?犬だけに、随分と鼻が効きますね」
「お前は!!」
「それよりも畑先生。手が痛いんで…いい加減、その手を離していただけますか?」

カカシさんは、大和先生の掴んでいた腕をゆっくりと離すと、その手を俺の肩の上に置いた。
その手のひらの熱がワイシャツ越しに伝わるが、今までに感じた事が無いその熱さにびっくりして思わず振り返る。

「カカシ先生!!どこか具合でも悪いんですか?手が凄く熱いですよ!!」

思わず心配になってカカシさんの顔を見ると、カカシさんは大和先生から視線をはずし、俺の事を見た。
そのまま大きく息を吐くと話しかけてきた。

「イルカ先生、大丈夫です。具合が悪いわけじゃないですよ」
「でも…。いつもより手が熱いですけど…」
「…大丈夫ですよ?心配しないで下さい」
「ふうん、そうですか。……『いつもよりも畑先生の手が熱い』ですか」

カカシさんの事が気になって、前にいる大和先生の事を忘れていたが呟くように何か話したのが聞こえて、慌てて前を見る。

「すいません大和先生、今何かおっしゃいましたか?」
「いえ、大したことじゃないですよ。じゃあ、そろそろ僕は退散しますね?貴方の番犬も来たみたいですし」
「え、あ?番犬って…なんの事ですか?」

大和先生は立ちあがると、食べ終えていた自分のトレイを持ち上げる。

「じゃあ、僕は行きますから。このままじゃ、海野先生と話も十分に出来ないですからね」
「あ…あの…大和先生。席、ありがとうございました」
「いえ、こちらこそ。海野先生、今度また、邪魔が入らない時に、ゆっくりお話ししましょうね?」

そのままトレイを片手に、カカシさんが立っている側と反対を通り過ぎようとしたが、俺の横で立ち止まる。
何かあるのかと思って横を向こうとした時、首筋を何かが軽く撫で上げた。
びっくりして横に立つ大和先生の顔を見あげると、目を細めて俺の事を見ていた。

「海野先生の髪は…長いのも良いですが短いのも似合うと思いますよ?でも、どうせだったら長いままでしたら、髪を下したところも見てみたいですね?」

大和先生がそう言った瞬間、俺の肩に置かれたカカシ先生の手に一瞬だけ力が入った。

「では、畑先生失礼します。先生も分別の付いた大人なんですから、今度はあまり野暮な事はなさらないでくださいね?」
「そっちが……お前が余計な事をしなければ問題は無いし、俺も何もすることは無いんじゃないの?」
「余計な事って…。まだ本人は良く分かっていないようですし、そうであるならば、何の問題も無いと思いますよ?」
「……随分と強気なことを言うね?」
「そうですか?畑先生に自信が無いから、そう聞こえるんじゃないんですか?」

「あの、すいません。一体、二人とも何の話を……」

頭上で交わされている良く意味が理解できないが、どことなく険悪な感じの会話に思わず口をはさみこむ。

「海野先生すいません、何でも無いですよ?では僕はこの辺で失礼します。じゃあまた今度、改めてゆっくりと」

最後にそう言って俺に向かって笑いかけると、大和先生はするりと猫のように去っていった。
ふと気づくと、カカシさんは肩に置いていた手を離し、さっき大和先生が軽く撫でた首筋の辺りを擦っていた。

「カカシ先生何しているんですか?くすぐったいし、ここがどこかわかってますか?」
「わかってるんですが、何か、イルカ先生にマーキングされたみたいで…嫌なんです」
「マーキングって…。ほら、ふざけてないで。席が空きましたから座ってください。大和先生も…俺も子供じゃないんですから、自分で拭けるのに子ども扱いですかね?」

ふと思い出し、テーブルの上のお手拭きで大和先生が手を伸ばしてきた辺りをゴシゴシと拭う。
カカシ先生は、まだ俺の首筋に手をあてたままだ。

「ねえカカシ先生。もし何か飲まれまれるなら、いつも車に乗せていただいているし、たまには俺が奢りますよ?」

何だか重苦しいような空気を吹き飛ばすかのようにそう言いながら斜め後ろのカカシさんに話しかける。
カカシさんはフッと笑うと俺の首筋から手を離し、トレイに載っているコーヒーを指差した。

「じゃあ、イルカ先生が今飲んでるコーヒーを。それを貰ってもいいですか?」
「これですか?飲みかけですけど…。これでいいんですか?」
「はい、それでいいんです」

そう言うと、スッとどこかに行ったかと思うと、片手に水の入ったコップを持ってすぐに戻ってきた。

「これ、良ければ代わりにどうぞ」
「あ、ありがとうございます。本当に…これでいいんですか?」
「ええ、いただきますね」

水を受け取り、俺の向かいに座ったカカシさんに俺の手元にあったコーヒーを渡す。
お互いぽつぽつと話しているが、何となく重苦しいようなぎこちない空気のまま、会話も弾まず食事を済ませた。

楽しみにしていたランチだったのに、後から考えても『ただ食べていた』と言う事しか思い出せず…。

カカシさんが何かを考え込むようにしていたことばかり気になって、肝心な味の方は、何も覚えていなかった…。

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