プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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始まりの前のカカシの話

2月1日に開催された『忍びノ國から』で配布させていただいた無配ペーパーの小話です。
以前ペーパーで配布したモデラーカカシと本屋バイトイルカの話(青字クリックでその話のページに飛べます)の更に前の話です。
カカシ版とイルカ版と書いたのですが、今日はカカシ版をUPさせていただきます(明日はイルカ版の予定です)
配布時よりちょこちょこ書き足してありますが、根本的内容は変わりません
こちらの話の続きの本は5月に出す予定なんですが、色々あって全部書き直しているため、以前のペーパーとはちょこちょこ異なる点が出てくるかと思います。

通販ですがメールの未着があったらしく、通販の連絡を戴いてます皆様に再度連絡のメールを送らせていただいています。
お手数ですがいまだ連絡が来ていない方がいらっしゃいましたら、横のメールフォームから一言連絡お願いいたします。
お手数おかけし申し訳ありません。

 
『始まりの前のカカシの話』小話ですが良ければ追記よりお読みください・・・。




【始まりの前のカカシの話】


木の葉商店街から少し離れた小さな居酒屋。
その一角の座敷になっている個室で、今にも宴が始まろうとしていた。
つい先刻、居酒屋のバイトの子によって運ばれたジョッキは、ついさっきまでしっかりと冷やされていましたと言わんばかりに持ち手を除いた全体を白く曇らせており、こんもりと盛り上がった泡は今にもあふれそうだ。
幾つもの手が伸びてきてそれらを掴むと、乾杯の合図と共に勢い良くぶつかり合いガラスが澄んだ音を立てた。
一気にその中身を飲み干した空けたガイは空のジョッキをテーブルに置くと、今度は脇にあったメニューを手に取り前に座る銀髪の男に向かってニカッと笑いながら広げて見せた。

「カカシ。又この前はすまなかったな。まぁ今日は俺の奢りだ!好きなものを頼め」
「何、今日はガイの奢りなのか?」

ガイの言葉を聞いたライドウはジョッキを口から離すと嬉しそうな顔をしたが、そんなライドウに咥え煙草のアスマはヒラヒラと面倒くさそうに手を振って見せた。

「カカシは、ほらあれだ。この前ガイの店の棚卸手伝ったからそのお礼だ」
「ハア?ガイの店の棚卸のおごりって・・・一体何時の話はだよ」

アスマの言葉にがっかりとした顔をして見せたライドウは、目の前にいる上機嫌なガイとは対照的に自分の横で不機嫌そうにチビチビとビールを飲むカカシの顔を覗きこんだ。

「ったくさ、ガイもいい加減にしてよ。この前のおごりって言うけど、棚卸をしたのはもう半年前なんですけど?毎回毎回、棚卸の時期に近くなると前回の分だって言って奢ってきて・・・」
「いいじゃないか、毎回賃金貰った上に奢ってもらえるんだろう?」
「労働したら対価貰うのは当たり前でしょうが!!って言うか俺は好きで手伝っている訳じゃないし」

ドンッと音がするほど勢い良くジョッキを置いたカカシは、ガイの横に座り、煙草を燻らす髭面の男を睨みつけた。

「大体さ、なんで俺が毎回ガイの店の棚卸しに行かなくちゃいけない訳?もとはと言えばアスマが受けたんだから、いい加減にアスマが行けばいいでしょうか!」

ギッ!と音がするんじゃないかと言う程鋭く睨み付けてくるカカシの事をチラリと見たアスマは、長く煙を吐くと手元の灰皿に灰を落とした。

「 んな事行ったって、ガイの野郎が俺の事はお断りって言うんだから仕方がねぇだろうが。文句はガイに言え」

そう言いながらクイッと顎でガイを指すと、ガイは豪快に笑いながらカカシに向かって親指を立てて見せた。

「仕方ないだろう!アスマとゲンマは煙草を吸うから、万が一大事な本達に臭いが付いてしまっては困る。そうしてアオバは薬局の仕事が忙しいし、ライドウも店が繁盛しているから忙しくて頼めない。となると、残りはアスマの店のバイトのお前しか居ないだろう?店長の責任はバイトであるお前の責任でもある」
「お前・・・ふざけるなよな」

アスマの尻拭いをすることは当然だ、と笑いながら言ってくるガイの顔をカカシは冷ややかに睨みつけるが、全く効果は無い。
腹いせに手元にある枝豆をガイに投げつけようとしたところ、後ろの障子がカラリと開いた。

「ゴメンね~、遅くなったけど始まったばかりかな?」
「おう、遅かったな。今始めたばかりだ」
「そうなんだ、それは良かった。ところでさ、カカシは何してるの?ガイと何かあったの」

開いた障子の隙間から顔を覗かせたアオバは、枝豆を手にガイを睨みつけているカカシの事を不思議そうに見ながら入ってきた。

「別に・・・何も。大したことじゃないし」

のほほんと話して来るアオバに何と無く気を削がれたらしいカカシは、変わらず紫煙を燻らせているアスマから視線を外すと手にした枝豆をもそもそと食べ始めた。

「アオバ、今日は薬局閉めるの随分と遅かったじゃねぇか。そんなに忙しかったのか?」
「ん~、季節の変わり目は、皆体調崩しやすいからねぇ。この時期に混むのは仕方が無いよ」

アスマの問いかけに答えながら、アオバはライドウから渡されたお絞りで手を拭きつつメニューを眺めている 。
少なくなったツマミの注文も終わり再度飲み物が運ばれると、アオバが来たからと再度乾杯の声が上がった

「 でさ、カカシはなんでそんなに機嫌が悪いの?」

ジョッキを手にしたアオバはもう一度カカシに問うが、まだ不機嫌そうな顔をしているカカシは何も答えようとしない。

「ああ、こいつが機嫌悪イ訳か?ガイの店の棚卸しの件だよ。何で毎回自分が行かなくちゃいけないのか!とさっき一人でキレてたんだよ。な、カカシ」

不機嫌そうな顔でジョッキを口にしているカカシの代わりに、アスマが煙を燻らせながら答えた。
どこか面白そうに話すアスマの言葉にチッと小さく舌打ちすると、カカシはアスマを睨みつけ、指差して叫んだ。

「大体元はと言えばガイの店の棚卸って、この髭が『彼女が探している海外の珍しいコレクターズアイテムの本』を探して貰うのと引き換えに受けた仕事でしょ?何で髭の彼女に渡す本の為に、俺が代わりに働いてる訳?しかも俺がガイの店に行っている間、アスマは『仕入れと言う名の彼女との旅行』に行っているとか、ありえないんですけど!」
「けどお前だって、ガイに無理言って海外の造形の本探して貰ったりしているじゃないか。この前頼まれた本は、探すのにかなり苦労したってガイが言っていたぞ」

アスマにそう反論され、カカシもグッと言葉に詰まる。
元はと言えば自分の店の事なのに、揉める二人を面白そうに見ていたガイは何か思い出したかのようにふと話し出した。

「そう言えば昨日お得意様の大学教授に頼まれた本を配達した時に、棚卸をお前に頼んでいる事を世間話のついでに話したんだ・・・」
「あのさあ、本人の居ないところで勝手に人の事を話題にしないで貰える?ガイ・・・教授ってひょっとして、まさかとは思うけど」
「ああ、波風教授だ。そうそう、カカシ。たまには顔を見せろって言っていたぞ」
「・・・あの人の所に行くとロクな事にならないから、別に行かなくていいよ」

吐き捨てる様に言うカカシに、ガイは又ニカッと笑って見せた。

「まあそんな冷たい事言うなよ。そうしたらな、『自分もどうしても欲しい本がある。今まで色々な所を探したが、ガイ君なら見つけてくれるかもね。見つからないかもしれないが念の為に探して貰えるならば、うちのゼミの子を棚卸のバイトに行かせるよ』って言ってくれてな」
「へえ。カカシ、良かったじゃないか。ひょっとしたらお役御免になるかもしれないのか。じゃあまた乾杯するか?」

少し酔いが回ったライドウがジョッキを持ち上げながら茶化す様に話しかけるのを、カカシは横目で睨みつけながらガイと話を続ける。

「バイトを紹介してくれるって言ったって、あの波風教授だし、一体どんなのを寄こしてくる事だか・・・」
「うーん、どうだろうな?でも店に人を入れてみたらどんな塩梅になるのか気になっていたから、一度だけお願いしてみようかと思ってな。ただ急な話だしな。まあ今度の棚卸しに間に合わなければ、・・・。カカシまた宜しくな!」
「だから、いい加減他の奴にも頼め。なんで俺が行くの前提なのかよ・・・」

うなだれて文句を言うカカシの事は気にせず、皆楽しげな様子でそれぞれジョッキを持ちあげた。

「では、マイト書店に素晴らしいバイトが来て、カカシが棚卸の任務から解放されるように・・・乾杯!」

楽しげにジョッキを合わせる皆に一人置いてけぼりにされたカカシは、ガシガシと片手で頭を掻きながら一人、大きなため息をついたのだった。

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