プロフィール

とめきち

Author:とめきち
2013年夏カカイルにはまった新米カカイラーです。
煩悩のまま駄文を書き散らしております。

ギャグとシリアスが混沌としております。
闇鍋みたいなサイトです。

本人は読むのは雑食です。
書くのはカカイルメインでちょっこっと捧げ物でライアオ書いてます。
こちらはカカイルサイトなのでそちらはUPしてません。

溺愛するポケモンはラプラスと使いやすさでコバルオン。
お稲荷さんと聞くと変態仮面が真っ先に思い浮かびます。
意外と手先が器用です。

基本的にギャグのカカシ先生はイルカ先生の話をキチンと聞いてませんし変態です。
イルカ先生は基本ツッコミです。

現パロのリゾートシリーズは基本カカイルですが色々なキャラが出てます。
っていうか最近そっちがメインな気もします・・・。

高校生シリーズは一旦完結しましたがたまに番外編で出てきてます。

リンクフリーです。
報告とかしてもらっちゃったら即効お邪魔します。
相互とかさせていただいちゃったりしたら喜んで話の一本でも書かせていただいて手土産にお邪魔いたします(笑)

ではへっぽこで珍妙で拙い文ではありますが宜しければお楽しみいただければ幸いです。

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「美味しく召し上がれ」

1月24日に開催されました全忍集結2に合同サークル「もふもふ会」で参加させていただきました。
私は体調を崩していて欠席だったのですが、当日はトアメちゃんとそのお友達、ピンチヒッターで妹が売り子をしてくれていました。
お立ち寄りくださいました皆様本当に有難うございます。
こちらはそちらのイベントのペーパーラリー用に書いた小話になります。

とある高級旅館でカカシに食事を御馳走になったイルカ。酒を飲むばかりで自分ばかり食べているのを申し訳なく思ったイルカはカカシにも色々と勧めるのだが「以前食べた事がありますから」とやんわりと断られる。
色々な場所に行っているし、それなりに接待等で美味しいものを食べているカカシが何か食べてみたいものは無いかと軽い気持ちで問うと、カカシからは「食事的な意味で、イルカ先生が食べてみたい」と答えられ・・・。

グロい表現はありませんが、カカシが食材的な意味でイルカをどう調理したいかと話すシーンがあります。
サラッと軽い表現で書いてはありますが、苦手な方はご注意ください。

良ければ追記よりお読みくださいませ・・・。


   【美味しく召し上がれ】



「イルカ先生は本当に美味しそうに食べますねぇ~」

 耳に飛び込んできたその言葉にイルカはハッと我に返る。おやつをもらった子供のように夢中になっていた目の前の料理から視線を上げて目の前の人の事をそっと見ると、そこには含み笑いを浮かべながら、トロリとした眼でイルカの事を見ているカカシの姿があった。

    *****

 ここは木の葉の中でも一、二を争う老舗の高級旅館の離れを改造した料亭。一日一組しか客を取らない事で知られていて、一見さん不可は勿論の事、火影であっても予約をしなければ断れると言われている場所である。
一度は行ってみたいが自分には一生縁のない場所ですね、とイルカ本人は覚えていなかったが、カカシとの酒の席で冗談交じりに言ったらしい。
 本人すら覚えていないそんな酒の席での戯言を、律儀にもカカシは覚えてたらしい。「前にイルカ先生が行ってみたいと話をしていた場所に予約が取れました。俺が奢りますんで行きましょうよ」と言われ、「給料日前だし、お言葉に甘えちゃおうかな」とイルカは軽いノリで答えた。はて、行きたい場所ってどこだっけと?首を傾げながら後ろを着いていき、到着した場所で思わず「はああああああッ⁈」と思わず珍妙な叫び声をあげてしまい、入口にいた案内役の男に白い眼で見られてしまった事は一生の汚点だ。
 驚いている間に部屋に案内され席に着き、気が付けば料理が出され向かいの席ではカカシがお猪口を手にしていた。次々と出される会席は、食材に施された細工も見事で、食べるのが勿体ない程だったが「乾いてしまったら美味しくないですよ」と促され口に運ぶと、震えが来るほどの美味さであった。余りの美味しさに言葉が出ず、眼を輝かせているイルカを柔らかく見つめているカカシは「俺はここの酒が飲みたかっただけなんで」と言いながら手酌で延々と酒を飲んでいる。
 
 そしてその言葉通り、カカシの前には酒と幾品かの料理しか運ばれては来なかった。しかもその料理が来るたびに「こちらも美味しいですよ」と勧めて来るものだから、ついついイルカも箸を伸ばしてしまう。
最初はイルカも自分に料理が来るたびにカカシに勧めていたが、途中からはカカシの言葉に甘えて食べる事に夢中になってしまっていた。急に恥ずかしく思えてきたイルカは、気恥ずかしさを隠すように少しふざけた様子で、手元にある半分ほど残った水物の皿をカカシに向かって押し出した。

「カカシさんはずっと飲んでばかりじゃないですか?半分くらい食べてしまってますが、凄く美味しいですよ」
「ありがとうございます。でも俺はこれで十分なんで」
「でもいつもよりも少し飲み過ぎじゃないですか?口直し代わりにどうぞ召し上がってください」

 差し出された皿をイルカの方に押し戻すと、お猪口を持ち上げてみせるカカシの目は何時もよりもトロリと緩んで見えた。

「俺は前にも食べた事があるから大丈夫ですよ。それよりイルカ先生のお口に合いましたか」
「俺の口に合いましたかって、十分すぎる程ですよ。あ、そうだ!今度は俺にカカシさんの食べたいものをご馳走させてください」
「俺の食べたいものですか?」
「ええ。カカシさんは何か食べたいものはないですか。俺の出来る範囲ですから、たかが知れてますけど。俺に御馳走できるものなら何でもどうぞ」
「そうですねえ・・・。イルカ先生に出来る事なら何でもいいんですか?」
「ええ、何でも言って下さい!」

 イルカのその言葉にしばらく考え込んだカカシはにやりと笑うと、ちょいちょいとイルカを手招きしてみせた。
カカシの方へと身を乗り出して見せたイルカに首を横に振ると「ちょっとこっちに来て貰えますか」と自分の横に置いてある座布団を軽く叩いて見せた。その仕草を見て、もしや大きな声で言えないような食べ物なんだろうか?ひょっとしてゲテモノ好きとか?と首を傾げながら隣に座って見せると、カカシはイルカの頭の先からじっくりと眺めてみせた。

「前から思っていたんです。イルカ先生って、何か美味しそうですよね」
「はあ?俺ですか。すいません、ちょっと意味が分からないんですが」
「ほら、俺達の今の年頃って丁度油がのってるって言うじゃないですか」
「それは仕事のとかの例え話ですよね」
「イルカ先生は前々から美味しそうだなって思っていたんですよね」
「カカシさん、俺の話をちゃんと聞いてください!」

 これはひょっとしなくても大分酔っている。
 
 帰りは大変かもしれないと考えるが、酔った勢いとはいえカカシがこんな風に話すのは珍しい。折角だし美味しいお酒で口が軽くなった酔っ払いの戯言にとことん付き合うかと思った時点で自分も割と酔っているなとイルカは可笑しくなってきた。

「じゃあ聞きますけど、カカシさんは俺をどうやって食べたいんですか?」

 どこか愉快そうなその言葉を聞いたカカシは、するりと手を伸ばしイルカの手を取った。そのまま自分の目の高さまで持ち上げると、指先をフニフニと軽く揉んでいたが、にっこりと笑ってみせた。

「指は思ったより肉が少ないんですね。あ、しっかりとした手って事ですよ。胼胝もありますし、柔らかそうに見えても結構筋張っているんですね。そうですね、手の平とかの肉が少ない部分は出汁を取るために煮込み、柔らかくなった所でから揚げにするのも良いかもしれないな」

 それとも出汁を取るために骨と一緒に煮込んで、肉が柔らかくなった所をほぐして、佃煮みたくしても良いかなと呟くカカシはそのまま手の甲を一撫ですると、スルスルとイルカの二の腕まで撫で上げた。

「イルカ先生。ここにちょっと力を入れて貰えます?」

 撫でられた掌に軽く力を込められたイルカは、カカシに言われるがまま二の腕に力をいれてみる。カカシは力を込めたその腕の筋肉の形を確かめるかのようにじっくりとゆっくりと丁寧に揉みこんでいく。軽い力ではあるが、服の上から揉みこまれ、イルカはぞわぞわとしたくすぐったさを感じて身を捩りそうになるが、カカシの真剣な顔を見て何とかこらえた。

「幾ら鍛えているって言っても、やはり二の腕の内側は柔らかいですよね。そこは煮込んじゃうのが勿体ないからそのまま焼いて食べたいですね」

 内側の柔らかな部分の感触を確かめるかのように擦りあげると、うんうんと小さく呟きながら何処か満足げに頷く。その仕草と会話のアンバランスさに、イルカは思わず笑いがこみあげてしまう。

「フフッ、傍から聞いたら凄い話ですよね。俺はそれなりに身長もありますし、気を付けないとあちこち血まみれになりそうですよね」
「あ、血と言えば、別に取っておいて余っている肉や小さな肉と一緒にブラッドソーセージにしたいです」
「ブラッドって血ですよね?そんなソーセージがあるんですか」

 初めて聞きました呟くイルカに、カカシは説明し始める。

「前に一度、遠方の過疎地での任務の時に出された事があるんです。そこの地方は家畜を育てるには少し厳しい気候の地域で、家畜は本当に貴重なものだそうなんです。だからこそ肉の一かけらも、血の一滴も無駄にしないようにと工夫を凝らし、その料理が出来たそうなんですよ」
「血入りソーセージ・・・。ちょっと想像つかない味ですね」
「レバーのような味がしました。香草も効いているので食べやすかったです。俺も血の一滴も無駄にせずに大事に食べたいですからね」

  肋骨の部分は濃い目のタレにしっかりと漬けてオーブンで焼いて、すね肉は良く煮込み、骨で取った出汁も使いデミグラスソースを作ってシチューにするのも良いですね。バラ肉は豆やトマトと一緒に煮込んでチリコンカンにして、内臓は煮込み料理に。あ、レバーは別にして臭みを取ってからパテにしたいです。イルカの体に手を這わせ、楽しげに話すその様子は、まるで小さな子供がサンタに貰うプレゼントの話をしているようだった。
 どこかウットリとした表情を浮かべて話すカカシの言葉を聞いていると、不思議とくすぐったい様な気持ちになる。食べられる対象である筈のイルカは段々と自分がとても素晴らしい物の様な気がして、気分が高揚してきた。

「カカシさんって面白いですね~。カカシさんの事、結構知ってるつもりだったんですが、こんな一面があるなんて知りませんでしたよ」

 クスクスと笑うイルカの事をカカシは不思議そうな顔で見つめる。

「そうですか?俺にしてみれば、自分が食べられるって話を笑いながら聞いているイルカ先生も十分に面白いと思いますよ。普通なら気持ちが悪い事を言わないで下さいって怒り出しそうなものですけどね」
「確かに最初は、酔っているとはいえ、何を話してるんだって思いましたよ。でもカカシさんの話を聞いていたら、段々と自分が凄く価値のある素敵なものに思えてきてね。何だか楽しくなってきたんですよ」
「だってイルカ先生は素敵なじゃないですか」
「そんな事を言うのは、酔ったカカシさん位ですよ」

 酔ってなくても言いたいけど、イルカ先生照れるでしょ?と子供のように首をかしげてみせるカカシの仕草を見て、イルカはふと思いついた。

「そう言えば、今の話の中に俺の首はどうするかって出てきませんでしたね。ねえ、カカシさん。首は一体どうするんですか?」
「首ですか・・・」
「ええ、首です。首は一体どうするんですか?」
「そうですね」

 小首を傾げて見せるイルカをカカシは真剣な顔をしてじっと見つめていたが、手を伸ばすとイルカの首にそっと沿わせてきた。そのまま少し考え込んでいたが、ゆっくりと首から手を離すと、まるで花が綻ぶかのような笑みを浮かべてみせる。そんなカカシの顔は初めて見るもので、イルカは思わず目を見開き見惚れてしまう。

「首は・・・折角ですから、銀の皿にのせて飾りましょうかね?」
「それは・・・ひょっとしてサロメですか?」
「ああ、流石は先生。ご存知でしたか」
「ええ、これでも一応教師なもので、それなりに本も読んではいるんですよ。俺としてはイチャパラのイメージしかないカカシさんがその話を知っている事にちょっと驚きましたね」
「俺だってイチャパラだけ読んでいる訳じゃないんですよ。均衡状態を保っている場所での任務で暇を持て余している最中に回して貰って読むことも多いんです。そんな場所での本は貴重品ですから、何でも読むんです」
「ではカカシさん。サロメのように俺が死んだら口付けをするんですか?」

 先ほどのカカシのように少し首を傾げてそう問うと、カカシも同じような仕草でイルカに問いで返してきた。

「じゃあ逆に聞きます。イルカ先生は、俺が貴方に口付けしたいって言ったらどうしますか?」
「さあ、その場になってみないと分かりませんね」
「ヨカナーンのように俺の事を拒否したりはしないのですか?」
「それはどうでしょう」
「なら・・・試してみましょうか」

 ゆっくりとお互いの顔が近づいて行く・・・お互いの吐息がかかるほどに近付きかけたその瞬間、「お茶をお持ちいたしました」と襖越しに声を掛けられ、思わずビクリと身を離す。部屋の中に入ってきた仲居はそんな二人の様子には気付かぬ様子で、手早い仕草でお茶を用意すると、柔らかな湯気を燻らせる茶器を座卓に並べた。カカシはそのまま仲居と小さな声で幾つか会話を交わしているから、幾分手持無沙汰なイルカは自分の前に置かれた茶器を手に取った。覗き込んだそこには少し顔を赤らめた今まで気付かなかった何かに気付いてしまった自分の顔が映っていた。

     *****

 店の外に出ると、すっかり夜も更けてキンとした空には星が瞬いている。
行きましょうかとカカシに肩を叩かれたイルカは思わず飛び上がりそうになる。さっきの出来事を思い出すと、来る時までは気にもならなかった仕草の一つ一つが今では違って見えてしまう。跳ねあがりそうになる心臓を誤魔化す様に大きく息を吐くと、ハアと吐かれた息は冷たい空気に白く溶けていく。そんなイルカをカカシは目を細めて見つめていた。

「イルカ先生、おなか一杯になりましたか?」
「もう十分です。カカシさんこそお酒ばかりで物足りなくないですか」
「そうですね。・・・確かにまだ何か物足りない気がします」
「じゃあどこかに寄りませんか?今度は俺がご馳走します」
「本当ですか。それでしたら是非とも食べたいのがあるんですが・・・」

 少しだけ空いていた距離を埋めるように一歩イルカに近付くと、カカシはイルカの耳元に口を寄せ囁いた。

「俺は物足りないんで、さっき話したのとは違う意味で、イルカ先生の事を食べてしまいたいんです。もし良ければ食べさせていただけませんか?」

 イルカの全身が嬉しさでぶわりと一気に粟立った。自分がご馳走するという言葉を言った時、何処かでカカシのその言葉を期待した自分がいたのをイルカは知っている。ゴクリと唾を飲み込み、何気ない調子で答えを返す。

「俺が美味しいかどうかは判りませんが、カカシさんが良ければどうぞ」
「ああ、本当ですか?勿論美味しいに決まっていますよ」

 どこか神妙な顔をして頷きながら言うカカシに思わず笑ってしまったが、ふと真面目な顔になると自分もカカシの耳元に唇を寄せ囁いた。

「実はね、カカシさん。さっきの話を聞いて、俺も貴方に食べられたくなったんですよって言ったら、カカシさんはどうしますか?」
「それは話したかいがありましたね。俺はね、あなたの事がずっと食べたくて食べたくて。でもずっと我慢していたんです。ああ、やっと食べれますね」
「出来ればお手柔らかにお願いします。もしカカシさんの口に合わなくても、残さずきちんと食べてくださいね」 
「出来るだけ努力させていただきます。残す訳無いでしょう?もし他の誰かに欲しいって言われても、欠片だって分けてあげませんよ」

 にんまりと目を細め満足そうな顔でそう言うと、カカシはその手をするりとイルカの腰へと回してくる。イルカは甘えるようにカカシ擦り寄り顔を近づけると、カカシの口布に指を掛けそっと引き下ろした。

「俺はまだ首を切られるのはごめんなんです。だから、どうぞカカシさんの好きにお召し上がりくださいね」

カカシはその言葉にクスリと笑ってみせた後、顔をグッと近づけてきた。

「では、お言葉に甘えて・・・」

「「いただきます」」

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