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とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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モデラーカカシと本屋バイトイルカの話(仮)

夏コミで配布したぺ-パー小話です。
本当はスパークで本にする予定でしたが間に合わず、途中まで書いてノベルティにと思ったのも間に合いませんでした。
折角なんでUPしておきます。
ペーパーの時より言葉を足してあります。
こちらの話は次回のイベントで出せればいいなと思っているのと、タイトルは仮になります。

良ければ追記よりお読みください…


モデラーカカシと本屋バイトイルカの話

表のドアのシャッターを開け、看板を表に出す。
ふと見上げた空は抜ける様な爽やかな青空で、今日は何か良い事があるような気がした。
その途端奥の電話が鳴る。

「はい、マイト書店です」
「あ、イルカか?」
「あ、店長おはようございます」
「すまないんだが、今配達の途中の道が混んでいて、かなり遅くなるかもしれない。それまで店を任せるからすまないけど頼んだぞ」
「はいわかりました。気を付けてくださいね」

そう言って電話を切ると伸びを一つして呟いた。

「さて、今日も頑張るかな…」

俺がバイトする書店は駅前の木の葉商店街の端にある。店長の趣味(!!)でやっている為、普通の本屋と違いちょっと偏った感じの専門書の品揃えが豊富なのがウリで、扱っている専門書の配達もしている。
その為遠方の方からも注文が来る事も良くある。
まぁ普通の雑誌もある程度は取り揃えてはいるけれど、店の売り上げの大部分が常連さんの購入する専門書の売り上げで成り立っている。
大学に通う友人に頼まれ棚卸しを手伝ったのが縁で、そいつがバイトを辞める時『今決まったバイトがないのなら働かないか?』と店長さんが声を掛けてくれた。
その時決まったバイトをしていなかった俺は、店長とウマが合ったこともあり働かせてもらう事にしたのがつい先月の事だ。
本の埃をそっと掃っていると入口のドアが開き、ぶら下げてあるチャイムがチリンと軽やかな音をたてた。  

「いらっしゃいませ」

ドアを開けて入ってきた彼は店内をぐるりと見回し、本棚の埃を掃っていた俺と目が合った。
彼はどこか不審そうな顔で声を掛けた俺の事をじろじろと眺めている。
色を抜いてるんだか染めているんだかわからないがアッシュブロンドの髪はボサボサで目元まで隠れている。
くたびれた感じのTシャツに何かの汚れが付いて膝が抜けたデニム。おまけに猫背だ
…何か凄く怪しい。

 半分目に掛かった前髪を無造作に掻き上げると彼は眉根を寄せて話しかけてきた。

「…アンタ誰?」

そんな彼の失礼な物言いに内心ムッとしながらも、にこやかに答える。

「俺ですか?ここのバイトのうみのですが…」

俺の答えを聞いているんだか聞いていないんだか、何とも答えずに又問いかけてくる

「ガイは?」
「はい?」
「あー、えっと。あのさ、店長はいる?」
「あ、店長ですか?今日は配達がありますので、午後のから出勤になります」
「あっそ、じゃあアンタでも分かるかな?取り置きの本を取りに来たんだけど」
「探してまいります。申し訳ありませんが、お名前を頂けますか」
「はたけだけど」
「すみませんが少々お待ちください」

彼はボソボソと喋るため声が少し聞き取りづらかった。
俺は少し奥まった場所にある取り置きの棚の【は】行の場所を確認するが、何度見ても【はたけ様】と書かれた札のついた本は無かった。

「申し訳ありません。伺ったお名前が書かれた、取り置きの本は見当たらないので…」 (念の為、もう一度お名前をお伺いしても宜しいでしょうか?)
そう続けようとした俺の言葉は、彼に遮られてしまった。

「はぁ?よく探したの?!冊数も多いし、すぐに分かると思うんだけど」

不躾な彼の物言いにかなりムッとするが、これも仕事だと思い丁寧に答える。

「本当に申し訳ありません。店長に電話して確認しますので少々お待ちいただけますか?」
「アンタじゃ話になんないや。時間も無いし、ガイがいる時に又来るからさ、もういいよ。それにアイツも配達に行ってんなら電話掛けたって出れないでしょうが?」

そう言うと彼は後頭部を掻きながらドアの方へと向かった。俺は慌てて後ろから声を掛けた。

「あの、すみませんが店長に伝えますのでお名前を…」
「アンタさ、人の話を聞いてないの?オレさっきアンタに名前伝えたよね?」

軽く振り向いてそう言い捨てると来た時と同じようにスルリと出て行ってしまった。

「…は?はあぁ?!」

チリリンと言う軽い鈴の音と共に一人残された俺は、暫く呆然と立ち尽くした。
…それが俺と彼との最初の出会いだったが、俺の彼に対する第一印象は『最悪』の一言だった。

「ははは、悪かったな。あいつの取置きは量が多いから別に置いてあるんだ。しかも名前しか書いてないから、どっちにしてもイルカにはわからなかったろう。しかし珍しいな朝取りに来るなんて」

配達を終え出勤して来た店長に朝イチの不審人物の話をすると、笑いながら答えてきた。

「あいつも身なりを気にしないからな。はたから見たら何してるか分からない怪しい奴かもな。まあキチンとすれば、俺の次位には良い男だと思うんだけど!」
「全く!店長の知り合いとはいえ本当に失礼な人ですよ!!社会人としてマナー不足ですよ」

むくれる俺の肩を軽く叩き、店長は宥めてきた。

「まあ、あいつの仕事は普通の会社勤めとは違うからな?」
「そうなんですか?」
「ああ、駅前の模型屋というかおもちゃ屋でバイトしているが、アイツの本職はモデラーだよ。イベントなんかにも出ているし、プロと言っても良い腕前だぞ?」
「モデラー…ですか?」

『モデラー』と言う聞きなれない言葉に、先ほどの彼のように眉根を寄せてしまう。
最悪な印象の彼と、この後急激に親しくなっていくなんてこの時の俺は想像もしていなかった・・・。

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