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とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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真夜中の訪問者

忍び設定の話です。
酔っ払って告白しに来るのって可愛いよなと思ったんですが話しの方向がどんどん変わっていきました(笑)

書類不備は無かったようで10月12日に東京ビックサイトで開催されますスパークに参加させていただける事となりました。
発刊予定は前回ペーパーで出した現パロの『モデラーカカシとイルカの話』(ノベルティ付)、忍び設定の『花吐き病の話』、『夜の体術教室(とにかくエロ(笑))』の予定です。
三冊とも書下ろしで、まだ書き進んでいない為、サイトの話の更新は少し間が空くかもしれませんが、元々話を書いている時の気分転換に違う話を書いたりするんで、ちょこちょこ更新はするかもしれないです。でも、まだ未定です…。

話はそれましたが、良ければ追記よりお読みください…。


真夜中の訪問者


「貴方の事が好きなんです!!」
「はあ、ありがとうございます」
「本当に好きなんです…」

目の縁を赤く染め、潤んだ目をして、少し震えた声で彼が俺に告白してくるのは、もう何回目になるだろうか?
最初に告白された時は何で家を知っているんだろうか?とか、本気だろうか?とか何でこんな真夜中に?とただひたすら驚き、何と答えればいいのか分からず呆然と立ちすくむだけだった。
俺に泣きそうな顔で『好きなんです』とだけ告げ去っていった真夜中の訪問者の後姿を呆然と見送った後で、今のは夢じゃないんだろうか??と自分の頬を思い切りつねったのは…もう随分と前の事だ。

次の日、受付で会っても何時もと態度が全く変わらない彼を見て、夢だったのか?と思いつつ話しかけてみた。
「お疲れ様です。あの…その…昨日の夜の事なんですが…」
「お疲れ様です…昨夜ですか?あ、ひょっとして…飲み屋で、俺の事を見かけました?!変な事はしていなかったと思うのですが」
「えっと、そうですそうです!ちょっと見かけたんですが…」

俺の質問に淀みなく答える彼は、嘘をついている気配などは微塵も無く、俺はその場は話を適当に合わせ誤魔化した。
きっと昨夜の事は、何か幻術にでもかけられていたんだろう。
それかタチの悪い夢だったんだ…と無理矢理自分を納得させ、そのまま忘れる事にした。

ところがその週末…夜遅くに鳴るチャイムに、目が覚めた。
『こんな時間に誰かが訪ねてくる心当たりもないし、酔っ払いのいたずらだろう?』と布団をかぶって無視を決め込んだが、、延々と一定に間隔を置いてしつこく鳴り続けるチャイムに、完全に目が冴えてしまう。
イラつきながら勢いよくドアを開けた俺の目に飛び込んできたのは…

先日と同じく、どこか泣きそうな顔して立ちすくむ彼の姿だった。
彼は俺の顔を見ると、泣きそうな中にもどこかホッとした様子で、話しかけてきた。

「イルカ先生…」
「…はたけ上忍?!こんな時間に一体何の御用ですか」
「貴方が好きです」
「聞いてますか、はたけ上忍?何がしたいんですか?!」
「そんな余所余所しい呼び方は止めて下さい?」
「だから…俺の話を聞いてますか?幾ら何でも、こんな夜遅くに訪問するとか非常識ですよ!!」

眠りを妨げられ不機嫌極まりない俺は噛みつくように文句を言うが、はたけ上忍はそんな俺の事は全く気にせず、その後はただ『好きです』と壊れたおもちゃのように繰り返すだけだった。
幾らなんでも様子がおかしいし、彼の訪問も二度目となり少し余裕もできた俺は、彼の様子を良く見てみた。
…と、彼は少し近づくだけではっきりと分かるくらい、酒の匂いを漂わせている。
よくよく見ると、顔が赤いのも、目が潤んでいるのも酒をすごしただけらしい…。
って事はひょっとしたらこれは、上忍仲間内の飲み会の罰ゲームか何かなのかもしれない?!
そう思いついたとたんに腹が立ち、又食って掛った。

「ねえ、はたけ上忍。たちの悪い冗談はやめてください!!」
「貴方が好きです」
「何か賭け事でもしているんですか?」
「好きなんです」

…全く会話が成り立たない。

「はたけ上忍、すみませんが今日はとりあえず帰ってください」

そう言って彼の背中を押し、強引に帰らせる。
賭けでもしているんなら他の人達はどこかで見ているだろうし、この後そこに向かうに違いない。
そう思った俺はそっとその後をつけるが、彼は他の上忍たちと合流することも無く、まっすぐに上忍寮へと向かって行く。
ある一室に入り、しばらく見ていたがそのまま出てこない。
窓の方から眺めると、彼は趣味が良いとは言えない布団の上に忍服のまま転がって、すやすや寝ているようだった。

「…一体あれは何だったんだよ?」

少し離れた場所から寝ているはたけ上忍を見てそう呟くが、答えを返してくれる人がいる訳でもなく、俺は訳が分からないまま首をひねりつつ自宅へと戻っていった。

その後も…彼は酒を飲み過ぎたらしい時に現れ、一方的に愛の言葉を俺に向かって吐き、帰っていく。
呼び方がよそよそしいと泣きそうな顔で言われ、今では深夜の訪問の時は彼の事を『カカシさん』と呼んでいる。
普段、受付で顔を合わせた時に、うっかりとその名で呼ばないようにするので俺は必死だ。
彼本人はその一連の出来事はやはり覚えていないらしく、受付で何度かさり気なく聞いた時も、『何を言っているのか訳が分からない』と言った不思議そうな顔をされてしまった。
色々と謎な部分が多すぎるが、良く訳の分からないまま時酔っ払った時に来る、真夜中の来訪者からの告白はいまだ続いている…。

「好きなんです」
「はい、ありがとうございます。じゃあカカシさん、気を付けて帰ってくださいね?」

そう言って話を切り上げ、彼の背を押し強引に帰らせる。
少しふらつきながらも、帰っていく彼の背中を見送りながら大きな溜息を吐く。

「こんなことが何時まで続くんだろう・・・」

そう呟きながら頭を掻く。
ただの元教え子の担当とその生徒の上忍師と言う関係で、俺には全く縁のない人だと思っていた。
告白されてきた当初も、ただ迷惑なだけだった。
例えが悪いかもしれないが、動物だって飼えば情が移る。
小生意気な所がある生徒達だって、慕われれば嬉しいし可愛く思える。
……毎回泣きそうな顔で想いを告げてくる、真夜中の訪問者の事が俺は気になって仕方ない。
今までの人生の中であり得ないくらいの『好き』の言葉を、普段は見せないような顔で与えられて、俺はすっかり彼に絆されてしまっている。

と言うか…いつの間にか…俺は…彼の事が好きになってしまっている。

「あーいっその事、素面の時に来てくれよ…。アンタに一切記憶が無いのに『俺も好きです』って言っても仕方ないじゃないか。それとも俺が同じように酔っ払って、アンタの所に告白しに行きゃあ良いのか?」

小さくなってもうじき見えなくなりそうな彼の背中を眺め、そう呟く。
酔っ払った彼が、俺の所に来なくなるのが先か…。
俺が我慢できずに、彼に告白するのが先か…。

小さくなっていく彼の背中を見送りながら、その答えが出るのは…そう遠くない日の気がした。

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