プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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宿泊40日目 5月26日 ~Happy Birthday~

現代パラレル『リゾートホテル木の葉へようこそ 宿泊40日目 5月26日 ~Happy Birthday~』になります。
これでこのシリーズの一区切りがついてもう一つのイル誕終了です。(*リゾートシリーズは終わりではないです)
取り敢えずしばらくは、いつもの彼らの日常やら、書いては放置している話の続きやら、他の連載の話やら忍び設定の話やら書きたいなと思ってます。
久しぶりに(元)高校生のカカシ君も書きたいし拍手文にもそろそろ何か置きたいです。

長々と続いた今回の話ですが、良ければ追記よりお読みください・・・。


5月26日 ~Happy Birthday~

カカシさんは腕時計を覗き込むと何も言わずにすっと立ち上がった。
何かあるのかと思い、俺もつられて立ち上がる。
カカシさんはふんわりと笑うとうで時計の文字盤を俺に向けてくる。

薄暗い中、時計の文字盤の上で針が天辺で重なっているのが見えた。

「日付が変わったね。…イルカ、お誕生日おめでとう」
「えっ?、本当だ。その…ありがとうございます」

正直まだ素直に喜べない複雑な部分もある。
でも人から誕生日を祝われて久しぶりに嬉しいと思ったのは、胸の奥底にあったどす黒い何かをすべて吐き出したせいだろうか?

「ねえ、イルカ。何か欲しいものは無いの?」

はたけさんは俺に向けていた腕を下げると少し首をかしげて聞いてきた。
思いがけない言葉に、俺は慌てて答える。

「いやいや、大丈夫ですよ?」
「うーん、でも何かあるんじゃないの。折角だから言ってみなよ?」
「俺は…。もうカカシさんから…びっくりする位に色々なものを貰いました。これ以上って罰が当たります!!」

そうだ、さっきから俺はカカシさんにいろんなものを貰っている。
形は無いかもしれないけど…。
でもカカシさんがくれたそれらのものは、きっと俺に一番必要なものだった気がする。

「俺はさ、何もしてないよ?」
「カカシさんにとってはしていなくても…。俺にとっては十分過ぎる程にして貰ってるんですよ!!」
「形のないものだし、それにあくまで22歳のイルカにでしょ?俺はまだ23歳のイルカには何もしてないよ?」
「そんな子供の理屈みたいな!」
「俺がしたいからいいんですよ?」

ちょっと拗ねたように唇を尖らせてカカシさんはそう言ってくる。

「…カカシさん子供じゃないんですから。分かりました、じゃあこのお汁粉とそのコンポタ交換してもらえますか?」
「…それは出来ない相談だな」

そう言った後、二人で顔を見合わせて又笑った。

「随分と冷えたし、今日はこれ位にしてそろそろ帰ろうか?」
「はい、今度はもっと上まで行ってみたいです」
「じゃあライドウに頼んで、俺と休み合わせなくちゃね?…はい」

そう言ってカカシさんは俺に手を差し出してきた。
一瞬なんの事か分からずにきょとんとするとカカシさんはそんな俺の手を取り車に向かって歩き出した。
俺の手を引っ張って車に向かうから、遅れないよう少し後ろを慌ててついて行く。

「ねえ、今日帰って一眠りしたらさ。どこに行きたい?」

カカシさんが当り前のように聞いてきたから、だから俺も当たり前のように答えていた。

「そうですねえ、出来れば美味しいラーメンが食べれる所が良いです」
「又ラーメン?イルカは本当にラーメン好きだね」
「だってこの近くににも、美味しいご当地ラーメンあるって聞いてますよ?」

すべて吐き出している所を、弱い部分をを知られているせいか、何となく甘えたような口調になってしまい、何か気恥ずかしくなってしまう。
繋いだ手を子供の様に大きく動かして、何となく気恥ずかしいのを誤魔化してしまう。
カカシさんは少し歩みを遅めて、俺に歩調を合わせながら少し考え込んでいた。

「そういえばさ、前に…。何か買いたいって言っていたよね?」
「あ、靴とか細々した日用品が欲しいですね。前にコテツに話したら服屋ならいいところがあるって言ってたんですが」
「…あいつのTシャツ見た事あるでしょ?服はあいつと一緒に行くの止めときなよ」
「この前コテツがライドウさんに『俺のお勧めの服屋一緒に行きましょう!!』って言って、アオバさんも勧めてたんですけど…」
「…まあ、良いんじゃないの?それより色々見たいならさ、アウトレットでも行く?この辺にも何か所かあるしね」
「良いですね?俺の着ていたスーツもアウトレットなんですよ。アウトレットでも高かったんですけどね」
「そうなの?」

そんな話をしているうちに車に到着し、はたけさんはゆっくりと手を離した。
少しだけ寂しい気がしたけど、今まで繋いでいた手の温かさが心の中にストンと落ちて行く気がした。
エンジンをかけると、カカシさんは乱雑にストールを畳むからそれを受け取って丁寧に畳みなおした。

「ラーメンはさ、夜だけやってる店で美味しい所があったはずなんだよね。帰ったら調べてみようか?昼はさ、和食系とかどうかな?」
「良いですね!!夜だけの店とか…。期待が高まりますよ」
「服見る時ついでにさ、イルカの時間が余ったらいいんだけど…」
「ん、何ですか?カカシさん」
「あのさ、折角だから。ついでに俺のスーツも見てよ?」
「そんな事ですか?俺の買ったところおススメですよ?アウトレット行くならそこの店が入ってるところにしませんか?」
「ありがとう。じゃあさ、取りあえず帰ってお互い一眠りしようよ?後は何時頃出るか決めなくちゃね」

「…カカシさん、明日は寝坊しないで下さいね?」

「・・・じゃあ鍵開けておくからさ。起きてこなかったら、イルカが起こしに来て?」

そんな何気ない会話が何だか妙に楽しくてお互いにクスクス笑ってしまう。

「じゃあ行こうか」

そう言うとカカシさんはゆっくりと車をスタートさせ、山道を下り始めた。
ふと前を見ると眼下には、一面の夜景がキラキラと広がっているのが見え、ふと窓の外を見ると空は変わらず数多の星を抱いていた
ボンヤリとその景色を見ながら上に広がるの星空も、下に広がっている夜景も、ただただ綺麗に思え、そんな思いも又胸の中に降り積もっていく気がした。

「ここではさ、今まで見た事が無いものなんてゴロゴロしてるから。イルカが今ここが寂しいと思っても…」

そう言いながら手を伸ばして、カカシさんは俺の胸の辺りを軽く叩いた。

「今はさ、色々吐き出して寂しく感じるかもしれないけど。ここにいたらあっという間にいっぱいになって、すぐに溢れて大変な事になるかもよ?」
「それは嬉しい悲鳴ですね。…カカシさん、俺は嬉しい悲鳴あげるのを楽しみにしてますね?」
「それは責任重大だね?とりあえずさ、イルカも少しは我儘言いなよ?」
「…ラーメン関係はアリですか」
「だからさ…まあ仕方ないか。たまに位にしといてよ」

飽きれたように話すがカカシさんの声は笑っていた。
その少し低めの声を聴きながら、俺は何年か振りに穏やかな気持ちで誕生日を迎えられた事に気づいて少し泣きそうになった。
目の前が潤んできて慌てて横を向く。

「疲れたなら少し寝ても良いよ?」

手を伸ばしてポンポンと頭と宥める様に優しく撫でられる。
潤んでぼやけてきた夜景を見ながら、俺とカカシさんって…どんな位置関係になるんだろう?とふと考えてみる。
でもそんな考えは優しく髪を撫でてくれているカカシさんの手に包み込まれるように消えていった。
車はそのままゆっくりと、光と星の間を通りながら…。
カカシさん風に言えば『新しくなった俺』がこれから過ごしていく、皆がいる場所へと向かって走っていった。

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