プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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うたた寝

ついったーで出た『同じお題60分でお絵かき』企画で書いた話になります。
絵はうまくないんで小説で参加させていただきました。
へたれ気味のカカシ先生の話です。うっすら甘い系・・・・・・かと。
良ければ追記よりどうぞ・・・。

うたた寝

待機中で暇を持て余して何気なく外を見ると、窓の外に大きな木が見えた。
あんな場所に木なんてあったっけ?ふと思ったが鮮やかな緑を見て、今まできっと葉が落ちた状態だったから気にもとめなかったんだろう…とふと気が付いた。
どうせボーっとしているのなら今日は天気もいいし、静かに過ごしたいとその場所まで移動する。
何度も雨を過ごして、緑豊かな木の下は葉が重なり日陰で、時折吹く風は涼しく音楽のような葉擦れの音を運んでくる。

ぼんやりと愛読書を広げていると、どこからかともなく風に乗って甲高い賑やかな元気な声とその声達をたしなめるようなしっかりとした声が聞こえてきた。
聞き覚えのあるその声にドキンと胸が高鳴る。
誰かに見られている訳じゃないのに、何となくきょろきょろと、まわりを気にしながら彼の姿を探す。

(……やっぱりイルカ先生だ。今は…体術?の授業なのかな??)

その姿を見ただけでどこか胸の奥の柔らかい部分をぎゅっとわしづかみにされたような、甘く痺れるような、自分でも訳の分からない感情が湧きあがってきてどうしたらいいのかわからない。
そのままじっと見続けていると、一瞬チラリと彼がこちらを見たような気がしたがその後こちらを見ることは無くそのまま授業を終え、校舎の中へと入って行った……。
未練がましくその姿を眺めていたがその後彼が出てくることは無く、誰もいないことを良い事に大きなため息を吐いてそのまま木の下に寝転がる。

俺は彼の事が好きだ。
さりげなく飲みに誘ったり、お互いの家までいくような仲の良い関係になれたけれども、あくまで彼にとってはただの友達であろう。
ただ上下関係を重んじる彼の事を考えればそれは凄い進展だろう。
だけれども俺が彼に求めているのは『仲の良い友人』ではなくその先の『肉欲込の親密な関係』だ。
でもきっと、彼は俺がそんな事を考えているなんて想像もしていないだろう…。

ボンヤリと頭上を見上げると葉と葉の隙間からキラキラと木漏れ日が降り注いでいる。
どこにでも分け隔てなく降り注ぐ木洩れ日はまるで彼の様だ。
誰にでも分け隔てなく平等に接し、愛情を注いでいる。
そんな彼にとっての別格はナルト位だ。
ただそれはあくまで『身内に近い別格』であって『彼にとって一番大切な人』ではないだろう。

手を持ち上げ顔の前で広げてみる。
指の隙間からまだ木洩れ日は降り注いできている……。
彼の好意を、愛情を独り占めしたいとは言わない。
今、彼が俺に向けている好意はあくまで皆に向けられているものと変わらない。
彼の『二番目の分け隔てない好意』ではなく、この指の隙間から降り注ぐわずかな木漏れ日位の量でいいから『特別な好意と愛情』が俺は欲しいんだ。

だが彼に色を匂わせた好意を示してみても、彼はそれに気づいていないのか、のらりくらりとかわされている。
『本気で恋したら臆病になるんだ』なんて昔聞いた時に笑い飛ばした事がある。
今はその言葉の意味を痛い位感じている。
何で彼じゃなくちゃダメなんだろう?
何時俺はそんな気持ちに気づいたんだろう?
気付いたらぐるぐるぐるぐる同じ事様なを考えてしまっている。

「疲れてんのかな。ちょっと寝よう」
顔の前に開いていた手をそのまま顔の上に置き、葉擦れの音に誘われるようにうとうとと眠気の波に飲み込まれていった…。

誰かが優しく俺の髪を、頬をそっと撫でる。
寝ていても人の気配には敏感なはずだからこれはきっと夢なんだ。
でもその伸ばされた手はとても優しく、気持ちが良くて。
思わず頬に置かれた手にすり寄ってしまうと、そのまま優しく頬を包まれた。
何て幸せな夢なんだろう…きっとうたた寝している時に、葉擦れが、木漏れ日が見せてくれた優しい夢……

そう思いながらそろそろ起きなくちゃと目を開けるとそこに飛び込んできたのはさっきコッソリと覗いていた顔だった……。

「……え?」
「おはようございます、起きましたか?」

驚いて目を見開くと俺の顔を覗き込んで笑いかけてきた。

「あ、はい……。あの、すいません。イルカ先生は何時からここにいたんですか?」
「うーんどれくらいたったかな?カカシさん気持ちよさそうに寝ていましたよ」
「あの…イルカ先生は何でここへ?」
「さっき俺の授業中にカカシさん俺の事見ていたでしょう?アカデミーも終わったしまだ居るかなと思ってきてみたら良く寝ていたから起こすのが申し訳なくて」
「あの…ひょっとして…俺の頭とか撫でたり…」
「あ、気づいてました?!すいません、あまりにも気持ちよさそうでついつい触っちゃいました。でも変な事とかはしていないですよ?」

照れたように鼻傷を掻いている彼を見て思わずポツリとつぶやく。

「イルカ先生なら、俺に変な事してもかまわないのに?」
「へ?カカシさん今何て?!本当ですか?」
「あ、すいません…何でも無いです。まだうたた寝から目が覚めてないみたいで」
「…カカシさん、今言ったのは本当ですか?俺…本気にしますよ?」

ずいっとイルカ先生の顔が、俺に近づいてくる、じっと俺の目を見つめている。

「俺ね、さっき俺が近づいても無防備にうたた寝しているカカシさんを見て、俺の手に寝ぼけてすり寄ってきたあなたが急に愛おしいって思ったんです」
「イルカ先生それって…」
「俺…カカシさんが好きですよ。多分前からきっと好きだったと思います。でもさっき寝ているあなたを見て、なぜか急に気づいたんです」
「イルカ先生…本当ですか?俺は…」

いきなり降ってきた言葉が夢のようで信じられない。
ひょっとしたら今はまだ夢の中で、自分に都合のいい幸せな夢の続きなんじゃないだろうか?
彼の上から俺に向かって木漏れ日が降り注いでいる。
ひょっとして彼の上から俺に降り注いでくるこの木漏れ日みたく、俺は彼の特別な愛情を貰う事が出来るんだろうか?

そう思いながら彼のそっと手を伸ばす。
首筋にそっと手を置いて自分の方に引き寄せくるりと体制を入れ替える。

「俺も…いや、俺はもっと前から、イルカ先生の事が好きですよ」

顔を近づけ耳元で小さな声で呟くような声で告げると、一瞬びっくりして目を見開いたが俺の事をじっと見て何も言わずに微笑んでいる。

これがうたた寝が見せてくれた幸せな夢なのか?それとも夢のような幸せな現実なのか、それを確かめる様に俺は彼の唇にそっと自分の唇を重ねて行った


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