プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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そしてこいになる

カカシ先生が恋心に気づく短い話です。
先日UPした話にたくさんの拍手有難うございます。
薄暗い話でしたので、受け入れていただけるか心配でしたが感想もいただけて有り難く思います。

腰の具合がだいぶ悪く、しばらく短文の形でUPさせていただくかと思います。
通販に関しましては、すべて発送させていただきました。
腰の調子が悪く、パソコンを長時間に触ることが厳しいため個別に連絡できずに申し訳ありません。
後日改めて連絡させていただければと思います。

よくある短い話ですが、良ければ追記よりお読みください。


そしてこいになる


「もう別れたんですか?」
「うん、でも一か月もったから長続きしたと思うんだけど・・・」
「一か月は、世間一般には長続きしたとは言わないと思いますよ」

賑やかな居酒屋の一角でそんな会話を交わす。
俺の言葉を聞いて呆れた声で呟いてきたその人に対して、俺は小首をかしげてみせた。
そんな俺の態度を見て、イルカ先生は手にしたグラスを置くと、ため息を吐いてきた。

「カカシさん『今度こそ本当の恋じゃないかと思うんですよね』って俺に言ったのは、ついこの前の事じゃないですか」
「あの時は確かにそう思ったんですよ」
「だったら何で終わりにしてしまったんですか?」
「相手が俺に対して興味を持って無いから。自分の話はベラベラとするくせに、俺の事には興味が無いのか聞こうとしないんですよね。それで嫌になっちゃって」
「そんな…。そうしたらカカシさんに興味があるなら誰でもいいみたいじゃないですか」

そう言いながらビール瓶を傾け、俺のグラスに黄金色の液体を注いでくれる。
グラスの縁ギリギリまで注がれたそれを飲み干すと、コツッと言う小気味いい音を立て、テーブルへと置いた。

「う~ん、でもイルカ先生の言うとおりなのかもしれないです。俺は自分に対して関心を持って貰えるのが嬉しいですよ。例えそれが俺の名前目当てでも、関心を持って貰えるなら誰でも良いかなって。だから長続きしないんですかねえ~」
「カカシさん、俺はそれは恋と違うと思いますよ」
「そうですね、そう言う意味では俺は恋したことが無いのかもしれません」

ワザとらしく溜息を吐いてグラスの口を指で撫でていると、イルカ先生は少し困った顔をして話しかけてくる。

「カカシさん、そんな事言わないでください。今まで貴方が付き合った人の中には、確かに名前に釣られた人もいるかもしれませんが、真剣に貴方の事を好きだった人もいると思いますよ」
「そうですか?そんな風に言ってくれるのは、イルカ先生位ですよ。あーあ、イルカ先生みたいな人が彼女なら、きっと長続きしたのかもしれませんね。どうも上手くいかないですねえ~」

優しげな彼の言葉に、少し調子に乗ってしまう。
何気なく吐いた俺の言葉を聞くとイルカ先生は眉根を寄せた。
そのまま手にしていたグラスの中身を一気に飲み干し、俺の目を見つめながら真剣な顔をして話しかけてきた。

「…カカシさん。その言い方は失礼です。今まで付き合ってきた彼女達に対しても、そして俺に対しても。もしカカシさんが誰かにフラれた後で、そのフッた相手がカカシさんの事をそうやって話していたら、カカシさんだっていい気がしないんじゃないですか?」
「あ・・・そうですよね」

何時になく真剣な声色に、思わず自分が調子に乗っていた事に気づいた。

「すいません、調子に乗って言いすぎましたね。イルカ先生の言うとおりです。申し訳ない」

思わず頭を掻きながら謝ると、イルカ先生もハッとした顔でぺこりと頭を下げてきた。

「俺の方こそ言葉が過ぎたみたいですいません。でもカカシさん、もしも自分が言われて嫌だなと思う事は人に言っちゃいけないと思いますよ」

俺に向かって真面目な顔で、生徒に向かって諭すようにそう言ってきた彼が、ふと知らない人に見える。
いつも俺の話を聞いてもらうばかりで、彼の話を聞く事は滅多になく、イルカ先生の事を『ナルトの恩師』『アカデミーの教師』『受付もしている中忍』以外、良く知らないことに気付いた。


…今目の前にいるこの人の事をもっと詳しく知りたい。

ふと、そう思ったら口が勝手に言葉を紡いでいた。

「そう言えば、いつも俺ばかり話を聞いてもらってますよね。たまにはイルカ先生の話を聞かせてください」
「俺の話って…。例えばどんな話が良いんですか?」
「何でも良いんです」

不思議そうに首をかしげると、イルカ先生は少し眉間にしわを寄せ何か考えた後で、ゆっくりと話し始めた。
彼の話を聞きながら、ふと考える。
そう言えば今まで付き合っていた彼女たちは、自分の話を押し付けがましくしてきて、俺はそれを聞き流していたが、俺は、誰かの話を聞きたいなどと思ったことが今まであっただろうか?
彼の話を聞きながら、頭の中に掛かっていた霧が晴れたかのように、唐突にある事に気がついた

「そうか、そう言う事なのか・・・」
「え?どうしたんですか、カカシさん」

思わず呟いた俺の事を心配そうに見つめる彼に微笑んでみせる

「何でも無いんです。イルカ先生の話の邪魔してすいません。どんな些細な事でもいいから聞かせて貰えますか」

今までの彼女達が、俺に向かって延々と話し続けていたのは、俺に彼女達の事を理解して欲しかったからだ。
そして、俺がイルカ先生の話をどんな些細な事でもいいから聞きたいと思ったのは、俺が彼の話しを聞いて知って、彼の事を理解したいからなんだ。

その事に気づいた瞬間、俺は生まれて初めて恋をした事に気がついた。

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