プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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忍設定、付き合っていない二人の読み切りです。
ついったーでのお絵かき SS60分勝負で書かせていただきました。
教師の続きじゃなくてすみません。明日にはUP出来るかな??

短い話ですが良ければ追記よりお読みください・・・。





こうやって彼と酒を酌み交わすのは、もう一体幾度目になるのだろうか?
ふとそんな事を考えるが彼の楽しそうな笑い声に気を取られその考えは霧散する。
かなり酔いが回ったらしく鼻の上を横切る傷も色の濃さを増してきている。
ここ最近はアカデミーが夏休み前で忙し買ったらしく、なかなか予定が合わなかった。
今日久しぶりに会った彼は夏の強い日差しを浴びて、うっすらと日焼けしたようにも見えた。
うっすらと酔いが回ってきて、どこかご機嫌な彼は熱くなってきたのが鼻歌を歌いながらベストを脱ぎだした。

「イルカ先生、随分とご機嫌ですね?」
「うーんそうですね。最近忙しかったんですが、やっと夏休みになりましたしね。でも又すぐに忙しくなるんですけど」
「そうなんですか?」

話しながらお銚子に手を伸ばしてくる手を遮り、彼が手にしたお猪口にそそぐ。

「受付の仕事もありますし、アカデミーで実践を兼ねた野外訓練もありますからね?」
「へえ、野外訓練ってどんなことをするんですか?」
「そうですね、普通に野宿や、水源の確保の仕方、食べれる野草の見分け方なんかです。今まで勉強したことの復習と、教師を敵に見立てての野外訓練ですね」
「へえ楽しそうですね?」
「そう思うでしょ?でもこれが又結構大変なんですよ?」

にししと笑いながら今度は彼がお銚子を持って、俺へと差し出してくるので慌てて手にしていたお猪口の中身を飲み干して差し出す。

「あ、これもう無いですね・・・。カカシさん、もう一本いっときますか?」

手にした軽くお銚子を軽く揺すりながら尋ねる彼に、横にあるメニュを差し出す。
店員を呼び、新しく注文したところでさっきの話の続きを促す。

「それでイルカ先生、結構大変ってどんな風にですか?」
「あ、さっきの話ですか?そりゃあ当日に羽目を外す子供もいて大変なんですが・・・」
「ナルトみたいにですか?」
「そうそう、男子何か皆調子に乗って、皆が皆ナルトみたくなったりする時もあるんですよ」
「それはキツいですね・・・、あ、ありがとうございます」

店員が持ってきた新しいお銚子を受け取ると、そのまま彼に向かって差し出しお猪口にそそぎ、俺の手からお銚子を受け取った彼も同じ動作を繰り返す。
お銚子を置くとまた話し出す。

「以前は毎年同じ場所でしていたらしいんですね。でも兄弟でアカデミーに通っていたりすると、どこにトラップがあってとかてばれちゃうんですよ?それで毎年別の場所ですることになったんですよね?」
「聞いてトラップの回避できたって自分のためにならないのにねえ?」
「そうなんですよね?でもその時は『野外訓練はきついからどうやったら楽できるか?』って事しか考えていないんでしょうね?教える側としては実践も兼ねた場所で考えながら行動してほしいんで・・・。そう言った行為は物凄い残念なんですがね」

お猪口を見つめたままちょっと寂しそうに笑うと一気にそれを飲み干した。

「あ・・・」
「どうしたんですか?イルカ先生」

飲み干したお猪口を持ったまま、なぜか薄い障子紙を張った隣との仕切りをじっと見つめているが、俺にはときに変わった様子はみられない。
そのままぼんやりとみている彼の頬を軽くつつくと、慌ててこっちを見て顔を真っ赤にしている。

「どうしたの、イルカ先生?」
「えっと大したことじゃないんですが・・・」

そう言うとちょっと悩んで俺の事を指で招く。
俺の耳に口を近づけて囁いてくる。

「お隣の方タバコ吸ってますよね?」

そう言われ横を見ると障子紙越しに時折ポウッっと赤く光るのが分かる。

「それがどうかしたんですか?」

と聞くと触れそうなくらい近かった姿勢を戻して話し出す。
耳のすぐ近くにあった、自分のものじゃない熱が去っていったのが少し寂しい。

「タバコを吸っていると時々光るじゃないですか?あれって蛍が光る様子に似ていませんか?」
「そう言えば確かに・・・。蛍って点滅しながら光るって言いますものね」
「去年ですね、俺が野外訓練の場所を探しに行って、たまたま蛍がいる場所を見つけたんです。カカシさんって蛍を見た事がありますか?」
「・・・多分ないと思いますねえ?」
「なんていうか、凄い幻想的で・・・綺麗でした」
「捕まえようとは思わなかったんですか?」
「そんな事も考えられないくらいに幻想的で・・・。あんなに綺麗な光景、俺見た事が無くて・・・。俺にも大事な人が出来たら二人で見に行きたいと思ったんですよ?」
「・・・そうなんですか?」
「それで結局その場所はやめてまた別の場所を探したんですが・・・今年もあそこに蛍はいるのかな?って思ったんです」

会話の流れで『何気なく俺も見てみたいです』とと言おうと思ったが、彼が言った『俺にも大事な人が出来たら見に来たい』というセリフによって口に出すのを躊躇うことになる。
何気無く言えばよかったのに彼が言った『大事な人』と言う部分が小骨のように引っかかる。

「あ、こっちも終わりですね?そろそろ出ましょうか?」

お銚子を振って彼が言うので二人で残っていた分を飲み干し、脱いでいたベストを身に着ける。
会計を済ませ外に出ると外でも遠くでタバコを吸っている人がいるらしく、遠くで時折赤く点滅しているのが見えた。

「あれで黄色なら蛍みたいなんですかね?」
「そうですね」

少し沈黙した後イルカ先生は大きく一つ息を吸って話し出す。

「・・・カカシさんは蛍を見たいと思いますか?」
「・・・そうですね。見てみたいと思いますよ?1人じゃ寂しいかもしれませんが?」
「俺と見に行きませんかって言ったら、俺が案内しますって言ったらどうしますか?」
「・・・俺でいいんですか?」
「・・・『カカシさんでいいんですか』じゃなくて『カカシさんが良いんです』」

うつむいてしまっているが耳が真っ赤になっているのが分かる。

「イルカ先生?俺もね『誰かと見に行く』のじゃなくて『イルカ先生と見に行きたい』んですよ?」

そっとその耳に口を寄せて囁くと驚いた顔で見あげてきた。

「何ならこれから見に連れて行ってくれますか?」
「でもひょっとしたらいないかも・・・」
「そうしたらいる場所を二人で探しましょうよ?」

もう一度耳に口を寄せ囁く。

「俺は蛍は捕まえないで見てればいいと思いますけど、あなたの事は見ているだけじゃなくて捕まえたいと思っているんですよ?」

そう言いながらそっと手を取り、彼の事を捕まえる。

「お・・・俺も・・・カカシさんになら捕まっても・・・カカシさんなら捕まえておきたいって思います」

そう言いながら彼も俺の事を捕まえるかのように、俺の手を柔らかく握り返してくれた。

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