プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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キリ番はしばらくお休み中です

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番外編「うみのイルカの場合~疾走~」

現代パラレル「リゾートホテル木の葉へようこそ 番外編『うみのイルカの場合~疾走~』です。
いつも突っ込みにまわることが多い人好きする彼。
そんな彼の心の内をそっと覗いて見てください・・・。
追記よりどうぞ・・・。

走れ走れただひたすらに
前を向いてただひたすらに全力で走れ
積もっていくモノ達に追いつかれるな
頭の中が真っ白くなるくらいただ走ったら
降り積もったモノ達には気付かない振りをして
そのまま蓋をしろ・・・

うみのイルカの場合~疾走~

俺が新しい職場に来て10日近く過ぎた。
仕事は覚えることも多いし一度迎えた週末は少し覚えた通常業務とこれまた全然違っておたおたしっぱなしでミスも多くはたけチーフにもいつもより多めに注意されてしまった。
彼は仕事熱心なんだろうなと思う。
最初は良く俺の不注意で怒られていた。
でも出かけようとしていた俺をついでだからと車で連れて行ってくれたりその流れで一緒に何度かお茶をしたり又昨日はお昼を一緒に食べたりもした。
普段ははたけさんはあまりしゃべらず俺ばかりが話していた感じがするけど別に嫌な感じじゃない。
でも昨日出かけたときは彼も結構話していて少しびっくりした。

はたけさんは俺の事も嫌っている訳じゃないと思う。
最初は職場で結構きつかったし出かけても俺が一方的に話すことが多かった。
だけど昨日ははたけさんのお父さんや先生?の話なんかもしてくれた。
俺には彼の事が意地悪なんだか優しいんだかイマイチ良く分からない。
でも昨日俺が気分的にやばそうな時に『何となく倒れそうな気がして』と言って背中を支えてくれた。
誰かに支えて貰うのなんて両親が亡くなったとき以来な気がする・・・って事は何年振りなんだろう?
すごく安心できたし暖かい感じがまだ残っている・・・。
だが俺はそれに甘えてはいけないと思う。

この前イズモとコテツと部屋呑みしていた時に聞いた。
はたけさんは良く夜遅くに車で出かけたり朝帰ってきたりしているらしい。
『だからか知れないけど?はたけチーフ遅刻多いんだよね。まああれだけ格好良いし女の子なんて選り取りみどりでしょ!お客さんにも凄くもてるから。キャーキャー言われて面倒くさくなったのか営業時間はずっとマスクするようになったんだよ。羨ましい話だよな~』コテツがぼやいていたっけ。
彼女居ない暦=年齢の俺には羨ましい話だった。

確かにはたけさんは背も高いしスタイルも良い。
顔も最初に男の俺が見惚れたくらいに格好良い。
まあ仕事終わった後のあの髪型はどうかと思うけど・・・。
でも俺は一番最初に一度だけ見た彼の眼が。
思わず見惚れた綺麗なあの深い青い眼が・・・。
綺麗だけど心の奥底まで見通すような彼の青い眼が怖いと思う。

ここはやっぱりリゾート地だからかお客様もその日の天気が気になるらしく朝食の時に聞かれることが多い。
最近は朝の出勤前に談話室で天気をチェックすることにしている。
画面の中では天気予報のお姉さんがにこやかに今日の天気について話しているが今日は天気が良さそうだ。
もう少し日が差してきたらテラス席を希望される方も多くなりそうだ。
日が差しても足元は意外と冷えるからレストランに置いてあるひざ掛けだけじゃ数が足りないかも?
後で早番のイズモと相談してフロントに借りに行こう。

そんな事を考えていたらニュースの中で聞き覚えのある名前が飛び込んできた。
「~先日倒産したこちらの企業ですが・・・」
・・・俺が勤めていた会社だ。
本当だったら今でも勤め続けている筈だった会社だ。
二ヶ月近く前の俺は会社に入ったらの事とかどんなになりたいとか色々想像していた。
少なくともこんな状況になるなんて夢にも思わなかった。
昨日給料が振り込まれていたが何に使おうか・・・。
まだ考えたく無い
でも今日は目を閉じても渦に巻き込まれるような感覚に襲われる事が無いようだ。
そして何だかまだ背中の辺りがうっすらと暖かい気がする。

でもその代わりにいつものように何か腹の辺りがモヤモヤしてくる。
モヤモヤがいつものようにゆっくりゆっくりと溜まっていく・・・。。
だけど気にするな、考えるな、意識するな・・・。
いつものように、そのまま見ない振りをして上から蓋をしてしまえ・・・。

・・・ソウダキニスルナ。

「早いな、イルカ。」
いきなり後ろから声が掛かり思わずビクッとして振り向く。
「おはよーイルカ。何ボーっとしてんだ?しかし毎日天気チェックして偉いな~。そんで今日は天気どうだ?」
「おはよ、イズモ。ごめん今何か考えていた気がするんだけど・・・。まあ良いや忘れた事にする。お前自分でも天気確認しろよな?」
「・・・お前さ俺相手に何朝から良い笑顔見せてんだ?俺に惚れたか?ってのは冗談だけどさ。どうするイルカ?良かったら一緒に乗っていくか?」
「そうだな・・・。天気も良いし中抜けの休憩で走りたいから折角だし乗せて貰おうかな?」
「お前もガイさんも走るの好きだよな~俺には無理だ。乗車賃はどうするかな~。」
「俺のスペシャルスマイルを朝から見たら十分だろうがよ。今日は天気良いみたいだしフロントで膝掛け借りた方が良いんじゃないのか?」
「天気予報は聞いたけどな。・・・お前の笑顔は頼んでねーよ!!」
ふざけ合いながら二人でイズモの車へと向かう。

天気がよくて風も穏やかでジョギング日和。
寮の玄関を出ると念入りにストレッチをする。
愛用のジョギングシューズは靴底がかなり磨り減ってきていてそろそろ買い換えたほうが良いかもしれない。
ガイさんに幾つか教えて貰い実際に一緒に走ったどのルートにするか悩む。
悩んだ挙句にあえて一番キツいルートにしてみる。

昔、走っていた時は車のエンジン音など雑音が多くて音楽を流しながら走っていた。
ここは遠くから鳥の声や風の音が良く聞こえ何かを聞きながら走るのは勿体無い気がする。
腰につけた伸縮性のあるウエストポーチに念の為に入れたミニサイズのスポーツドリンクと小銭が入っているのを手で押さえ確認しゆっくりと走り始める。
どんどんスピードを上げてただひたすら走る。
こんな風に俺の中に溜まっていく見たくないモノ達も走って振り落とせれば良いのに・・・。
駄目だ考えるな、ただ走れ走れ。
そのうちただ頭の中が真っ白になってただひたすら前へ前へと進む。

「あ、お疲れ様です。行ってらっしゃい。」
「・・・どーも。」
走り終わって寮に戻る。
丁度これから出勤らしいはたけさんとすれ違った。
少し猫背気味でポケットにだらっと手を突っ込んで

彼は今まで俺の回りにいた人達と違う気がする。

昨日不安定だった俺を偶然だったのかもしれないけど気付いて支えてくれた。

支えてくれた手は暖かくて安心できた・・・。

相変わらず彼は俺と目を合わせようとはしない。

彼が何かの意図を持って俺と目を合わせないのか、それとも偶然なのかは分からない。

でも俺もその方がいいのかもしれないと思う。

もしお互いに何らかの意思を持って目があったら・・・。

俺の中にある何かが変わりそうな気がして何だか不安になる

彼のあの目は俺の俺自身が見たくない奥底まで見透かしている気がする。

そして彼になら本当の自分を見せても大丈夫な気がする。

でも多分俺は彼に支えて貰うのが、彼によって俺自身が予想もつかない方向に変わってしまうのがきっと怖いんだ・・・。

俺は変わらなくて、今のままでかまわない。

いままでだって一人で何とかやってきた。

だから大丈夫!!・・・俺は誰かに頼らなくても、誰かに支えて貰わなくても!!

「・・・時間はまだあるし、もう一回走ってこようかな。」

水分を補給するともう一度キツめのルートを走る事にする。
少なくとも走っている間は余計な事を考えずにすむから・・・。

そうして俺は見たくないものや考えたくない事を追い払うかのように・・・。

又・・・一人で走り出す。

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